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「やりたいことが分からない」という悩みについて

コーチングセッションをやっていると、「やりたいことが分からない」
「目標が見つからない」というお悩みをいただくことが良くあります。

そこで今日はこのお悩みについてちょっと考えてみようと思います。

やりたいことが分からないの正体とは…


①経験不足


やりたいことを見つけるには、そもそもどのような選択肢があるのかを知る必要がありますよね。経験不足やリサーチ不足で、自分にとても狭い選択肢を与えたまま、その中で「見つからない…」と悩んでいる方がいらっしゃるように思います。
私自身、コーチングの存在は10年以前からしっていました。コーチングを受けた経験もありますが、まさか自分がコーチという職業をやることになるとは、その時は思ってもみなかったのです。コーチングをやってみて初めてこのお仕事の面白さを知ったわけです。選択肢がないのならどんなことでもいいから外の世界に触れてみて、色々な人に会ってみてご自身の知見をまずは広げてみてはいかがでしょう?

②現状からの逃避


「やりたことが見つからない」と思うようになったきっかけが「まずこの現状から脱したい」とう動機であることも多々あります。「今の仕事がつらくて仕方ない、転職をしようかと思っているけれど、自分のやりたいことがわからない。」こんなパターンです。
本来、「現状を何とかしたい」問題と「やりたいことに向けてがんばりたい」事とは分けて考えるべきです。現状から逃げるための正当な理由としてやりたいことを無理やり見つけなければいけないと、勘違いしていることがあるようです。
まずは現状としっかり向き合い、自分の対処方法を決めて、いま抱えている問題を解決してから次のステップに進むほうがプロセスとして負荷がかかりません。

③隣の芝は青い病


「目標に対して頑張っている」人に囲まれている方に多く見られる症状です。所属しているコミュニティメンバーの成長意欲が高かったり、学習意欲の高い方たちに囲まれていると、必死に目標に向かって前進する姿がとてもキラキラして映るかもしれません。今一度、あなた自身が「今大切にしたいもの」に立ち返ってみてください。今のあなたは現状維持をするタイミングかもしれません。今のあなたはアクセルよりもブレーキを踏むタイミングかもしれません。人にはそれそれのライフステージ、タイミングというものがあります。周りがどんなに前進しようともあなたはあなたの自信のペースを考えてあげてください。

やりたい事って常に持っていなければいけないの?


そもそも論になりますが「やりたい事」って常に持っていなければいけない事でしょうか?目標がない状態、むしろ目標は「現状を維持する事」であることは良くないことでしょうか?私はそうは思いません。
「目標に向かって頑張ること」は確かに素晴らしい事ですが、必ずやらなければいけない事ではないのです。目標がない状態、それはもしかするとあなたは今、最高に満たされた状況にいるのかもしれません。
「ないもの」に目を向けるのではなく「あるもの」に目を向ける。

もしかするとそれはあなたの世界の色を変えてくれるかもしれません。

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