226.向き合えば自分ごと

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こんにちは
「1.初めまして」の記事をさ
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226.向き合えば自分ごと

※この話には神様という言葉は出てくるものの
神様のお話ではなく個人の氣付きの話です

私には高校生の頃からの親友が居る

クラスは1年しか一緒にならなかったが仲が良く
卒業後はお互いに別々の道に進み
学生時代は毎日のように取っていた連絡も
途絶えがちになっていった

いつしか10年以上連絡を取らなかった日々が経ち
このままご縁は切れたままになるかと思いきや
ある日に彼女がくれた連絡からまた復活して
今日まで毎日の挨拶を欠かさない日々を過ごしている

そんな彼女と出会った頃の私は
中学生の頃から病みを悪化させていた
自分軸が無くて何に対しても無氣力
相手が提案してくれる中からしか選択肢を探せず
自分が何をしたくて何がしたく無いのかを
理解出来ずにまた考える事も放棄していた

その状態の私とは正反対の当時の彼女は
思った事や言いたい事をハッキリスッパリ言う人
あまりにハッキリキッパリ言うので
時には驚かされる事もあったが
彼女と過ごせた日々の中で
自分がしたい事やしたくない事を伝えるのも
優しさであるのだと教えて貰った

一見すれば我儘に思える事でも
伝えて教えて貰う事で対策や打開案を考えられる
考える事の下地を作る為の基礎素材の提示が
自分の考えや想いを伝える行為なんだと知った

相反して自分軸の無い私は
相手が提案する選択肢の中からしか選ばないので
常に「自分の想いとは違う」という意識を持ち
自分が相手の提案の中から選んだにも関わらず

自分が選んでいない
自分の意見ではない

という「言い訳」を持っていた
なので勿論だがやる事なす事の基準も
相手の提案の中から選んだ「自分の意見では無い」
という意識で居続けていたので
責任感も無ければ具体案や先行きを見通す構想
しいては自分がしていても他人事であった

それはどんなに些細な事にも一時が万事の状態
例えば
「歯が痛くて歯医者に行く」
そんな事ですら
「行った方がいいかな?」と家族に相談
行った方が良いと勿論答えてくれる
歯医者は嫌いだから治るとはいえ
嫌な氣持ちは芽生える
「行った方が良いと助言してくれたから
仕方なく行って仕方なく我慢して治してきた」
という氣持ちを持つ

明らかに自分の為の行為だし
自分の「治したい」の為の選択肢だった筈なのに
誰かに意見を聞いて従うという流れを挟んで
「嫌な氣持ちを誰かの為に我慢した」という
歪んだ流れに持っていっていた

此処でもしも医療ミスがあったとしよう
そうなると本来ならば
ミスした先生と治療するを選択した自分の責任
となる筈だが
誰かに意見を聞いて従うを選んだ自分の中では
ミスした先生と歯医者に行くように助言した家族のせいとなる
自分で選んでいるし当事者にも関わらず
「自分」は選んだ意識が無いから部外者や
無関係な第三者の立ち位置になっていた

そんな状態の私が正反対の彼女から受けた刺激は
長年かけて私の人生の折々で氣付きを与えてくれた

そんな彼女と昨晩は喧嘩になりました
喧嘩というより一方的に私がプリプリしていた

彼女の現状で側に寄ってくる人々が
どうにも自分勝手な振る舞いの人ばかりで
彼女は常に不平不満が溜まっている状態だった

話を聞いていくうちに氣付いたのは
彼女がいつの間にか
過去の私のようになっているという事実
自分のしたい事や主張がわからず考えるのも放棄
相手が提案する選択肢からしか選ばない人生

そして彼女に寄ってくる人々は
「彼女が許す線引き」がわからないので
次々と自分の主張や意見を述べてどんどん通る
そうなると段々と要求は高くなっていき
常識からはかけ離れたものとなっていく

そうなって彼女は
どう思う?常識的におかしいよね?
と同意を求める日々が続いた

彼女自身は「自分が甘やかすからいけない」
と口に出していうものの
結局は相手の悪い所の同意を求めるばかりで
彼女自身の接し方を改めるとはならない
それは正に相手の出す選択肢から選んだ時に
「自分には非が無い」と無意識に思う私と同じ
自分ごとなのに他人事の意識で
責任も現実感も手放してしまっているので
全ては相手や時代や流れや何かのせい
自分が関わっているという意識が薄くなっている

それに氣付いた話を彼女にしたのが昨晩
「わからない」を連呼して
考えられない言い訳に酔っている事を挙げる彼女

かなりしつこくキツい口調で色んな角度から

◉自分で考えるのをやめている事
◉相手の提案から選ぶから不満しか出ない事
◉相手に自分の主張をしないから相手は提案するしか仕方無い状況になるから常に合わせる事が彼女にとっての最良だと受け取られる事

等を昔の話や経験を踏まえた内容で伝え続けた

彼女はお酒を飲みながらずっと聞いていて
内容に対しては頷くし同意をするものの
打開策を渡しに行ってたずねられたり
原因は何であるのかを聞かれると必ず
「わからない」と答えた

「飲むのをやめて
今私が話している事でまだ覚えている部分を
メモして後で考えてみたら?」
と提案してもしている様子は無かった

このまま会話を私から切り上げたら
彼女が「自分からどうしたいか」を言う事に
恐怖心が出てしまうと思い
彼女が
「自分から会話を切り上げるにはどうしたらいいか」を考えて提案してくれるのを根氣強く待った
最後に
「酔っていない時にもう一度話して欲しい」と
言ってくれたのでそれで話を切り上げた

