ピッピ 船にのる
『長くつ下のピッピ』の続編になる、
『ピッピ 船にのる』。
面白くて面白くて、一気読みでした。
夏の美しさの描写は、
リンドグレーンが一番だと確信しました。
そこには、あまりにも尊くて素晴らしい夏が…。
そしてね、最後の二章のあまりの切なさに、
泣けました。
すっごく幸せで、すっごく悲しくて、
すっごく優しくて、すっごくすっごく嬉しいの。こんな気持ちは初めてです。
あんなにいろんなことが、本の中では起こるのに、なんにもそのことについて書けません。
読んで見ればわかります……。
その際はどうか、『長くつ下のピッピ』から続けて読んでくださいね。
さて現在、24時前で、私の横にはもうすでに、
さらなる続編の『ピッピ 南の島へ』があります。
ページをめくるのが楽しみで楽しみでたまりません。
実質私は自分の部屋にいて、けれどもこれから、ピッピの住むごたごた荘へ出かけてゆくのです。
これが本当に不思議な感覚なのだけど、
本当にそんな心地になるのです。
どの本もそうなれるかといえば、それはまったく違うので、リンドグレーンの力って本当にすごい!
だから、読むというより行くのです。
それくらい世界に入り込んでしまうの。
今夜もきっと、眠れません✨
おやすみなさい、ではなく、行ってきます✨