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ファッションを仕事にする私が実現したいサステナビリティのかたち

テレビや新聞でよく聞く言葉のひとつであるSDGs。今は知らない人の方が少ないのではないでしょうか。

言葉だけ知っているけれど中身はよくわからないという人のために説明をすると、SDGsとは「持続可能な開発目標」のことであり、2015年の国連サミットで採択されました。持続可能ってなんなの?というと、私たちが築いたこの社会のシステムが後世にわたって継続していくことを指しています。17の大きな目標と、それを達成するための169のターゲットに分けられています。サステナブルな社会の実現と維持のために世界が一体となって推進していく目標です。

17の大きな目標には、飢餓や貧困、教育の平等といったものから、エネルギーや働きがいに関するもの、気候変動や平和についてのものもあり、途上国だけでなく先進国も包括的に取り組める目標となっていることが、このSDGsの特徴と言えます。

SDGsの紹介はさらっとで終えます。もっと深く知りたいという人はこちらのサイトをご覧ください。


本題に戻ります。私の仕事はイメージコンサルタント、その中でもファッションスタイリングが仕事の中に占める割合が高いです。言わずもがな百貨店やセレクトショップがないと、私たちの仕事の幅は減ってしまいます。実際にコロナによる緊急事態宣言発出の時も大打撃を受けました。私の仕事ってこの先どうなるんだろう?と当時は本当に不安な中過ごしていたのを思い出します。

そんな「ファッション」や「百貨店」とともにある私の仕事が、SGDsのどの部分に貢献できるのか、そして私は今後イメージコンサルタントとしてどのように貢献していけるのかについて書いていきたいと思います。

先に申し上げたように、お客様の魅力を引き出し、その方のお仕事やお立場にぴったり似合うものを提案するのが私の仕事です。人は似合うものや自分の魅力を引き出してくれるものを知ると、たいていの場合は購買意欲が高まり、私のコンサルティングを受けた帰りに早速お買い物に出かけたり、人前に出る機会が多い方やプロの客観的な意見が欲しいという方は、ショッピング同行といって私と一緒にお買い物に行く場合もあります。

多くのハイブランドに留まらず、ユニクロやZARAが環境に優しい服の循環を提唱し始めたように、ファッションと消費、ファッションと環境保護は結びつけるのが難しい関係だというのは世間の一般的な考え方です。実際に私をはじめとしたイメージコンサルタントやスタイリストの仕事も「人にたくさん服を買ってもらうための仕事」だと思われているようです。

しかし、少なくとも私がこの業界に入り、イメージコンサルタントとして仕事をしてきた中で思うのは、私たち(少なくとも私)は決して無駄な消費を促すような提案は行わないということです。実際私が多くのお客様からいただく言葉の一つとして、古橋さんに選んでもらえる洋服はクローゼットの第1軍として活躍しているというものがあります。言い換えるとその人のイメージを形づくる上で大事な核をなす1着になっているということです。自分にぴったりのファッションを知る前では購入しても上手く着こなせなかったアイテムがいくつもあった人でも、イメージやファッションのプロの手によって、無駄のないすっきりとした買い物の仕方とクローゼットを実現することができてしまうんです。これは私自身も驚いた効果で、起業直後の自信のなかった私は、お客様からいただいたこの言葉に何度救われたことかわかりません。私が選んだ服に愛着を持って、大事にたくさん着てくださっている様子を窺い知ると、私がやりたかったお仕事って人のためでもあるし社会のためでもあるんだなーと嬉しい気持ちになります。

そう、これって17の目標の12番の「つくる責任、つかう責任」なんですね。

企業によって作られた服やアイテムを、本当に必要としてる人に届ける、そしてその人が大事に大事に使ってくれること、これがイメージコンサルタントの私ができる社会貢献の1つのあり方です。

今日はここまで。読んでくださりありがとうございました。


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