それから寝れない時間を過ごし
彼女との会話を反芻する中でいくつか氣付く事があった

今の彼女の状態は過去の私である
そして現状の私も然程成長しておらず
自分で提案するのが苦手である
提案どころか決めるのが苦手

つい最近には兄の入院の時に
自分の必要な物なのに自分で考えずに
買ってくる私に丸投げする兄と揉めて
いつまでも決めず煮え切らない兄の態度に
終始腹を立てていた

それも過ぎてみれば
自分事を自分で決めない兄に自分を投影し苛立ち
決めるのが苦手な当事者じゃない自分が決める現状に不服があった
何ら成長の無い自分を直視しなければいけなかった

彼女に色々と話して詰めるようにした割に
私自身が大して何もせず変わって居ないから
そんな私から出た机上の空論のような話は
そりゃ真剣に聞けないし現実味を持てない

あ!私が変わって無いから彼女が変わらないだ

と、実は私自身の問題だった事に氣付いた

またしても兄(自分以外)の選択肢から
選ぼうとして不平不満を持っていた
兄との関係も態度や言葉に不平不満を出せば
関係は変わり私が不満に思う態度は無くなった
簡単な事だった
私が「嫌、ダメの境界線」を告げれば良いだけだった

しかしその直近にあった成功體験ですら
彼女との会話の時の意識には反映出来てなかった
私の中で向き合い消化しきれていなかったのだと思う

私がしたい事を自分から動いて始め
自分の主張ややりたい事を伝え
主張が無い時は相手の提案から選ぶにしても
前提として自分が嫌だと思う事を伝える

彼女に求めたコレらの事を私自身が
難なく出来ていれば
彼女は話の合間のお酒をやめて
自分にも応用出来るかもしれないと
真剣に聞きメモをとり始めていただろう
そう行動させられるだけの実績と魅力が
私の話の中には足りなかったのだ

そして私が変わったら
彼女も元の彼女に戻るイメージが湧き
流れが変わるのではないかと思った

キッカケもタイミングも
いつか誰かや何かが与えてくれると
ずっと受け身で居続けていたけれど
自分でつくらないといけない

思い返しみれば
私の人生で何度も同じ事は繰り返しあり
自分から決めて動けた成功體験だってあった
友人や過去の恋人や家族と
色々な人々との関わりの中で
不満を持っていたのは大抵が
相手の出した選択肢から選ぶだけだった時
誰かのせい、何かのせいにばかりしている

氣付いてみると
お前まだそんな初歩段階におったんかぃ!
ってツッコミを入れたくなるけど
居たものはいたのだから仕方ない

今回の事も彼女を責めたけど
違う視点を提供出来なかった
私の力量不足なだけだった

いつか〜流れが変わって〜
何か〜キッカケがあって〜
この受け身を全て一氣には変えられない
私は自分の不器用さを知っている

だから全てを変えるのではなく一部だけ
いつか◯◯になったらいいな
って思いは

いつか〜
って思いは変えない
其処を決めてしまうと焦りもでるし
決めようと思うとガチガチになって
結局は無理だと思う事ばかりが出てきて頓挫する

なので変えるならば「なったらいいな」の部分
此処を確定にする
いつか◯◯にする

こうなると
何か情報ないかな?キッカケ無いかな?という
あてのない検索をしている日々も
行くとなると◯◯が問題だから
こうなるとアレが出来なくなるから協力がいる
等と具体的に検索をするように変わる

もう此処迄書くと
人生のハウトゥ本には書いてあって
一度は読んだ事のある内容と同じ
同じ事で悩み躓くからその内容の本が出るんだな…

神様は常に大丈夫、いいよと応援してくれている
母は「したい事がないの?」と聞いてくれる
したい事を決めたら応援してくれるつもりだろう
親友はいつでも応援してくれるから
私がしたい事を決めたら
私よりも真剣に色々と検索したりしてくれると確信がある
愛猫は普段の生活からずっと
自分の主張する大切さや譲る時のタイミング等
自由なようでそれだけじゃない
関係性の大切さを教えてくれていた

日本には
◉人に譲るのが美徳
◉相手をたてる大切さ
◉相手の氣持ちを察する
◉我を抑える大切さ
があってそれを生活の中でも強いられる
特に社会人経験の過程で
接客業となるとその傾向は色濃くなる

彼女は社会人を長く過ごす中の
処世術の一つとしてこの
日本だから強いられる精神面の影響を
強く受け続け過ぎてしまったのだと思う

高校生の頃に自分が思う事を
しっかり伝えて教えてくれた彼女は
今は数十年の社会生活の中で
その部分を削げ落とされて
自己主張しない事でしか自分を守れなくなっていた

だがコレが罷り通っていたのは
「自分軸がある人」が嗜む処世術であって
生きる意味や力や氣力を失っている現代人が
それにならおうとすれば心を失うばかり…

私は彼女との会話の中で氣付きを得て
家族にしたい事の一部ではあるけど話せた
話す事で上手くいかなくなる事ばかり考えて
中々に向き合い話す事が出来なかったので
一歩成長出来たし進め変われたと思う

大袈裟に大変身とまではいかないけれど
大切な一歩
此処に導いて見守ってくれた全てに感謝です

そして彼女がまた元の彼女に戻れる
そんなキッカケの鋒になれたらと思います

226.向き合えば自分ごと