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出版社が著者の魅力や強みをどうやって見ているか言語化してみた

こんにちは。339PLANNINGの今野正輝です。

PRでも出版でもコンテンツの企画を作る仕事をしていると「どういう基準で企画を考えているの?」とご質問をいただくことがあります。

今回は、改めて過去に出版した本を例にどういう基準で著者や企画の軸を考えているのか紹介していきます。

ストーリーが見えるか

本もイベントもコンテンツの核はストーリーです。

著者さんに声を掛けるときも「SNSや発信からストーリーが見えるか」を確認します。

例えば、2022年に出版した「おしごとカメラ手帖」のmisatoさん。

元々、プロフィール写真の依頼をしていたという前提があるので、事業の内容は知っていました。

その前提を踏まえてこの2つのリンクのトップページだけを見ても、
・顔がわかる。
・撮影と講座、両方のお仕事をしているんだな。
・当時は講座を150件ほど実施していた。
・カメラの使い方などの記事も更新しているんだな。
・商品開発もして、カメラグッズを販売しているんだな。

と言う形で、どんな事業をしていて、どんな人なのかストーリーが見えてきます。

misatoさんの場合は公式サイトや講座ページを例にしました。

別の視点で、今年出版したレシピ本の著者お二人はSNSを見て執筆のご依頼をしています。

お二人の場合は、
・料理×〇〇がある。
→あぷりこっとさんは「料理×低脂質×日々のお弁当やご家族へ向けた料理」
→真澄さんは、「料理×ランチイベント×暮らしのエッセイ」
・顔がわかる。
・イベントや講座、LINE公式など、フォロワーと交流するイベントやサービスを提供している。
→価値を具体的に提供しているという実績や気持ちある方だとわかる。
・定期的に、長期間SNSを更新をしている。

これらが本を作る前に、僕が感じたそれぞれの著者の魅力です。

写真を撮る、料理を作って発信をしているという人はたくさんいます。
その中で、発信を通じて「強みのかけ算」が起こることで「魅力」に変わり、発信者のストーリーが読み手(今回で言えばこんちゃん)に伝わる。

こうして見えてきた魅力やストーリーをベースに
「いっしょにこんな企画を作ったら〇〇な人に喜んでもらえる○○なコンテンツが作れるかも」という仮説を立てます。
ぼくはこの仮説を「企画の種」と読んでいます。

別のパターンとして「こんなイベントをしたい」と思ったときに「〇〇さんならこのイベントに合うかも!」とつながっていくんです。

人とストーリーが見えるとコンテンツに説得力が生まれます。
説得力が生まれると、見た人の行動につながります。
行動が生まれると、それは価値になります。

強みのかけ算や魅力を見つける方法については、
こちらのnoteにも書いているので、よかったら読んでみてください。

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