便利なプラスチック……特に避けたい「塩化ビニル」製品のご紹介
プラスチックの中に「塩化ビニル(ポリ塩化ビニル)」というモノがあります。
これ、実は「特に避けたいプラスチック」なんです。と言うのも、塩化ビニルに使われる添加剤「フタル酸エステル」には、環境ホルモンの疑いが。
食品衛生法でも、
と決められています。これ、「基準がユルユルの日本でも規制されるぐらい、毒性が高い」ということです。(日本は色々と規制が緩いんです。詳しくはコチラ:あなたは「本当の食べ物」を食べていますか?)
けれども、身近なものにも結構使われているんですよね。どんなところで使われているのか、ココでご紹介します!
軽くて便利 塩ビ管
建築資材として活用されている塩ビ管(塩化ビニル管)。
これは塩化ビニル製。どんな添加剤が使われているかは分かりませんが、噛まない方がよさそうです。
こんなおもちゃ、ありませんか?
塩化ビニルの特徴は「しなやかで、やわらかい」こと。だから、子ども用おもちゃに使われていることも……。
ロバ
このおもちゃ、お持ちの方も多いのでは?
これも塩化ビニル製。耳につかまってボンボン飛び跳ねたり、かじったり舐めたり……していませんか?
アヒル
小さなお子さんがいるご家庭のお風呂にありそう。
このアヒルも塩化ビニル製です。
ちなみに、世界を旅する巨大アヒル「ラバーダック」
あれにも塩化ビニルが使われているようですね。
こんな所にも⁉
そして、こんな所にも塩化ビニルが使われていますよ。
プラスチック消しゴム
プラスチック消しゴムには、塩化ビニルが使われています。
原材料に「PVC」とありますが、これは「polyvinyl chloride(ポリ塩化ビニル)」の略称。
だから、あんなにやわらかいのです。
ビンのフタ
ガラスビンはどこのご家庭にもありますよね。ビンのフタには塩化ビニルが使われています。
このビンの詳細を拡大すると
パッキンとは、フタの内側の、ガラスと直接当たる部分。ちょっと白くて弾力があるものが張り付いていますよね。そこです。
このガラスビンが特別なのではありません。日本で流通しているガラスビンのフタは、大体このタイプです。
塩化ビニルの毒性は?
塩化ビニルの毒性は、「プラなし生活」で詳しく紹介されています。
ココのサイト管理者は、プラスチックの専門家。
右側の本の著者、中嶋亮太さんです。ちなみに、2022年夏ぐらいに脱プラの指南本を出版するとのことです。出版されたら、ココでも詳しくご紹介しますね!
正しく知って、自分で考えよう
……こんな感じで、身近なモノに意外な化学物質が使われています。レシートにはビスフェノールAが使われていましたし(ひょっとしたら、今もそうかもしれません:詳しくはコチラ)。
塩化ビニルには塩素が入っています。ですから、高温(800℃以上)で焼かないと、ダイオキシンが発生する可能性がありますよ。
化学物質は、どこでどうなるのか予測ができません。だから、色んな人がいろんなことを言いますが、自分で情報を探し、知り、考え、どれを信じるか選びませんか?
なぜなら、何を選んだか分かっていれば、問題があった時、根本的な原因にさかのぼるのがカンタンだからです。
この他にも、いろんな所で使われているプラスチックに関してまとめました。
脱プラしたいのに、逆にプラスチックを使っていたら悲しいですよね。興味のある方は、ぜひご一読ください!
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