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【わたしのこと】2回目の、手術決定

誕生日にわかった、子宮の腫瘍。
精密検査のために総合病院へ行った。

お腹の大きな女性。妙齢から年配の女性まで。
バンダナを頭に巻いている方もいる。
赤ちゃんの泣き声。お母さんたち。
自分がこの場所にいることに違和感を感じる。

2時間くらい待ったら、やっと順番が回ってきた。
問診を済ませて、診察台に座る。
脚を開く形になるが、右足は踏ん張る力が弱いので、そのまま上に上げたら滑り落ちてしまう。
看護師さんに片方だけ脚を持って支えてもらう。
診察代が上に上がる。
シュールな光景。

病院では、自分の体や脚、フォローの仕方などについて分かりやすく説明しなければいけない。それだけでも結構なエネルギーを使う。

加えて、器具が入る。もともと緊張が強いからだに、より強い緊張が入る。意識して息を吐くようにする。ばれないように、手のひらを強く握る。爪を食い込ませて、違う痛みの方に意思気が向くようにする。

エコー検査。当然赤ちゃんはいない。
画面に、ポチポチと緑色の点がついていく。
なんだか多い気がする。

これが全部腫瘍なのだろうか?

結局、私のからだには想定したよりも多くの腫瘍があった。大きさは小さいが、なにぶん数が計り知れないので、手術で開いてとってみるしかないという。
傷跡が小さい腹腔鏡ではなく、縦にしっかり跡が残る、開腹手術になる。

婦人病の多い家系だったので、子宮筋腫であることの予想はついていた。そして、入院の必要も。
結果を聞くまでは、「これより大きな脚の手術を乗り越えて来たんだから」と冷静でいた。

でも、この手術は、脚の手術とはわたし自身の反応が全く違った。
また傷が増える。いや、それよりも数がわからないのが不安だ。そんなに数があるなんて。

とても怖くなった。

脚の時は2つ返事で、手術前日に快眠できたほどなのに。
結果と、手術方法を聞くだけで大きく動揺している。
この差は何なんだろう。むしろリハビリも無いし、環境も快適だ。入院日数も前回の約5分の1。
それでもわたしは急に不安になった。

障害の手術と、病気の手術。何が違うのだろう。どうしてわたしはこんなに不安なんだろう。


大きく動揺している理由がわからない。
またわたしはあいまいな悩みに悩まされるのか。
答えがでるまでわたしはイライラしたり、くよくよしたりを繰り返した。
とりあえず、入院を会社に伝えなければならない。

(まだ続きます)

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