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鑑賞ログ「ウエスト・サイド・ストーリー」

20220220@TOHOシネマズ上田

予告で単純に「楽しそうだなー」と思って鑑賞。名作のリメイクだし、スピルバーグだし。観る理由はたくさんある作品だよな。ま、昔のやつは観てないんだけれど。

ロミオとジュリエットを50年代のニューヨークを舞台に映画化したオリジナルのさらにリメイク。思った以上にロミ&ジュリだった。

冒頭はかっこよかったと思う。音楽とダンスにワクワクもするし。群舞ってスクリーンで観てもやっぱ迫力がある。
衣装とか美術がよかったな。服も可愛いし、ダンスシーンとかカラフルで眼福。
ヨーロッパ系移民ギャング団のジェッツは青、南米系移民ギャング団のシャークスは赤で色分け。うん、わかりやすい。
マリアが働くデパートでのシーンとか可愛くてよかったなぁ。
あと、アニータ役のアリアナ・デボーズがキレッキレ。ダンスシーンも満点だし、立ち姿もいいし、惚れ惚れした。マリア役のレイチェル・ゼグラーも可愛いくていいけれど、好みは断然アリアナ・デボース!

一方でちょっとモヤッとするシーンもあるし、モヤッとする設定もある。オリジナルがしっかりしているから、現代性を持たせようとしてちょっと蛇足になってしまったのかも。そのせいでちょっと散漫になってしまった感じがする。
あと1曲ずつがちょっと長く感じてしまった…原作通りなんだろうけど。時代のせいか?
作品の核は「闘いや憎しみからは何も生まれない。隣人を愛せ」ということで、教訓的なものとか色々な要素を入れようと思えば盛り込むことができる作品なんだろうけれど、もうちょっとウキウキした恋愛要素の部分を観たかったなー。想像したより重い作品だったのかも。ま、それがスピルバーグ節なのだろうけれど。

最後、アニータは紫っぽい服を着ていたけれど、マリアは青っぽいワンピースだった。それってどういう意味なんだろう?心はトニーと共にあるってこと?でもそれって作品のメッセージからは外れるしなぁ…。

うーん。オリジナルを観ておいた方が楽しめたかもと反省。


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