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王子さまのいないシンデレラ姫、


自分が何なのか分からなくなってしまった。
夜中、ひとりで食べるアイスは味がしなかった。
窮屈な日常から乖離するようにベットに仰向けになる。私を侵食する。

傷つくために生まれてきたわけなくて、幸せになりたくて生きているわけでもない。誰のために何をしたいかなんて考えたことがなかった。

ほんのり甘い卵焼き、あたたかかったな、私にかける言葉には愛情のあの字すらなかったのに

私って少女であることに縋って生きてきたからさー
14歳の時に観た映画、好きだった人の息遣い、かかとが潰れた上履きって原液ほど濃かったし、そこに適度なんて存在しなかった。ね。

少女呪縛から脱却した私が証人になる、でも、お願いだから18時45分の日の入りまでには寝かせて、ください

頭のいい先生、あなたに質問です。
ごめんねと好きだよ、大人になった時に言えるようになるべきなのはどっち?

謝罪も愛もいらないよただ殺してほしいそれだけなのに、腕から溢れるのは血液だけじゃないし、間違えた時に抱きしめてくれる紳士はいないし、今日は明日に追いつけないし

そうだね、薬は、のんだほうがいいね
わかったから、落ち着いて、私が壊れたら、縫合
してください。
冷たい体にブランケット、あたたかい涙にやさしいキス、なんてそんなものはいらないいらないいらないいらないいらない全部いらない消えてしまえばいいのに、私には必要なかった、存在しなかった。王子さまも適度が無い思い出も愛も、少女だったという事実さえ、!!、!

(^^)「死なない程度にがんばろうね」

私は東京でなんか死にません、絶対に





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