嫌悪感を向けられることが朝飯前だった時代。

言った方は覚えてないけど
言われた方は覚えてる言葉って
良くありませんか。
私は時折思い出す言葉があります。

会社員として秘書をしていたときのこと。
私の担当していた役員の社内での評判は
逆らえない・怖い・厳しい
そして、人事権を持っている。
という感じで、
その秘書をしている私と仲良くしておこう!と
色んな人が集まってきた。
すごく良くしてくれる人もいたが
冷静に私に対してではなくそのバックにいる
担当役員に向けた行為だから
絶対に勘違いして浮かれてはいけない。と
ずっと気を張っていた。

そんな秘書時代にSE部署の人に
言われた言葉が忘れられない。
それもご丁寧に鮮明に映像として
保存されているから辛い。

それは、担当役員の勘に触った出来事があり
私はその役員の指示に従い
ちょっと無茶苦茶で急な内容と理解した上で
SEの方にあるオーダーをした。
するとやはり答えは"NO"だった。
それも嫌悪感全開の拒絶に等しいもの。
予想通りの回答だったし、
嫌悪感を向けられることなんて朝飯前だった。笑

担当役員の元に行き
怒りが増大しないように
簡潔に明確な理由をいくつか挙げて報告した。
ただ、その日の役員は怒りが収まらず
さらに無茶苦茶なことを言い出し
私に改めて確認することを指示した。
会議続きで食事を摂る時間もなかったから
お腹空いててイライラ止まらんのかなぁ。と
心の中で呑気に考えながらSEの元へ。笑

するとSEの部署メンバーからの
壮大なブーイングを浴びることに。
そうですよね。うん。
無茶苦茶なオーダーですよね。
わかってるんですよ。
でもとりあえずちょっとでも怒りを鎮火させる
取り急ぎの案とか貰えたりしないですか?
と冷静に話した。
なんとか役員を説得し、その場を乗り越えた。

数日後、その騒ぎがあった日
お休みで現場にいなかった
仲良しの優秀なSEさんとの打ち合わせがあった。
その時に言われたんです。

「なんかいつも無茶苦茶なオーダー言って、
ヤンキーみたいに自分の意見押し通す
強い女性って感じですよね。」

…役員からの指示に従ったまでだけど
周りからはそう見えてるんだ。と絶句しました。

でもその直後に私は
その人にニコニコと笑顔向けて
「いつも本当にすみません!頼りにしてます!」
と言ったんです。


自分の中の何かが失われた(壊れた)瞬間でしたね。
心の温度が一気に氷点下になり、
その後もアイスのカップを温まった手で
包んで周りから溶け出していくような感覚。
すり減りのではなくて、溶けていく感じ。

そして私はその数週間後に
退職の申し出をした。
今も会社という組織との関わりは
残っている部分もあるが確実に改善し、
自分自身で仕事を生み出す努力に
時間とお金を費やせている。
そんな自分を褒めたい。

学歴・職歴コンプレックスがあった時代もある。
でも後悔しても時間は、戻らないしね。
まだ履歴書の中の私だけで
評価されることが多い
日本で生きていく上で
何が正解なのかと迷った時期も長かった。
ただ、私の中での結論は…

自分の選択したことを自分が信じないでどうする。
自分の選択を自分が正解にするだけ。

確かに生活の大部分を占める仕事を
変えるとか決めるって不安だけど
私は、人生の選択のひとつ
ってぐらいライトに捉えています。

人生は、無限ではなく有限だから。
みんなおばあちゃんになったらとか
良く言うけど長生きできる保証ない。
もし仮に明日余命を告げられたとしても
私の人生最高だったわ。
って笑顔で言える自分でありたい。
この世に"自分"を限りなく表現して
懸命に生きていた証を残したい。

今日もこうやってnoteを更新して
自分の考えを発信出来ている。
素晴らしい。拍手👏
明日も全力で生きますよ!
おやすみ。

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