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#19 聞かなければいけないこと

Eveありがと~
たくさんハーブ摘んじゃった!

Oliviaが庭から戻ってきた。


Olivia、お疲れ様。
そろそろ摘まなきゃいけない時期だったから
助かったわ。

いいえ~
私にもハーブティーちょうだい。

もちろんよ、ちょっと待ってて。


私の隣に座りながら、
Oliviaは摘んだハーブを綺麗に籠に整えていた。


あなたの方は、Eveから何か聞けた?

ん?何かって?

えーと…
この世界に来る方法とか帰る方法とか
聞きたいんじゃなかった?

あっ!そうだった!!

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綺麗な香水瓶やら
妖精の棲む石やらに気を取られて
すっかり忘れていた。

その時ちょうどキッチンから戻ってきた
Eveにすかさず聞いた。


Eveさん、私の世界とこの世界、
どうやったら行き来できるのか
知りませんか?

う~ん
具体的な方法はよく知らないわね…
ここには、不思議な世界を信じる人しか
来れないって話
は聞いたことあるけど…

信じる人、かぁ。


そうねぇ…
あと、たぶんなんだけど…

この街に来た時のあるでしょ?
あそこからもあなたの世界から
人が来るのね。

そこで、扉の近所に
あなたの世界について研究している人
住んでたと思うの。

確か、どこかの学校の教授だったわね。
Jack(ジャック)って人なんだけど、
その人なら何か知ってるんじゃないかしら。


ハーブティーをすすっていた
Oliviaが急に反応した。

Jackさんね!
確かに彼なら何か知ってるかも!
さっきは思いつかなかった…

ウチの店にもたまに来てて
あなたの来た扉のことを
聞かれたことがあるわ。

そうなの?

うん!
だけど、少し変わった人かもね。


それを聞いて、私はつい、
強張った表情をしてしまった。

Oliviaはすぐにその表情を理解したのか
こう続けた。

帰り道だから、一緒に行ってあげるわ。
私もその話聞いてみたいし。

ありがとう!

じゃ、早速行きましょっか。
Eve、ありがとね~

Eveさん、ごちそうさまでした。
妖精の石香水瓶もありがとうございました!


香水瓶って、
シャボン玉みたいな色のあれ?

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そう、とても綺麗で可愛いくて。
Oliviaも昔、この辺りに住んでたなら…

そうなの!
私もEveに教えてもらって
初めての香水瓶を作ったわ。懐かしい…


確かに、Oliviaも作ったわね!
またみんなで作るだろうから
必要だったら取りに来てちょうだいね。



これが聞かなければならないことを
思い出した時のおはなし。
続きはまた次回に。


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