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自己紹介④異動→スランプ→抜け殻

こんにちは。ふるはしかおりです。

今回は不慮の事故(?)により、議会局への異動が決まってからのお話です。前回までの記事はこちら。

2月末に言い渡された突然の局間異動に動揺を隠しきれない私。
しかも異動先は議会局という知り合いもいない局でした。その上、これまで議会とは全く関わらない仕事をしていたため、きつねにつままれたような気持ちでした。


そうは言っても異動希望に書いたんだけどね。
下の方に。。。なんで書いてしまったのかはわかりません。本当になんとなくノリで、としか言えません汗


当時の私が抱いていた議会局へのイメージは、


○忙しい
○絨毯がふかふかしている
○議員怖い
○議会局からお知らせ致しますの放送にお昼寝を邪魔される
○議会開会中は管理職が怖い
○「○○先生」というワードを口にしているときは、基本みんな険しい顔をしている
○会期中は突然「お昼までにこの資料作って」みたいな仕事が入ってくる。でも何に使うかは教えてくれない。


というように、絨毯のふかふか以外プラスのイメージが全くといっていいほどありませんでした(じゃあ異動希望に書かなければよかったのに)。


本当に素直な気持ちを書くと、「あの怖い人たち(議員)がいるところに行くの?どうしよう。。。」といった感じでした。


その上当時所属していた生活文化局の上司からも、
「面接は絶対きちんとスーツで行った方がいいよー」
「ふるはしさん派手目だから、髪の色落としてね。。」
と局間異動の面接に臨むにあたって、厳しくボディチェックをされてました。

当時の私が何で派手だったかというと、取引指導業務の中で接していたのが主に大学生や若い女性であったため(悪徳キャッチセールスとか悪徳スカウトを担当していた)、渋谷の繁華街に調査に行くことが多かったことが理由に挙げられます。周囲と馴染むようにカモフラージュ的な格好を続けていたら、ちょっと派手な見た目になっちゃってました。


そんな私も今やイメージコンサルタント。ファッションは相手のためにあるんです!とか言っちゃってるので、人生分かりませんね。


派手な見た目をどうにかしよう、と考えていたこの時の行動も、実はイメージコンサルタントへの道に繋がっています。

議会に異動するんだから大人しめな服買わなくちゃ、でも大人しめでも自分に似合うファッションが知りたいなあ。と思っていたので、この時初めてプロにパーソナルカラーを見てもらったんです。パーソナルカラーというのは、その人が持つ個性を最大限に引き出してくれる色のグループのことを言います。

「またまたー!何色着ても見た目そんなに変わらんよー」と思ってませんか??
それって実はすごく損をしていて、自分のパーソナルカラーとそうでない色を身につけた時では顔映りが全然違います。しかも、パーソナルカラーはシミやシワといったお肌の隠したい部分までカバーしてくれる効果もあるので、良いことづくしなのです。当時の私は25歳くらいでしたが、年齢に関係なく似合う色を身につけると一気に垢抜けます。驚くと思いますよ♪

そういうわけで、議会局に異動するきっかけで受けたパーソナルカラー診断でしたが、当時の私にとってパーソナルカラーとの出会いは本当に衝撃的でした。診断を受けるまではファッションへの無駄遣いが多く、何とかしないといけないなと危機感を抱いていたので、自分のパーソナルカラーをもっと早く知っておけばよかった、と軽く後悔しました。

この出来事をきっかけに、議会局に異動後、議員の先生がたのジャケットやネクタイの色に着目するようになったのです。今振り返ってもびっくりするくらい、過去の出来事が今の仕事とつながっていますね。

話は局間異動に戻ります。

私は無事に議会局での面接を終え、管理部総務課庶務係への発令も受け、慣れ親しんだ第一本庁舎からさよならしました。


向かう先は議会棟です。都庁第一本庁舎の向かいにある、あのバウムクーヘンのような建物を指します。局間交流後は仕事内容も転職並みにガラッと変わる上に、異動先での人間関係の構築もまた1からやり直しになります。最初の方は楽しく、お仕事もどうにか問題を起こさず過ごしていました。良い子を演じよう。ミスしないようにしよう、と必死だったことを覚えています。


当時私が与えられていた仕事の一つに、議会放送というのがありました。都庁に勤務していた人なら一度は聞いたことがある


「議会局からお知らせいたします」


というアレです。あの放送を担当しました。実はこの議会放送のお仕事で私、精神的にかなりやられてしまったんです。なぜかというと、議会放送の担当者は会議が終わりそうな時間よりもかなり前から席に張り付いていなければならず、その間は電話も取れず、お手洗いにも行くことができません。これまでアクティブに外に出まくっていた私からすると、最も苦痛に感じるのが「自分の席から動けない」というこのお仕事でした。確かに議会放送は、放送が流れるのを合図に執行機関や議員が一気に動きます。都庁全体の人の流れを動かすので、とても責任の重いお仕事だったのですが、それゆえミスは絶対に許されません。議会放送がある日は、朝から憂鬱な気持ちで自宅を出ていたことをよく覚えています。


それに加えてこれまでいた執行機関とは違う、議会独特のルールに馴染むことができませんでした。上司や先輩、後輩は、予想していた以上に議員に対して仰々しいし、議員案件になると周囲の緊張感が張り詰めた空気になり、その度に疲弊していました。

気づくと、私は自分が何かアクションを起こすたびに、周りから怒られないように、悪目立ちしないように「これは間違っていないのか」とか「これはルールに則っているのか」ということばかり気にするようになってしまっていました。

議会に異動して、どんどん私らしさを失ってしまっていったのです。
早く昇任試験に受かって、他局に出ることばかり考えていました。

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