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全ての大学生は朝食をとるべき
東京にきて一ヶ月たった。
ここであえて上京という言葉は使わないでおこう。私が住んでいるこの場所は完全に田舎なので。
週に一回程度、大学に行くためだけの一人暮らし。都会じゃないからリアルな他人によって感性が傷つけられることは殆どなかったが、自分で自分の感性を目の荒いヤスリにかけるには最悪に最高な環境。
進展のない生活は急激な変化以上の苦痛だった。
YoutubeやInternetで失敗のしな
【短編小説】花落知多少
5月6日
何かがおかしい。
いや何かで形容や表現できるほど狭いものではなく、すべてがおかしい。なにかおかしい。今握っているシャーペンも、コーヒーの味も、鏡に映る僕の顔も、くだらないコマーシャルも、そしてここから見える夕焼けも、それは実にそれそのものであると知覚できるのに。
実際はそれでないような。何かがかけているというわけではないのだが、違うと感じてしまう。部分的におかしいのではなく、全体的