いろいろなことを、考えてみました。

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「陰謀論」を、信じられなくなった理由

「陰謀論」を、信じられなくなった理由

 不安が多い時ほど、『あれは実は裏で…』というようなことが、真面目な口調なシリアスな文体などで語られるようになり、そして、ある特定の団体や、人種や、国の名前や、意外な方法などがあがり、どんなことでも、世界は、誰かの意図で動かされている、といった結論になる。  厳密にいえば、間違っているのかもしれないが、私にとっては、それが「陰謀論」であり、「デマ」だと思っている。大小さまざまな出来事の全てに「あれは、実は…」が潜んでいて、必ず、そんなことを語る人がいて、それなりに筋が通って

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「車イスだけが、ここを通るわけじゃないですからね」……駅員にかけられた言葉から考える②

「車イスだけが、ここを通るわけじゃないですからね」……駅員にかけられた言葉から考える②

 かなり前の出来事になるけれど、車イスを押している時に、電車の乗り降りの際に、駅員からかけられた言葉のことを、改めて考えた。 「そちらがよくても、こちらが困るんです」。  それは、聞いている方も微妙に嫌な気持ちになるのだけど、言葉を発する方も、切羽詰まっている状況だったのではないか、と思えた。それからずいぶん時間がたっても、その発言を生んだ組織の論理みたいなものは、決していい方向に行っていないのではないか。  こうして、何か違和感を表明すること自体が、波風を立てるとみら

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「そちらがよくても、こちらが困るんです」…… 駅員にかけられた言葉から考える①

「そちらがよくても、こちらが困るんです」…… 駅員にかけられた言葉から考える①

  今の時間の流れのテンポでいえば、もう昔の話になってしまうのだろうけど、今年の春に、「車椅子の電車への乗車」に関して、「論争」が起きていた。  この話を読んで、こうした出来事が、今も「ワガママ」と言われていること。そして、駅員が「エッセンシャルワーカー」として語られていることを知り、昔の出来事を、改めて考えようと思った。 車イスでの移動  とても個人的で狭い経験に過ぎないけれど、私は家族の介護をしていた。そして、妻の母親(私にとっては義母)は、立ち上がれないような状況だ

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ドラマ10 『半径5メートル』 「変われない男」も描いた最終回。

ドラマ10 『半径5メートル』 「変われない男」も描いた最終回。

 ドラマ「半径5メートル」の最終回を見終わってから、すでにかなりの時間がたった。  最初は、活字媒体に関するテレビでの描き方は、これまで何度も「ひどい」と思われることがあったので、それほど期待もしていなかった。  以前は、活字媒体に対しての、映像メディアからの見方が、やや歪んでいたせいもあったかと思うけれど、それは、おそらくは活字媒体の方が、いわゆる「偉かった」時代のなごりで、そんな風に描かれることは、すでに昔のことになっていたから、自分の感覚が「古く」なっていただけかも

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「ごぼう抜き」が与えてくれたもの。

「ごぼう抜き」が与えてくれたもの。

 もう、あまり言われなくなったのかもしれないけれど、陸上競技などの場面で、よく使われていた言葉が、「ごぼう抜き」だった。 リレーのアンカー  例えば、小学校や中学校のリレー競技。    それも多人数が参加して、アンカーと言われる最終ランナーに至るまでに、すでにかなりの差が開いている。そして、最後のランナーにバトンが渡されて、その最後尾に近いところから、圧倒的に早いランナーだったら、前を走る人間を次々と抜いていって、場合によっては、トップでゴールを駆け抜ける。  この状況

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「理想のシェアハウス」には「コーディネーター」が必要ではないだろうか。

「理想のシェアハウス」には「コーディネーター」が必要ではないだろうか。

 最近、「人がいっしょに住むこと」が、テーマになっているドラマが始まった。  これは、主に「家族」がテーマになっている話でもあるようだけど、久しぶりに、ふと、何かの時には、一度は「シェアハウス」に住む経験もしたいような気持ちになった。  それは、テレビなどで見た、同業者でもある、芸人(男性3人、女性1人)の「ルームシェア」の様子が、とても楽しそうに見えた、という影響もあると思う。  ちょっとでも冷静になってみると、「結局、そこに誰がいるか」「どんな人といっしょに住むか」

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「コロナワクチン接種1回目」からの「48時間」

「コロナワクチン接種1回目」からの「48時間」

 ワクチン接種券が入っているオレンジ色の封筒が、2021年6月25日の夕方に着いた。 ワクチン予約 自治体のワクチン接種は、医療従事者以外では、高齢者に関しては、すでに始まっていて、私自身も、同行もしている。さらに年齢が低い人間は、自分も含めて、いつになるのかわからなかったのに、気がついたら、こうしてワクチン接種券が届くようになったのだから、確かにスピードアップがしているのだと思う。  中を見たら、大田区の予約は「7月7日から予約開始」といった文章を見つけて、まだしばらく

国立新美術館は、厳密に言えば「美術館」ではないらしい。

国立新美術館は、厳密に言えば「美術館」ではないらしい。

 国立新美術館は、国立の美術館としては、一番新しい。  2007年に開館してから、魅力的な企画展もあり、何度も足を運んでいる。  国立新美術館は、コレクションを持たず、国内最大級の展示スペース(14,000m2)を生かした多彩な展覧会の開催、美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及など、アートセンターとしての役割を果たす、新しいタイプの美術館です。  この言葉に対して、開館当時に微妙な違和感はあったものの、それを責任と覚悟を持って継続していくのであれば、「新し

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「世論調査」の電話がかかってきた。

「世論調査」の電話がかかってきた。

 先週のことだけど、都議選の前の、午前11時半頃、電話が鳴った。  少しの沈黙の後、声が聞こえた。  世論調査です。テープで失礼します。2分ほどで終わります、ということだったので、これまで答えたことがなかったけれど、なんだか協力しようと思ったのは、実際には何が聞かれるのだろうか、とちょっと興味があったからだった。 質問項目  菅政権を支持しますか。しませんか。  小池都知事を支持しますか。しませんか。  支持政党はありますか?  都議選大田区では、誰に投票しますか?  最

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とても久しぶりに、「目標」だった「その人の名前」を聞いて、失望した理由を、考える。

とても久しぶりに、「目標」だった「その人の名前」を聞いて、失望した理由を、考える。

 「その人の名前」を、久しぶりに聞いたのは、自分にとっては意外な場所だった。 記者会見での発言 このラジオ番組では、TBSの澤田大樹記者が、政治のことを語るコーナーがあり、今は、コロナとオリンピックの話題が多く、この2021年6月25日の放送でも、オリンピック関連の話が多かった。  その中で、突然、昔から一方的に知っている人の名前を久しぶりに聞いた。  「その人」は、スポーツライターとしての先駆者であって、「その人」の存在があったから、自分もスポーツの現場で働こうと思っ

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「努力が報われないこと」について、もう少し考えた方がいいのかもしれない。

「努力が報われないこと」について、もう少し考えた方がいいのかもしれない。

「報われない努力」について、考えることが多くなったのは、大げさにいえば、自分がそういう「運命」の中にいることを、いよいよ認めざるを得なくなったからだと思う。 野望を持たないこと こうした文章↑を書いて、それで、覚悟がある程度は決まった。さらに、努力が報われるかどうか、といったことを思うのは、どちらにしても、どこか野望というか、欲が深い自分がいるから、ということに気がついたせいもある。  例えば、ミュージシャンの和田唱が、ラジオ番組で、「これからの野望」を聞かれて、こうした

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