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非行少女の教育に携わり、アンガーマネージメントやカウンセリング、問題行動から離脱するた…

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非行少女の教育に携わり、アンガーマネージメントやカウンセリング、問題行動から離脱するための指導、家族の関係調整などを行ってきました。 今は3歳、1歳、0歳の子育てに苦戦しつつ、保育に携わっています。

最近の記事

仕事とは、自分の人生の軸を探す旅。

私は34歳。3人の乳幼児の母であり、社会人です。 私自身子どもが生まれる前は、社会人=企業人という考え方を持っていたと思います。 教育関係の国家公務員として楽しく6年勤めましたが、あまり惹かれない仕事内容の部署(施設)への転勤を命じられたことを機に、それよりも興味のある業界で働きたいと思い転職しました。 今思うと、働き始めた頃から、ずっと同じところで働き続ければどんどん待遇は良くなり他の業界への転職は気持ち的に難しくなるのではないかと恐れていました。 大学生の頃からいくつもの

    • ミャンマーでの思い出

      子供が生まれる前は少なくとも1年に1度は海外旅行に行っていました。 そのほとんどが東南アジア。 最後の旅行はまだコロナ前の2018年のミャンマーです。 首都ヤンゴンから深夜バスで10時間の距離にあるバガンという街に行くのが目的です。 バガンには街中にパゴダ(ミャンマーの仏塔)が2000〜3000ほどあります。 全然舗装されていない道をEバイクという原付?ようなものに乗って旅しました。 Eバイクは免許などは必要なく、自転車の延長のような乗り物でヘルメットだけ付ければ誰で

      • 『「学力」の経済学』を読んで

        子供を育てていると必ずと言っていいほど、教育に関して様々な人からの意見をもらいます。 男性でも、女性でも、同じ世代も、上の世代も、ときには子育て経験のない人や、スーパーで出会った知らない人まで、 教育のこととなると自分の専門分野かのように主張されます。それは日本人なら誰でも教育を受けてきた経験があるからこそです。 特に乳幼児を連れた新米ママは、いろんな方向から様々な意見を言われやすく、参考にすることもあれば、否定されたような気がして悲しくなることもあると思います。 私自身

        • 6歳の甥っ子が教えてくれたこと

          突然ですが、うちの甥っ子を紹介させてください。 彼は研究者の姉の血を継いでいるだけあって、何かに夢中になると他のことが何も見えなくなります。 彼は小さい時から虫に夢中でした。 昆虫図鑑はほとんど頭に入っていて、特徴や生息地など質問すれば何でも教えてくれます。 時には珍しい虫を追いかけて池に落ちたり転んだり何かに頭をぶつけたり。笑 保育園で他の子がお友達同士で楽しく遊具やボールで遊んでいるときに、彼はダンゴムシを30匹ほど捕まえて、その行動を観察していました。 ちなみに

        仕事とは、自分の人生の軸を探す旅。

          刑務官の暴行について

          今日は少し子育てから離れた内容になります。 私は過去に非行をしてしまった子供達を相手にした仕事をしていた関係で、刑務所で受刑者の方とも関わる機会が何度もありました。 最近、名古屋刑務所の刑務官22名が受刑者に暴行していたことが大きなニュースになりました。 昨日もニュースであるコメンテーターの方が「人の顔にアルコールをかけたり、手を叩いてはいけないことなんて分かるでしょう。それが分からない人を採用する時点で問題ですよね。」と仰っていました。 まず刑務官が全面的に悪い。そ

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          3歳までに脳の9割が完成する?

          子育てをしていると、幼児教室や英語の教材の売り込み等でよく目にするのが「人間の脳は3歳までに9割が完成する」というような文章です。 この言葉に触発されて、一刻も早くプロの力を借りよう!と習い事をさせるお母さんも多いと思います。 この言葉をどのように捉えれば良いのでしょうか? 私たちは親になると、自分たちが子供だったことを忘れてしまいます。 中には1歳から習い事をしていた方も一定数いると思いますが、私たちは3歳までに一体どれだけのことを身に付けてきたでしょうか。 確か

          3歳までに脳の9割が完成する?

          HSPな母親の子育て

          最近HSPという言葉をよく聞きますよね。 Highly Sensitive Person 人一倍繊細な人 面白いことに人間以外の動物にも全体の約20%(HSPは5人に1人はいると言われています)に、より環境の変化などに敏感な個体がいるそうです。 種が生き残っていくために必要な特徴なんですよね。 とはいえ、本人にとってはとても厄介な性質になり得るHSP。 私は人の表情から必要以上に情報を受け取ってしまうし、人間関係のことで相談されることが多いのですが相談者に感情移入しす

          HSPな母親の子育て

          第一子であるということ

          私達夫婦は3人姉弟の真ん中、夫は3人姉弟の末っ子です。 親は、勉強ができる長女への期待、運動が好きな長男(弟)の関心でいっぱいでした。 その2人の間で何でも自由にやらせてもらっていたのは中間子である私の特権でした。笑 大きくなっていろんな立場の人と話したり、兄弟に関する書籍を読む中で、 生まれた順番と、親の接し方によって、形作られる性格や特徴があることを知り、兄弟それぞれに対して適切な言葉がけや扱い方があることを実感しました。 例えば中間子の私は「がんばれ」と言う言葉が

          第一子であるということ

          親になった日に思ったこと

          長男が生まれた3年前、私たち夫婦は親になりました。 夫婦ともに教育に携わる仕事をしていますが、こんなにふにゃふにゃで弱々しい生き物は初めて見ました。 自分で起き上がって、ご飯を食べる事はもちろん、首を動かすことすらできない赤ちゃん。 まず初めに驚いたことは、 「人間の赤ちゃんは母性に頼らないと何日間も生きていられないんだ」と言うことです。 そのことを妊娠中から頭では理解していたものの、心から実感したのは、やはり生まれてきてすぐの長男を抱っこした時です。 私は今まで非行し

          親になった日に思ったこと

          子ども達の目まぐるしい成長と親として思うこと

          はじめまして。 イヤイヤ期真っ只中の3歳の長男、赤ちゃん返りの1歳の長女、ふにゃふにゃ0歳の次男の3人の子育てに奮闘している保育士ママです。 簡単に自己紹介をさせて頂きます。 私は、7年間非行をしてしまった少女達の教育に関わり、アンガーマネジメントやカウンセリング、行動療法などを行いながら、問題行動に頼らなくても生きていく方法を見つけるお手伝いをさせて頂いていました。 現在は3人のパワフルすぎる乳幼児ちゃんたちの子育てに苦戦しながら、保育士の資格をとり、保育の仕事に携わっ

          子ども達の目まぐるしい成長と親として思うこと