偏差値42から医学部に合格した3ヶ月勉強計画の立て方
前回の記事では「年間計画の立て方」を紹介しました。今回は、もう少し具体的な3ヶ月計画の立て方を解説します。
今回も、太郎君という仮想の人物を作って、計画を立てるシミュレーションをしてみます。太郎君は高校1年生。志望校は決まっていないけど、旧帝国大学理系のどこかに行きたいなあと考えています。
「どの大学でも通用する勉強計画の立て方」でも書いたのですが、3ヶ月計画は立てても、その通りにこなせることはまずないので、3ヶ月計画を立てて2ヶ月経ったら、新しく3ヶ月計画を作ってください。例えば4,5,6月の3ヶ月計画を立てたら、6月になったタイミングで、6,7,8月の3ヶ月計画を立てるということです。
では早速、立て方を詳しく説明していきます。
分量を決める
前回の記事で年間計画を決めました。1年でやることをサラッと振り返ると、「数ⅠA・Ⅱを網羅+数Bを学校のペースまで終わらせる」ことがゴールで、そのために「初めから始める数学」と「チャート式」を使うことにしたんです。
3ヶ月計画ですから、1年でやることを4で割れば、範囲が決まります。
太郎君は数学ⅠA・Ⅱ全部、B少しをやるので、これを4で割ると、、
割り方が分かりにくいですよね。今から私の割り方を紹介します。
数学の教科書はどれも同じくらいの大変さです。なので、教科書1冊にかかる労力を「1」とします。太郎君は数学ⅠA・Ⅱを全部やるので労力は3必要です。
加えて数Bも少しやるので、ここで労力0.3使うとしましょう。具体的にどれだけやるかは分からないけど、半分は進まないと思うので、テキトーに0.3と設定しました。
これで、太郎君は1年で3.3の労力を使うことが決まりました。これで4で割れます。
3.3/4=0.8とちょっと になります。計画を立てるときは「切り上げ」てください。なので、0.9やることになります。これは、計画よりも早く勉強が進むことは滅多にないためです。
範囲を決める
さて、3か月で0.9やることが決まりました。つまり、教科書0.9冊分の量をやればいいということです。学校のことも考えて、数ⅠAを並行して勉強したいので、労力配分を数Ⅰに0.4、数Aに0.5さくことにします。
では、0.4とか0.5は具体的にどれくらいなのでしょうか?下にチャート式数Ⅰの目次を示します。
最後までやると250ページくらいですね。これの4割ですから、100ページくらいになります。キリのいいところまでにしたいので、第1章だけをやるといいでしょう。同様にして数Aも見てみます。
こちらは全部で210ページほどですから、5割だと100ページくらいになります。なので、第1・2章をやると丁度いい量になります。
1カ月に分ける
見出しの通りです(笑)。ただ、せっかくなので、詳しく書いていきます。
高校数学はまとめてボンっと勉強した方が身についてる感じしますよね。これは、高校数学が1問1問が重いためです。なので、今日は数Ⅰ、明日は数Aをやるというのはオススメできません。できれば、1単元で区切ってほしいです。
というわけで、私が太郎君なら、数Ⅰの第1章→数Aの第1章→数Aの第2章と進めていきます。問題数的に考えて、数Ⅰの第1章は1カ月半で終わらせる必要がありそうです。
ところで、チャート式だけではなく、初めから始める数学もやるので、これを考慮します。
初めから始める数学でザックリ学んでからチャート式に入るので、始めの1週間は初めから始める数学に費やすことになります。
となると学習計画としては、始めの1週間は、初めから始める数学の第1章対応部、次の5週間で青チャート数Ⅰ第1章をやるとなります。意外と単純に決まっていくんですね。
数Aも同じ要領で計画を立てることができます。計画を立てるのは難しいことですが、ひとつ一つ考えていけば、誰でも綿密なものが作れるのです。
今回はここまでです。さらに具体的な「1日計画の立て方」は次回投稿するので、ぜひ読んでください!フォローもよろしくお願いします。
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