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食べ塾49:大切な年「令和4年」のあらゆることを予測してみました!

  生きてゆくことの重みを知った今年、関わる仕事の大切さを改めて
知った今年、ますます難しくなる飲食業の世界。
しかし、懸命に当たれば道は開けるといつも思います。
令和2年と3年のあり方を見て、
コロナ禍・政治・経済・飲食業界・暮らしについて令和4年を丁寧に
予測してみました。

■コロナ禍 共存から終息方向へ

  政治も経済も、そして飲食業や観光宿泊業も大きな打撃を受けました。
過去の疫病の流行に関しても、およそのところは2~3年でピークを過ぎて収束に向かっています。
まして、3回目のワクチン接種と飲み薬の普及とオミクロンの特徴を
考慮すると、
   令和4年1月~4月  対策強化→ウィズコロナで軽減方向へ
        5月~9月  アフリカ諸国の蔓延防止対策強化(大切です)
             日本は80%回復から90%以上の回復へ
      10月~12月  日本及び世界のコロナ終息方向へ
という予測をしました。

飲食業界は 
令和4年の3月~6月の間に元通りの力を発揮できる体制を整える時に、
<省エネ型に再構築>し直す必要があります

再構築しないままに、以前と同じ再開をすると利益が出ません!

コロナ禍により、仲の悪い国も良い国も協力して、
コロナ蔓延国の支援を行ってゆかないと、新々型コロナが生まれるかも
しれません。

また、
将来のことを考えると、
日本にも「防災防疫省」的なものが必要と思います。
数年後に第2のコロナ禍がでても大丈夫なように、
経験の蓄積とノウハウを備えた省庁が必要と思います。

■政治 
8年後の新たな政権候補野党誕生の兆しが見えた

  昭和・平成前期時代感覚の旧体質の政治家が読み違えを起こす
ことによって、どんどん権力の舞台から遠ざかっていると思います。

・前回こうだったは今はもう違っていると知らねばならない
・東京の知名度=地方の知名度 と思うのは大きな間違い
・権力の行使マヒ政治家は必要ないと知るべき(年齢ではなく素質)

  もともと革新系の考えの私は、民主党に投票してきた。
政権時の亡霊的な枝野氏がTVに出るたびに立憲民主党に嫌悪感を持った。
10月の衆議院選挙には、考えたうえで維新の会に投票した。
改憲党ということは引っ掛かったが、あえて入れるならと決めた。    国民民主党も投票に値すると思った党でした。

新たな次々期政権の核になるのは、
維新の会+国民民主党+立憲民主党の一部 
と考えています。

共通項は、

”国民の幸福”を基本に政策実行する政党 が必ず必要

これしかないと思います。

もし自由民主党が政権を維持したいなら、
国民の望む政治を精査したうえで、実行するかどうかにかかっています。
岸田政権の新鮮さと多少の自信のなさがかえって国民の声を聴く結果にも
なっていると思います。
2番低下の目立たぬ人だったからこそ痛みがわかるのかもしれません。

若い人が政治に関心を持つことは
良い政治が生まれる予兆だと思っています

中高齢者の一部の人は、人物の良しあしよりも、お世話になる人から
よろしくと頼まれたら自分の意思に反しても従う投票をします。
相手の顔を立てるという行為です。
これを行う限り良い政治は実現しません。不良利権政治の元凶です。

■経済 コロナで思い知った
 今までの未来戦略がもろくて欠陥があったこと

  一番これではいけないなと思ったことは、コスト一辺倒でコストの安い
海外生産に甘んじてきた欠陥がコロナ禍で露呈したことです。
・半導体
・資材
・食肉
・大豆
・小麦
何だかもろい国だなと思った次第です。
過去10年間~15年間の政治戦略の中に、自国強化が軍事方面でなく、
食料増産強化や半導体製品の半分は自国生産をするとかの政策が欠如した
ことのつけが回ってきたと思います。

そういう意味では、経済安全省は必要なことだったと思います。

経済基盤(しごと)・食料(たべもの)
賃金保証(おかね)は

国と国民にとって不可欠と思います


経済基盤の再構築と食料の確保は、世界中の各国共通の課題と
思います。まさに誠実な政治が必要な局面と思います。


■飲食業 もう1年頑張ることができますか
 と問ってから、心から励ましたい!

