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「ワクチンの週末」。2021.5.22.

 ワクチンのことで、振り回され始めた。

 そして、不安なニュースが入ってくる。

雨上がりの朝

 毎週土曜日は、午前9時前に家を出る。

 地面は湿っていると、いうよりは、まだ濡れている。
 本当に雨が上がったばかりのようだ。
 曇りで、濃い灰色の空が、どんよりと広がっている。

 歩く前を2人のジョガーが、先を走っていく。
 病院の前には、年配の男性が2人、女性が1人。今日は、けっこう距離を縮めて並んでいる。

 向こうから、アンダーアーマーのシャツを着て、マスクをして、ジョギングで、すれ違う男性がいる。

 女性が運転する自転車とすれ違ったとき、歌声が聞こえてき。振り返って目で追ったら、後ろの座席の小さい女の子が何かを歌っていて、確かに一心不乱で、歌い続けているのだけど、何を歌っているのか、分からないままで、遠ざかっていく。

 おにぎりなどを売っている店の前に、さっきの2人のジョガーが、何かを買おうとして待っている。先客が、何を買うか迷っているようだ。

 そこを通り過ぎ、駅に近づく。
 1000円カットの店の前には男性が2人並んでいて、先頭の人は、扇子で、自分をあおぎ続けている。足元に、水に浸って道路に落ちている黒いマスクがある。その向かいの牛丼屋には、客が3人見えた。

 気温は、少し低めに感じる。

 踏切を、女性のジョガーが、何かを飲みながら、渡っている。

 何だか活気が、あちこちにある。
 もう、今の「緊急事態宣言」を前提として、生活していくしかないのだろう、と思う。

窓が開いたエアコン

 そういえば、出かける前にテレビを見ていたら、お茶で、〇〇プレゼント、というキャンペーンを始めていた。春のパン祭りなどを除けば、そういうキャンペーン自体を目にする機会が少なかったように思う。それは気のせいかもしれないけれど、「自粛」なのでは、と思っていた。


 駅につき、電車がきて、電車に乗る。

 空席があちこちにあって、でも、車両で立っている人も、自分も含めて4〜5人くらいだった。

 窓が開いていて、エアコンも入っている。
 これから、ずっと、今年も、この状態が続くのだろう。

 運転のアクセルとブレーキのバランスが悪くて、やけに揺れる。
 次の駅で空き、1人おきの「距離」を取れて、座れる。珍しいことだった。

 終点の駅に着いて、人の流れは、やはり多く強く、違う路線の改札を入って、アルコール除菌を、今日も1人だけだったけど、使って、階段を降りたら、電車の屋根は見えたけれど、ちょうど出発するところだった。

ワクチン接種会場

 5分後には、次の電車が来る。

 ドアのそばに立っていると、両サイドの座席に座っている女性が、1人ずつ、スマホを横にしてゲームをしていた。

 駅をいくつか過ぎる。

 空は、さっきよりも、少し明るくなってきている。

 駅で降りて歩く。

 公共の施設で、腰のあたりに四角い紙を持っている人がいて、何だろうと思ったら、「ワクチン接種」の会場を示す表示だった。

 もうワクチン接種が始まっているところもある、という少しの驚きと、あとは自分が住んでいる場所との違いに、どうしても少しわき起こってくる、うらやましさ。

 なんで、一斉にスタートできなかったのだろう。そのことで、より不安と混乱が起きるのにと、思う。




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