偏差値42から医学部に合格した年間勉強計画の立て方
漠然とした計画を立てるとき、何から手をつけていいのか混乱しませんか?事実、計画を上手く立てられる人はほとんどいません。
私は人の計画を立てて成績を伸ばすことが少しは得意なので、今回の記事では、私がどのように計画を構築しているのかを解説できればと考えています。
一応、勉強する人向けの計画の立て方記事とはなっていますが、他の分野にも活かせるので、ぜひ読んでみてください。
最終ゴールを決める
以前の記事「どの大学でも通用する勉強計画の立て方」でも紹介したのですが、まずはゴールと中間ゴールを決めましょう。
今回は、太郎君という仮想の人物を作って、計画を立てるシミュレーションをしてみます。太郎君は新高校1年生。志望校は決まっていないけど、旧帝国大学理系のどこかに行きたいなあと考えています。
ここで、ゴールが決まりましたね。「どの大学でも通用する勉強計画の立て方」を参照すると分かりますが、中間ゴールはMARCHになります。こうして中間ゴールも決まりました。
年間ゴールを決める
中間ゴールが分かったら、大まかに逆算していきましょう。今回は数学だけを考えていきましょう。他の教科でも同じやり方なので大丈夫ですよ。もし興味があれば、各教科の勉強の全体像を解説した記事もあるので読んでみてください。
高3の夏までに中間ゴールを突破しなければいけません。太郎君なら、MARCHに合格ですね。
ということは、高3が始まるまでには数Ⅲまでの基礎が終わっていないといけませんよね。言い換えれば、高2のうちに数Ⅲまで終わらせないといけない。ということです。
当然、ほとんどの学校のペースでは、間に合わないと思われるので、自分で勝手に進めていく必要が出てきます。
高2までに数Ⅲを終わらせなければならないということは、高1のうちに数ⅡBがある程度できている必要があります。ただそれだと、漠然としていますし、高1の最後に数ⅡBに入る学校は多いので計画が立てにくいです。
なので私なら、高1のうちに数Ⅱを終わらせて、数Bは学校のペースに合わせる方針をとります。
気づきましたか?こうして逆算をしているうちに年間ゴールが決まってしまったのです。ベタな言葉に「困難は分割せよ」がありますが、一つずつ戻りながら考えると簡単です。
年間ゴール→数ⅠA・Ⅱを網羅+数Bを学校のペースまで終わらせる
次に、具体的にやることを決めていきます。
参考書を決める
このフェーズが、年間ゴールを達成するための手段と言えます。
数学を網羅することが目標なので、当然ですが網羅系参考書を使います。ここで、「基礎問題精講」と「チャート式」のどちらでもいいのですが、太郎君は高1で旧帝志望なので。チャート式を選ぶのがいいでしょう。
いずれも網羅系参考書ですが、ボリュームと難易度ともにチャート式が上です。そのため、時間があり、かつ高みを目指すならチャート式をすすめます。
話が少しズレましたが、メインウェポンはチャート式となりました。ここは正直、フォーカスゴールドでもレジェンドでもいいです。
しかし、予習もしなければならないので、チャート式だけでは厳しいです。初学者向けの解説ではないからですね。そこで「初めから始める数学」をやると効率が上がるでしょう。
初めから始める数学でザッと理解→チャート式で固める
というのが具体的な勉強方針と決まりました。
年間計画の立て方はここまでになります。ここから先の「3ヶ月計画の立て方」は次の記事で紹介します。興味を持った方は、ぜひフォローよろおしくお願いします!
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