  飲食業を生業とするお店は、
令和4年前半に行うべき「値上げを行う試練」の決断を迫られる
厳しくリスキーな時期を迎えることになります。

それは、

価格値上げを成功させなければ店が成り立たない

ということです。 それも先の話でなく、

令和4年3月~5月の間に行わないと、
万が一の時には、秋に「再値上げ」することができない

からです。
値上げ実施が遅くなるほど、店の傷はもっと深くなると感じています。
値上げの必要性は令和4年度中に少なくとも3度は来る と思います。

<令和2年~3年の兆候> 
1,外食利用の多様化してきている

  店内飲食だけでなく、テイクアウトや宅配組織によるデリバリー
の体験から、自宅で店内の料理と同じものが食べられる便利さを体験した
ことは、大きな外食産業の変化と思います。

2,脱飲食店業態のテイクアウト店の出店が増えている

  焼き鳥店、唐揚げ店、餃子販売店、食パン販売店、台湾ケーキ販売店
ピザ専門店など単一調理や粉もの業態の省力化店舗が増えてきています。
調理経験者が飲食店を開業せずに、テイクアウト店を開業するケースも
出てきています。

3,人と金を最小限度にした利益最大化志向店が増えています

  テイクアウト店は飲食店に比べて、客席が不要なので、人件費も設備費も少なくできて、店舗が狭くて済むので家賃の半減にも役立っています。

まさに今風の「利益最大化戦略」に基づいた新たな店づくりと思います。
大きなお店が多く売るという売上追求型の考えではなく、売上よりも、

「コストは引上げずに利益が最大になる仕組みを追求する」
という利益の最大化が目的としたお店が増えています。

4,売上回復が進まないけれど、人手不足を補うIT&AI導入が
  進んでいる

  人手不足を補う意味でもIT機器とAI機器の導入は避けられないと
思います。(*ただし高級店や専門店はケースバイケースです)

・客席管理  ・・・空きテーブルの確認がスマホでできる
・オーダー管理・・・セルフオーダー・オーダーパネル・調理の遅れを
          自動でチェックできる・ペーパーレス化
・レジ会計  ・・・セルフレジ・スマホ会計
・調理    ・・・各種調理支援機器
・従業員の出退勤管理・・・顔認証・指紋認証・スマホ認証・カード認証
などです。

近い将来は、

食材費よりも人件費が高い時代になる

と思います。
例えば、食材費の食材原価率27%のお店の人件費が32%とかです。
決してないとは言い切れません。

5,食材の高騰は世界人口が膨張するから永遠に続く

今朝のネットニュース(19日)で中国が世界の半分以上の小麦や大豆を買い占めているということを知りました。牛肉も35%位買っています。
いきなりステーキの13%~15%の値上げの遠因にもなっています。
中国の食糧の国内生産が気候変動や土壌汚染で伸びていないからだと
言います。
中国は、世界から食料を買う資金がなくなると、13億人~15億人の
飢餓国になり、それこそ革命がおこるのではと思います。

30年以上飲食業界に関わっていて、すべての食材がすべて値上がりという
事態は初めて体験します。
しかも、元に戻るとは思えません。

時期的に需要の変化で若干は下がっても、基調は「高騰」しかない
思っています。

よって、

飲食店経営は、
「成功する値上げ体験」を何度も持つ必要があります


■暮らし 貧乏と裕福の超2極化が進む

  中産階級はいなくなりますし、2度と生まれないと思います。
お金を必要最小限度しか持たない貧乏な人(不幸とは限らない)と
黙っていても稼ぐ仕組みが稼いでくれる裕福な人の2極化がもっと
進むと思います。

貧乏な人

  私自身も節約しながらの、必要最小限度の貧乏組に入る人と
自負していますが、決して不幸な人生とは微塵も思いません。
思い描くままのシンプルなライフスタイルが実現できているからです。

  都会でお金を追求して傷つくよりも、水も空気もきれいなローカルの
農業法人の社員になってのびのび生きがいを持って生きて、
住居と3度の食事ができて、将来設計ができるほうが余程良いと思います。

心の豊かさの方が大切な時代になりました

裕福な人

  私でも仕事柄、個人資産10億円以上以上の人を何人か知っています。

・悪意のある人を近づけない為に人付き合いの幅は狭く孤独です。
・お金を目的に近づく家族、知人、友人がいるので疑心暗鬼です。
・大金持ちほど、1円もお金を使いたがりません。
 節約というより、基本お金を使わない。自分で払わないドケチです。
 反対に貧乏人は、金離れがよく人にもよく奢る。

一番気になるのは、お金持ち自身の健康です(これは正直)

よって、私は大金持ちになっても幸せではないと結論づけました。(笑)

皆様、よいお年をお迎えください。
またまた、長い投稿をお読みいただき感謝いたします。

(了)



 

  

飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします