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eスポーツへのあこがれ

私はゲームが下手だ。

それはそれは壊滅的に下手だ。昔のマリオですら、ろくにクリアできなかった。

でも、ゲームをやっているのを見るのは好きで、いつも弟たちがゲームをしているのを見ていた。

初代ファミコンが出た時も、もちろん並んでゲットしたし、「信長の野望」と言うパソコンゲームが出た時も、弟はパソコンごとねだって買ってもらいゲームをしていた。(うちの親は基本なんでもダメとは言わなかった。それが良かったのか悪かったのかはわからない)

私は、弟の後ろで「信長の野望」をひたすら見ていた。私たち姉弟は、戦国武将についてやたら詳しくなった。歴史の勉強には役に立ったと思う。

弟たちは、そこそこゲームがうまかった。

RPGや格闘ゲームなど、色々やった。

いまでこそ当たり前だが、PCエンジンが出た時は、声優がキャラクターの声を当てゲーム内で喋るというのが、当時本当に革命的だった。

PCエンジンのゲーム「天外魔境シリーズ」は、めちゃくちゃ好きで、特に「天外魔境Ⅱ」は本当に好きだった。PCエンジンの最高傑作だと思う。

私はオタクだったので、その作品の同人誌を何冊作ったか覚えていないほど作ったし、好きだった(笑)

初めて自力でクリア出来たゲームは「天外魔境ZIRIA」。あとクリア出来たのは「カブキ伝」、「天外魔境ZERO」くらいだ。

↑OP音楽は坂本龍一。曲が最高に良い!


↑Ⅱはプレイ時間は余裕で80時間かかった。音楽は久石譲。壮大。

↑「天外魔境Ⅱ」は、これさえあれば現在でもプレイ可能。他PCエンジンの名作が多数入っている。



アーケードゲームが流行った時も、かなりハマった。格闘ゲームだけは、私でもマグレで勝つことが出来たので、弟や親友と対戦をした。

「餓狼伝説」「龍虎の拳」「侍魂」は、かなりやっていた。

↑「侍魂」「餓狼伝説」「龍虎の拳」などのSNKのゲームがこれ一台でプレイ可能!いい世の中だ…😭


「侍魂」は世界観ごと好きだったので、同人誌を何冊も描き、よくゲーム雑誌なんかにも取り上げられていた。

とある出版社の編集さんに「侍魂の漫画を描いて欲しい」と冬コミの会場で依頼された。

それまで、読者投稿での掲載は良くあったが、直接商業誌での依頼は初めてだったので、嬉しかった。

まさか、直々にゲーム会社の添削が入るとは、その時は思いもしなかったが…😅

しかし勉強になったし、仕事しながら漫画を描くことの厳しさを知り、とても良い経験になった。

確か原稿料は20ページ弱で10万円位だった。

ネームから仕上げまで、1ヶ月まるまるかかった。軽く死んだ。残業の後に描くので、眠れなかったし、もうしたくないと思った。

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そのあと、サクラ大戦などにハマったが、結婚したこともあり、弟の後ろでゲームを見ることが出来なくなった。

↑「サクラ大戦」は「天外魔境」と同じ広井王子氏が手掛けたゲームだ。





時は流れ、うちの子供たちもゲームをするようになった。

子供らは何故か、それほどゲームにのめり込まないし、余りゲームを欲しがらなかった。

私は基本、ゲームは好きなだけやらせたし、ダメだとも言っていない。ただ、私はやはりゲームは下手くそなのでやらなかった。それが原因かもしれない。

今は実況動画もあるので、弟がゲームをしているところを見る必要もないのだ!なんて便利な世の中だ!

息子は、小さい頃から、カービィかマリオメーカーか、マインクラフトかスマブラばかりしていた。

DSからWii、Switchまで時は流れ。

現在、娘はスマホで刀剣乱舞やツイステ、息子は相変わらずスマブラをしている。

コロナで登校出来なかった間、ひたすら物理と数学とスマブラを極めていた息子。

ネット対戦で、かなり好成績を出していた。YouTuberとの実況対戦にも参加していたらしいし、学校のスマブラ大会でも優勝していた。

実は、スマブラ好きのビジネスYouTuberイケハヤさんの得点を超えていた。

あのイケハヤ氏に言われた!?!

なかなか凄いことなのでは?!

今はeスポーツもあるし、ゲームが職業にもなる時代だ。私は偏見はないし、やりたきゃやりなさい。とりあえず、生活の基盤の仕事を作り、その上でプロゲーマーを目指したらいいんだ。大会に出なよ〜と息子に言うと

「ん〜、ただ面倒なんだよね〜」と曖昧な返事をした。

息子は、高専でロボ研にも入っているし、ロボット作りと、高専仲間でゲームを対戦する楽しさが優って、まだゲームで世界を目指すほどではないようだ。

しかし、ゲームが得意なのは素直に羨ましい。

私もダンナも下手なのに、子供らは楽々とゲームをクリアしてゆく。

私が息子のようにゲームが出来たら、きっとeスポーツを目指すだろうに…。

憧れのeスポーツ。

なかなかうまくいかないものである。


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