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あの国は「挟まれている」意味がある

あの国はいったい何を考えているんだ? という疑問が氷解する一冊です。

大昔、日本史の授業にて、東南アジアのタイ国だけ第二次世界大戦中になぜ独立国家になっていた(その周りは全てイギリスやフランスの植民地になっていた)のか、その説明を聞いて「ああ、なるほど」と思ったことがあります。

今やそういったポジションにある地域や国が結構増えている、そして事情によってその地域自体も変化する可能性がある、ということが説明されています。

日本の割と近くにあるとあの国が、庇護を受けていた隣国のいう事を聞かずに「ひどいことを超やりたい放題」なのに、その国からは何の制裁も受けていません。なぜなのかは、地政学によるもののようです。

読めば読むほど、国際問題は出口の見えない問題がたくさんあると感じますが、無理やりそれをこじ開けようとすると逆にこじれてしまう事態もあるから、あえて「棚上げ」する事も有効だったりするようです。



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世界史がすき

至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。