2リットルのアイスに手を出してしまった
毎年のようにアイスが小さくなっていくような気がする。それは、最初は価格を上げることなしに、サイズをかえることによって、実質値上げをしているということだった。
悲しい値上げ
それに加えて、2023年あたりからは、価格自体も上がってきたので、スーパーに行くたびに、その値段を見て、しかも、何ヶ月かの間に何度も価格がかわっていくので、少し悲しくなることが多かった。
それは値上げをしないと景気が良くならず、そうならないと給料が上がらない、などと誰かが言っていて、値上げを嫌がることを「悪いこと」のように指摘しているのを見ていたけれど、結局のところは給料も上がらなかった。
26ヶ月マイナスということは、2年以上、実質賃金が下がり続けたということで、私は常勤で働いているわけではないけれど、もっと貧乏になっていくような気がしていて、やっぱり悲しかった。
それでも、特に夏になるとアイスを食べたくなる。今まで買っていたスーパーカップは小さくなって、もうスーパーと言えなくなってしまい、だから、スーパーマーケットのアイスの棚を見て、それまでは一回に支払う金額が多いから関心がなかった1リットルのアイスが気になるようになり、自分の粗い計算能力でも明らかに、100円台のアイスをいくつも買うよりも安かった。
このアイスを買う時は、冷凍庫のスペースを開けないといけなかったけれど、最初に1リットルのアイスを購入して、開けたときは、これで、しばらくアイスを食べてもなくならないと思って、ちょっとうれしかった。
ただ、たくさんあると思いすぎて、一回あたりに食べる量が少し増えたような気がして、だけど、そこまで考えすぎると、悲しさを通り越して、嫌になってしまうから、そのあたりはあまり考えないようにした。
それでも、そのことで、アイスに関しては、ちょっとした豊かさが加わったように思う。
海外の遠さ
2024年になっても、いろいろなものが値上がりし、円安が進んだ。(だけど、その影響については、よくわからないが)
これまで海外に行ったのが仕事でアメリカとイギリスで合わせて1ヶ月半くらい。さらには唯一の海外旅行だった東欧へ行ったのが約1週間。どちらも20代だから、かなり昔のことになるし、その後は、飛行機自体が縁遠くなった。
時々、海外の情報を知ることはあるけれど、今になって、しかも円安が進むと、その予定は全くないとしても、さらに行けなくなって、このままフランスも、スペインも、インドも、アフリカ大陸にも、一生一度も行くことがないのかもしれないと思うと、ちょっと悲しくなる。
2リットルのアイス
夏になり、暑くなると、アイスを買うことが増える。
それは一種のぜいたくだけど、特にソフトクリームが好きな妻を見ていると、やっぱり時々は買いたくなる。
それにバニラアイスのカップがあると、クッキーなどに添えると、ちょっとおやつのグレードが上がって、おいしく食べられたりもするので、やっぱりあるとうれしいし、便利だったりする。
それで、今年も大きいアイスを買うかどうかを考えるときに、妻と相談をした。
一番近くの小さめのスーパーで1リットルのアイスを買っていたのだけど、少し遠く、だけど、アイスのケースが大きいスーパーには2リットルのアイスがあるのを確認していた。値段も、1リットルを2つ買うよりも明らかに安い。
ただ、購入するとしたら、近くのスーパーだったら、やや急ぎ足で帰ってくれば、酷暑日であっても、それほど溶けないはずだけど、今の暑さだと、そのスーパーでドライアイスをもらわないと、溶けてしまうような気がした。
氷をもらって、肉類などの購入時には使えるけれど、それはただ、その機械の前にいって、ビニールに詰めればいいのだけど、ドライアイスはレジで一声かけないと、もらえない。
その一手間があるだけで、しばらく2リットルを買うのをためらっていたが、あるとき、「できれば」という言葉はついていたのだけど、買い物のメモに「2リットルアイス」とあったので、ちょっとだけ気持ちを整えてスーパーで買うことにする。
いろいろと買い物をして、最後に自分よりも背の高いアイスのケースの前に立ち、さっとドアを開けて、パッと2リットルのアイスをカゴに入れる。ちょっと重い。当たり前だけど、2キロはある。
それから、その日に限って、ちょっとスーパーは混んでいて、レジの列に微妙な焦りを持ちながらも並び、さらに、初めてのことなので、少し緊張しながら「すみません、ドライアイスをもらえませんか」とスタッフの男性に声をかける。
バーコードをかざして、値段を伝えてくれるときに、ゲームセンターで使っていたような銀色のコインを渡される。これを使って、ドライアイスをもらえる。
いつもは氷の機械に行くのだけど、その隣の自販機感の強めのドライアイスの装置の前で説明を初めて読む。それほど難しくなさそうだけど、ちょっと緊張しているから、理解力も遅くなっているが、その途中でもう一人、そばに女性が立っているのがわかる。
「--あの、ドライアイスですか---」みたいな声をかけたら「はい」と言われて、先で大丈夫ですか、と確認し、そこからはちょっと急いで、ドライアイスを確保する。
こんなに少なくても、あの煙がやっぱり上がっていると、ドライアイスを実感する。
たくさんのアイス
スーパーから家に帰って、2リットルのアイスを、妻が冷凍庫におさめてくれた。
よく入ったと思ったけれど、なんとかしてくれて、それに感心もする。
それから、少し経って、暑い日に、ミックスフルーツゼリーと、バニラアイスを混ぜることにしてくれた。
2リットルのアイスを冷凍庫から出して、パッケージを開ける。
フタのすぐ下にアイスが盛り上がっている。
アイスのプールみたいだった。
1回分のアイスをスプーンですくう。そんなに硬くないから、スプーンも曲がらなくてすみそうだし、それほど力がいらなそうだから、妻でも大丈夫そうで、それは良かったと思う。
おいしかった。
まだたくさん残っていて、心強い。
これで食べすぎたり、一回あたりの量も多くなることはありそうだけど、それでも、今までよりはお金のことを気にしなくて良さそうなのは、ありがたい。
夏の間は楽しめそうだし、これを食べ終わったら、この2リットルの違うタイプにしようかとも思っている。
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