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365LIFEの7周年は新たなスタートの日

2015年2月14日バレンタインデーに「不動産のセレクトショップ365LIFE」はスタートしました。

2014年11月にそれまで勤めていた不動産管理会社を辞め、さあこれから何をしようと考えていた僕が思いついたのは20代~40代で良質な住まいを求める顧客のために不動産をセレクトして紹介するサイトを作ることでした。

このビジネスモデルはそもそも東京を中心に大都市ではすでにありますし、別に目新しいものではありません。ただ、浜松という地方都市で成り立つのか?もしつくったとしても、そもそも浜松にそんなにおしゃれな物件があるのか?それと一番大きな問題としてサイトが認知されるまでどれだけの費用と期間が必要なのかなど、想像しただけでも難易度が高そうなハードルをがんじていました。

そもそも、僕自身に不動産仲介の経験はゼロで、賃貸も売買も仲介の経験がありません。というのも僕が仕事をしていたのは不動産管理会社であり、物件の維持管理や大家さんへの資産形成の提案などだったからです。
当時はそんな経験値で始めること自体がリスクの可能性もありましたが、いま思えば仲介の経験はあるに越したことがないレベルで、むしろ無いほうが自由な発想で事業が始められたのだと思っています。

ということで、事業をスタートすることになったのですが、11月からサイトの開発に入り、並行して物件の選定と撮影を進めていきました。
少なくとも賃貸の繁忙期までには間に合わせたいと思い、1人でとにかく必死になってサイトローンチの準備をしていました。

サイトの開発は参考になるサイトを研究しながら、制作会社と打合せをして仕様を決めていきました。デザインは物件が映えるようにシンプルでかつ探しやすいように考えました。物件登録のシステムが出来上がったのは12月末ごろだったかな。そのころから毎日物件を撮影しに行っていました。

当時のカメラは一眼レフに広角レンズを搭載し、お部屋をなるべく広くきれいに見せるような技術を自分で習得しました。カメラの使い方も分からない状態でも必要に迫られるとすぐに覚えますね。
物件を紹介するキャッチフレーズやライティングもどこで習ったわけでもなく、自己流ですが、その物件の良い点と悪い点を含めてしっかりとご紹介することだけにこだわり、書き続けました。

記念すべき第一号記事
https://365life-realestate.com/house/detail/13

古材を使った床が特徴的なワンルーム

2月14日にオープンを決めたのは賃貸の繁忙期というのもそうですが、バレンタインデーなので覚えやすいので(笑)
登録の仕組みができてから2カ月ないという超短期間だったのですが、ローンチまでには100件は掲載するという目標を掲げ、毎日遅くまで一人でコツコツ掲載を進めていきました。

そしてあれよあれよという間に2月14日を迎えます。結局一人の力では90掲載どまりで、その日も撮影に行っていました。そもそもローンチしてすぐに問合せが来ると思ってもいなかったですし、まあそのうち一件でも問合せがあればいいなと思いながら物件の撮影をしていたその時、電話が鳴りました。(転送電話)

「ありがとうございます。365LIFE株式会社スズヒロです。」と電話に出ると、

「サイトを見てお電話したんですが、西伊場のレトロマンション内覧したいんですが、空いていますか?」

頭の中に「えっ!」という文字が浮かび、嬉しさと驚きを抑えながらアポイントを取ったのを今でも鮮明に覚えています。その日、別の物件と合わせて3件の問い合わせがあり、不動産仲介業のデビュー戦を飾ったのです。

記念すべき1件目の問合せ物件

https://365life-realestate.com/house/detail/139

レトロな手洗い場が玄関先についている物件

7周年という僕にとっては節目の年であり、これからもこのサイトが皆さんに愛されるサイトになるようにという想いを込めて、これからこのnoteでは不動産のセレクトショップ365LIFEにまつわる想いや出来事を綴っていこうと思います。こういった情報発信するのはこれまでしてこなかったので、気に入っていただければ幸いです。

それではまた次回。


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