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美味しいものだけ食べて生きていきたい、けど痩せたい。

小さい頃から「食」がこの世の中で1番大好きな事象だ。睡眠、恋愛、音楽 なんかもかなり好きだが、中でも食は幸福感に直結するし、生きる上で欠かせないものだからだと思う。

特にこだわるようになったのには要因があって、

・過食↔︎拒食の経験
・東京

の大きく2つだ。

世の中にはたくさんの美味しいものが溢れているのに、女は痩せていることが美とされ崇められる風潮 がある。 それは間違いなく、ある。


元来負けず嫌いな性格もあってなのか、25歳頃までは異様に痩身願望が強かった。思春期はとにかく食べずに、体重の数字を減らすことに執着し一喜一憂して身体を壊した。大学の卒論でも、女性の潜在的な痩身願望を利用した実験結果を発表したくらいだった。

その一方、同じくらい強い気持ちで美味しいものがずっと大好きだった。圧倒的に1番にチーズ、次いでシャルキュトリー(加工肉)、パン、いくら、唐揚げなどが大好き。ちなみに市販のお菓子編、も自分の中で順位を決めている。
大学進学とともに上京してみるとどうやら酒豪だったらしく、飲みに行く機会も多かった。東京の1番好きなところは、自分では到底作れないような料理を提供してくれる飲食店が無数にあるところだ。

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好みと生活スタイルが、ダイエット・美しくいるためのものと完全に真逆のところにいるのだ。

「おいしいはたのしい」

ほんとうは、まさにその通りなのに

女性は男性よりも我慢して、気を遣ってバランスを取らざるを得ないことにムカついている。

どんなものでも食べたものから作られるのだから、適当なものが自分になってほしくない。ひじきをたくさん食べるよりも、少量でもいいからチーズ食べたい。 と考えるようになった。

そのために料理をするようになった。
本当は毎食外食にしたいところだけど、身体とお財布がもたない。好きなものだけ食べて最低限太らずに暮らしたいので、なるべく油を使わず調理したり、栄養素の組み合わせもすこーーし考慮したりしている。

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1人暮らし営業職1年目から上記を実践していたところ

「女子力高いね〜〜すごい」

「彼氏のために作ってるの?」

と言われてしまいまた腹が立つ。笑 たのしい、の記事なのにずっと怒っている。ついでにもう1つ怒れば、好みなだけなのに、白ワインビネガーやディルなどを常食していると「オシャレだね〜〜(w)」と言われるのも何か違う。

きっかけを忘れてしまったということは、恐らく歳を重ねたからなのかと思うのだが、

「芸能人と違って痩せていることが仕事じゃないんだから、彼らと比べて感情的になる必要はない」


「自分の優先度は、美味しいものを食べたい:美しくいたいが 6:4だな」


と気付いた時に、ものすごく生きやすくなった。

料理自体が大好き、たのしい、とかそういうことは無いが、自分を嫌いにならないで済むバランスを取るための手段だ。


腹の底では様々な怒りを溜め込みながら、
その腹を満たすべく私は今日も料理をしている。

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