HSPな母親の子育て

最近HSPという言葉をよく聞きますよね。

Highly Sensitive Person 人一倍繊細な人

面白いことに人間以外の動物にも全体の約20%(HSPは5人に1人はいると言われています)に、より環境の変化などに敏感な個体がいるそうです。
種が生き残っていくために必要な特徴なんですよね。

とはいえ、本人にとってはとても厄介な性質になり得るHSP。

私は人の表情から必要以上に情報を受け取ってしまうし、人間関係のことで相談されることが多いのですが相談者に感情移入しすぎてしまうことも多く、自分の周りの人達の微妙な関係性の変化が手に取るように分かってしまいます。

企業で勤めていた時には、上司と先輩のギスギスした関係性を見ているのが耐えられず、自分の仕事のパフォーマンスがかなり低下しました。

もう自分でも笑っちゃうくらい繊細な性質に振り回されていました笑

もちろん人の気持ちを読み取れることは長所にもなるので、自分の気持ちを言語化できない子供達相手の仕事では役に立つことが多かったです。


さて、そんなHSPな人が子育てをするとどうなるか。


結論から言うと、

『HSP×子育て』は相性抜群

だと思います!

さすが種を守るため(と私は解釈してます)の性質。子ども達を守るためにも活躍します。

HSPじゃなくても自分の子の泣き声を聞いて何をして欲しいか分かるママは多いと思いますが、顔色、便の色、声色などから体調や様子の変化にはすぐに気が付けます。

言葉が出てくる前の子どもは、感情が分化できていないので、とにかく泣いたり怒ったり癇癪を起こしたりしますが、その奥の気持ちに共感できるので、自分の気持ちも振り回されずに済みます。(もちろん自分に余裕がない時にはイライラすることもたくさんあります!)


今思い返すとHSPっぽすぎで笑ってしまうエピソードもあります。

私は生まれて間もない長男に、自分たちにはない野生の勘が備わっている気がして(?)本人の前でマイナスな発言をしてはいけないと信じていました笑

だから本当は夜に4、5回起こされて疲弊していても、本人の目の前で他の大人と会話する時は『よく寝てくれる方で助かってるよ』と言ってしまうのです。
うんちが臭くても内緒です。『あー可愛い匂い』と言うのです笑

当の本人はまだ生後1、2ヶ月で何も分かっていないのに。笑


あとは少し大きいお友達に叩かれてしまったり、座ってる時に倒れて頭をぶつけてしまったりしたときに、
「この世界は怖い場所なんだ」って思わせてしまったんじゃないかと心配しすぎたり笑


HSPは気を使いすぎて疲弊することが多いと思いますが、子どもに対して思い切りその感受性を発揮すればいいと思います!

ただし子供達が思春期になったら人一倍しんどい思いをするような気もしていますが、どうなるんでしょう。

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