馬鹿げた空想を通して息子に伝えたいこと〜父親の愛〜
こんにちは。パパハムです。
私には、小学4年生の息子と1年生の娘がいます。
息子が好きな電車の写真を撮る旅に出かけたり、娘と2人でクッキーやプリンなどのお菓子を作ったり、休日は、子供たちと過ごす時間を大切にしているつもりです。
そんな私の父親としての信念は、子供と真剣に向き合うこと。
それが、一見くだらないことだったとしても…です。
お父さんは、いつも…
長男は小学4年生。
正直で、嘘はつかない性格がかわいいです。
5年ほど前、ほんの些細な遊び心で私が言い放った一言は、当時幼稚園に通っていた息子に大きな衝撃を与えました。
「お父さんは、いつも透かしっぺを放ち続けている」
透かしっぺ。
万が一ご存知ない方のために、わかりやすく解説しておきましょう。
透かしっぺとは、音が出るとよくない状況下でオ・ナラしたくなった時に、独自の工夫や技を駆使して、本来出るはずの音を透かす「無音・オ・ナラ」のことです。
お風呂に浸かってる時だけは…
「嘘じゃない?」
眉をひそめ真剣に問う息子を面白く感じた私は、とっさに「お風呂に浸かってる時だけは、透かしっぺをとめてる」
と、言ってしまいました。(さすがに嘘がバレるなこれは…)
「え〜〜〜っ!!」
笑い転げる息子。
どうやら信じてしまった様子です。(どうしよう…)
ここまで来たら、もう後には引けません。
父親を信じる息子の気持ちを裏切るわけには…
この秘密を墓場まで持っていく覚悟を決めた私。
馬鹿げた空想を通して息子に伝えたいこと
子育ては千差万別。
千人の親が居れば、千人の答えは一人ひとり違うはずです。
子育てにおける私の信念は、子供と真剣に向き合うこと。
例え些細な冗談だとしても、いつも透かしっぺを放っていると言えば、それを貫く。
例えば、息子がクリスマスにサンタさんが来ると信じているうちは、なにがあろうとサンタさんは息子のもとへやって来る。
いつか真実を知る「その時」がくることはわかっている。
それでも私は、こっそり起きて枕もとにプレゼントを置き、テーブルに用意してある冷めたホットミルクを飲んで、クッキーをかじる。
いつか真実を知る「その時」は落ち込むかもしれない。
「すべて嘘だった」と。
しかし、息子が父親となり、夜中にこっそりクッキーをかじる時、父の姿を想像してほしい。
「あれは嘘だったんじゃない。父親の愛だったんだ」と。
そう、父親の愛なんだ。
クリスマスにこっそり起きてクッキーをかじることも、いつも透かしっぺを放っていて、お風呂に浸かっている時だけは透かしっぺをとめるなんて馬鹿げた空想も。
すべては、父親の愛だ。
息子へ、お父さんは君のために、いつも透かしっぺを放っているよ。
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