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読了はしたけど、感想を書けていない本を並べてみた。

6月は、いわた書店さんの一万円選書の本が届いたこともあり、読書熱が高まった月でした。

漫画も含めると16冊の本を読みました。

ですが全然、読書記録が書けていない!!!

なんだか感想がまとまらなかったり、もう一度じっくり読み直してから書きたいものだったり、熟考タイプの本が多かったように思います。


そういったものは無理にでも書く機会を作らないとなかなか書けない気がするので、今日は読了はしたけど、感想を書けていない本をいくつか並べてみようと思います。


#14 『汝、星のごとく』 凪良 ゆう 著

#15 『星を編む』 凪良 ゆう 著

表紙が大好きすぎるこの2冊。

『汝、星のごとく』を図書館で予約していましたが、私の元へやって来るのはいつになることやらという人数待ちだったので待ちきれず、購入して読み始めました。

物語に引き込まれて夢中で読み終え、スピンオフだという『星を編む』をすぐさま買いに行ったのを覚えています。

両方を読み終わった時のあの何とも言えない感情。

いろいろな愛があって、どれも正解も間違いもない。人と人の数だけ、愛がある。分かってはいるけど、実際目の当たりにしたら私は受け入れられるだろうか。

もう一度読み返したくなる、そんな本でした。

だけど、もう一度読み返すには大きなパワーがいる作品でもあって、まだ手はつけられていません。

久しぶりに物語の世界にどっぷりと引き込まれた作品。果たして読み返す日が来るのでしょうか。


#16 『モネのあしあと』 原田 マハ 著

「モネ 連作の情景」展へ行きたいなと思っていた時、noteで『モネのあしあと』を読んでから展覧会に行かれた方のお話を読みました。(遡ってみたのですが、どなたの記事だったか見つからず涙)

何も知らない状況で行くよりも、モネの人柄、置かれた環境などを知ってからモネの絵を見ることで、何か感じることがあるのではないかと思い、私も本を読んでみました。

展覧会に行き、いざモネの絵を前にすると、モネと一緒にその景色を見ているような不思議な感覚になりました。

「この頃のモネはこんな状況だったと書かれていたな」と本のことを思い出し、「モネはどんな気持ちでこの景色を見ていたのだろう」と思いを馳せると、目の前にある絵に一気にストーリーが広がっていく感じが新鮮でした。

こういう展覧会の楽しみ方もあるのだなと新しい発見になり、もっともっといろいろな絵を見たくなりました。


#17 『エッセイストのように生きる』 松浦 弥太郎 著

今の私にとって向き合いたい言葉がいっぱいありすぎました。

自分の中でじっくり咀嚼して、自分なりにもっと解釈を深めて、これからの自分の文章に活かしていきたいと思います。

この本を読んでから、noteでは自分の素直な気持ちを正直に書くことを今までより一層心掛けるようになりました。

一方で、書きすぎないことも意識するようになりました。自分の気持ちに素直に正直にあろうとすると、これもあれも書きたくなってしまいます。

最近の私はまさにこれで、詰め込みすぎるあまり、読んでくださる方に余韻を味わってもらえる文章ではなかったかもしれないなと思いました。

書きすぎない。難しいけれど、これから挑戦していきたいです。

この本は、noteを書いている方ならきっと自分の文章について、改めて考えるきっかけになるはずです。


#18 『なぜかうまくいっている女(ひと)の心のもち方』 有川 真由美 著

これは関西蚤の市の物々交換の本棚で交換した本です。

「女性にオススメの1冊です!!最近モヤモヤしたり、上手くいかないことが続いたり、してませんか?そんな時に、コーヒーを飲みながら読むと、心がホット落ち着く1冊です!」

というメッセージに惹かれ、持って行った本と交換しました。

この心の持ち方は意識しておきたいというものがいろいろとあった中、一番印象に残ったのは「しなやかさ」の話でした。

時代も変わっていく中、自分でつくった枠のなかで決まりごとに固執していたら、たちまちのうちに、生きづらくなってしまう。そのとき、そのときで「なんでもあり」と柔軟に変化していく。
この「しなやかさ」が、うまくいくヒケツなのだ。

Attitude21 決まりごとがない より一部引用

「しなやかさ」

今の私が持っていないもの。そして何よりほしいものかもしれません。

「こうあるべきだ」「こうしなければいけない」に囚われすぎている私は、この「しなやかさ」という言葉を見て、ハッとしました。

なんて柔らかさと強さを兼ね備えた、かっこいい言葉だろう。

この「しなやかさ」を手に入れることができた時に、私の憧れている「余裕」が生まれてくるのではないかと思いました。



以前、積読を並べた時にいろいろと発見がありました。

だから、読了はしたけど、感想を書けていない本も並べてみたら何か新たな気づきがあるのではないかと密かに期待していました。

やっぱりありました。新たな気づき!


今回気づいたことは「新たな視点を加える面白さ」です。

どの本も今まで何かしら理由があって、読書記録を書けていませんでした。でも、いざこのnoteを書き始めてみたら、思った以上にすいすいと筆が進んで驚きました。

1冊1冊の読書記録ではなく、もっと大きなテーマでくくって一つの投稿にしようとしたことで、新しい視点が加わり、気づけば書きたいことが溢れていました。

そして読了から時間を置いたことで、考えが整理されたり、状況が変わり改めて感じることがあったりしたのも良かったのだと思います。

なかなか書けない時には、テーマや時間など「新たな視点」を加えてみると書ける波がやって来るものなのですね。

いつかnoteに書きたいけれど、今はまだ書き切れないこと。他にもいっぱいあります。

それらはお気に入りのノートや手帳で大切に育み、新たな視点が見つかったら、また改めて書いてみようと思います。




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