反抗期にありがとう、、、
朝起きた二男がおはようと言って、私もおはようと返した。
何気ないやりとりに、そう言えば二男からいつも声をかけてくれるな、と気づいた。
私はそのことに今朝、急に感謝の気持ちがわいてきた。
二男はかなり激しい反抗期をやってくれた。一度はあれほどのうらみを持った親の私に、自らあいさつ出来るまで、よく気持ちを立て直してくれたな、と。
私にはとても出来ないな、と思った。
それというのも、私は思春期に反抗期をやらず、我慢と根性で乗り越えてきた親からの理不尽を、今になりなかなか許せていないでいるから。
親を思い我慢した自分にも責任があるけれど、我慢した時間は戻らないことに、自分らしくいられなかったことに、おばさんになってから急に親に怒りを感じているし、更年期のどさくさにまぎれて、アラフォーの反抗期をしている。
ちなみに高齢の親は、急に思うようにならない私から逃げていて、私からも近づかない。今のこの距離はお互いのためだと思う。
反抗期がないということは、こういうことにもなるのか、と自分の今を他人事のように見ていて、
お互いもう、相容れることはないのだとやっとあきらめもついた。
このアラフォーの反抗期から生まれた自分の気持ちは、息子たちの反抗期を理解するときに、とても必要なものだったから、ネガティブなものではなく、むしろ自分では歓迎すべき変容として自己受容している。
そして、息子たちはちゃんと10代の今、順調に親を困らせて、自分の主張をし、支離滅裂になりなげやり、病み、また立ち直り、親をうらみ、それでも理解しようとし、うらみながらも今はおはようとあいさつをしてくれる。
すごいなあ、と思う。
親の私をゆるさなくていいんだよ、と常々思ってるし、
あんなにもつらくて悩んだ息子の反抗に、ありがとうという気持ちがある。
我慢しないでくれてありがとうと。
反抗期はとてつもなくしんどいけれども!
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