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商談相手をSNSでミュートしてたことがバレて、失注した話

40’s Biz talkは法人営業やBtoBマーケティングが専門の40代男性2人、杉本浩一柳澤大介がお届けするポッドキャスト番組。

音声番組の内容を読みやすく要約してnoteでお届けしています。第26回は「仕事でやらかした!大失敗シリーズ(柳澤編)」です。

サマリー
・柳澤さんが大口商談でやらかした話を振り返る
・クライント候補をXで“ミュート”してたのがバレる
・営業がSNSで発信するときに気をつけるべき点とは


それでは、本編の内容をお届けします。


大口商談の場でやらかした話

杉本:前回に続いて「仕事でやらかした話」ですが、柳澤さんはどうですか?

柳澤:杉本さんの話を聞いてたら、僕も商談でやらかした失敗を1つ思い出したので、それを話していいですか。

つい最近なんですけど。 うちの会社でXのコンサルやソーシャルセリングみたいなサービスも提供してるので、その商談があったんです。

商談相手はスタートアップの社長。ラウンドはシリーズBぐらいかな。数十億調達して、メディアにもバンバン載ってるイケてる若手起業家です。

お互いにメリットがある提案だし、興味を持ってくれると予想してたんです。

案の定、入りから調子いいわけですよ。「柳澤さんの投稿よく見ますよ」みたいな感じで。「僕もこれからは特にXに力を入れていきたいんです」って言ってくれてね。

いろいろ教えてくれるんです、現状の取り組みとか。僕もその方のアカウントを見て、「ここはもっとこうした方がいいですよ」とか、「プロフィールはこういうふうに作りましょう」とかアドバイスしたり。

で、サービス説明をしたら、サービスもいいですね、うちにぴったりですと。

「ああ、これは決まるな」と思ったんです、比較的大口の商談。でもその社長は「実はもう僕はコンサルを受けています」と。

でも会社としてSNSに力を入れていきたいので、僕じゃないメンバーをサポートしてもらいたいって話になったんです。

そして、この人なんですけどって言われたのが、その会社のCOOの方なんですよ。

クライアントの偉い人をミュートしていた

柳澤:COOの方のアカウントを検索したら出てきたので、「ああこの方ですね」って、一緒に見たんです。

その画面を僕が検索して出した時に、僕がやっちまったなと思ったことなんですけど、なぜか僕、その方のアカウントをミュートしてたんです。

杉本:えええぇぇぇぇぇぇえ!!!なぜミュートしてたんですか(爆笑)

柳澤:その方の投稿はなんか“作られたっぽい”投稿というか、bot的な投稿だったんです。それがノイズっぽく感じて、相互フォローなんだけど、ミュートしてたんですよ。

杉本:なるほどね。

パッと出た瞬間に「ミュートしてます」って出てるんで、Zoomの画面からシュッて下げたんです。これは気づかれなかったかもしれないなっていうレベルでサッと引っ込めた。

「危ねー、この大口の商談、失注するぞ」と思って。「ちょっと待ってください」って言って、投影していた画面からXを引っ込めた。

その時点でちょっと不自然ですけどね。一緒に見てたのにその画面からシュッって引っ込めて違う画面にしてるんですよね。それからミュートを解除したんです。

で、画面をシュッて戻したんです。その間、まあ3秒ぐらいですよ。

そしたら、その戻した画面に「ミュートが外れました」っていうポップアップが出てきたんです。

杉本:グァハハハハハ!!!!余計に目立つじゃん。

柳澤:そうですよ。2〜3秒遅れて余計なポップアップが出てきた。

「あなたはミュートを外しました」みたいなのがピュッて出てくるんですよ。絶対見てるんですよ、その社長も。

杉本:ですよね(爆笑)。え、でもどうなんだろう。こういう理由でミュートしましたって言うのはダメなのかな。

柳澤:僕はパニックだし、それには触れなかった。でも気付かれる訳にはいかないので、冷静を装って最後まで話したんです。もしかしたら気づいてないかもしれないと思って。まあ絶対気づいてるんですけどね。

杉本:え、それはちなみに結果はどうなったんですか?

柳澤:でね、最後に価格を聞かれて、「もう少しディスカウントできませんか?」みたいな話も出た。

杉本:進んでるじゃないですか。

柳澤:そう。意外と、もしかしたら決まるかもしれないなと思って。商談が終わった後で特別条件の見積もりを送ったんです。

その後、音信不通になりました…。

杉本:まじっすか。そうなんだ。でも、見積もり出したのに音信不通ってことは何だろう。気づいてたら、そもそも見積もり出すまでいかなくない?

柳澤:真相は不明だけど、まぁ建前で見積もりの話をしたのかな。返信はなかったですね。まあまあでかくて、500万円の商談だったんですけど。

杉本:それは痛いですね。痛いですけど、でもしょうがないよね、ミュートしたかったんだもんね。

柳澤:でも、このポッドキャストで話題になったからまあ、相殺されたかな。

SNSでのネガティブな発言には注意

杉本:大丈夫? 取り返せてるのかな(笑)。ちょっとそれに関わるかもしれないですけど、ミュートって別に悪口ではないと思うんですけれども、基本的にやっぱり悪口・陰口とか何かについて叩かない方がいいですよね。

柳澤:そうですよね。

杉本:いつどこでその人と繋がるかってわからないじゃないですか。俺も完全にできてるとは言い難いんだけれども、ツイッターでは基本、「ここいいよね」って僕は褒めるようにしている。

いいよねって思ったことを投稿してるんですけど、でもちょっとこれはうざいなって思う場合とか、これはちょっと顧客体験として良くないとか、意見がある時もあるわけですよ、ある企業とかに対して。

そういう時にツイッターでそれをつぶやいたりすると、意外と見てたりするわけですよ、お客さんが。最近だと皆さんエゴサするよね。

僕もこの前の商談で、初めましての人だったのに、「あれ杉本さんって、あれですか、Facebookでコレコレこうで、あれツイッターで1.8万人の…」みたいな、その場で検索を始めるんですよ。で、投稿を見られて、その後フォローされるみたいな。

普通に言ってくれたからいいけど、たぶん言わなくてもやってる人もいるから。例えば入ったファミレスで、何かこれがまずかったとか、何かこれは良くないとかって言ってたら、だれかに見られてるかもなって思って。

でね、ちょっと難しいのは、競合のA社とB社がいて、A社を褒めている時。B社の悪口を言ってるわけじゃなくてA社を褒めてる。

B社の人がそれを見て、「こいつA社寄りだな」みたいに思われるとか。でもそれを気にしてると何も発信できなくなっちゃうから、基本、悪口を言うのはやめようと。

褒めるのはやろう。で、もう一社から「こいつA社寄りだな」って思われるんだったら、もうそれはしょうがないって思うようにしてる。

さっきのミュートもそうですけど、僕はミュートしないんですよね。どんなにひどくてもミュートはしない。むかし「杉本の存在は子供の脳に良くない」って投稿してきた精神科医の人は、僕もブロックしましたけど、それが唯一じゃないかな。

柳澤:(大爆笑)。杉本の存在が子供に良くないって。

杉本:そうなんですよ。杉本の存在は子供の脳にとって良くないとか言い始めた精神科医の人がいたんです。

柳澤:それはヤバいっすね(笑)。

杉本:本当にヤバいですよ。それはブロックしましたね、さすがに。それ以外はブロックもミュートもしたことない。でもひどくない?杉本の存在は子供の脳に良くないって、まあまあなワードですよね。

そんなことないだろって。そんな悪いことしてないって思うんだけど。

開脚おじさんだけはミュート継続中

柳澤:その一件があってから、SNSの仕事をしている以上、何があるかわからないから、ブロックとミュートは外したんです。

ただ、一人だけ外してないのがあるんです。それはXじゃなくてFacebook。そんなに親しい知人じゃないんですけど、ジムで開脚してストレッチしている写真を投稿する50代中盤のおじさまがいるんです。

開脚もあれですよ、体操選手みたいな、もうT字で足を広げて股が裂けちゃうぐらいの。

で、もう体を前傾してべったりつける。それを両手で前にローラー付きの重りみたいなのを持ってやる。僕、それを見てて、とてもハラスメントに耐えられなくて。

杉本:それはそうだね。ちょっと嫌ですね。

柳澤:それを毎日やってくるので、さすがにミュートしたままです。

杉本:それはもうしょうがないですよ。仮にその人がビジネスで来たとしたら、それはやめましょう。しょうがないですよ。

僕も精神科医の人をブロックしたことが理由で何かあってもしょうがないですよ。「俺の存在が子供の脳にとって悪いとか言いやがって」ってこっちが逆に言いますよ。

それはもうしょうがないです。こちらも言っちゃなんですけど、客を選びますよ。


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