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「食後の眠気」は老化のサイン

2nd GYMトレーナー五十嵐です。
どんな年末年始を過ごされましたか?
つい食べ過ぎてしまったという方もいらっしゃることと思います。最近は続けて、体脂肪を落とすための食事をテーマに投稿しています。前回投稿はこちら。

そしてダイエットという観点だけでなく、ただ痩せても美しさがなければ本末転倒でしょう。さらに、日常を営む上で仕事の生産性が悪かったり、やりたいことが片付かなければ、自分の人生を生き切るとは言えません。ここから数章はダイエットという一面だけでなく、美容と生産性などの側面からお伝えします。

高血糖で生産性ガタ落ち

前回はAGE(糖化)について説明しました。
糖化してしまうのは「高温調理されたものを体内に取り込む」ことの他に、「体内で溢れた糖と細胞中のタンパク質と結合」することでも起こります。
つまり、糖質の過剰摂取による血糖値の上昇によっても、AGE化(糖化)が起こり、体の老化現象が促進されてしまうのです。
なので、揚げ物だけでなく、高糖質も美容のために気を付けなければなりません。

糖質過多になってしまうと、余剰分は体脂肪として体に蓄積されてしまうのは多くの方が理解されているでしょう。皆、定食のご飯を減らしたり残したり炭水化物の摂取量を減らすのはそういう訳ですよね。そしてここではもう一点、糖質の過剰摂取(高血糖)による生産性の低下について説明します。

食事の後、眠くなったり、集中力が落ちたりすることはありませんか?これは、血糖値の乱高下が関係しています。

血糖値とは、血液に含まれるブドウ糖の濃度です。食事をすると血糖値は上がりますが、ホルモン(インスリン)のはたらきによって糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保とうとする役割があります。
しかし、食べ過ぎたり、炭水化物の多い食事などによって、血糖値は急上昇します。すると、インスリンの分泌が過剰になり、血糖値は急激に低下し、こうして眠気やだるさなどが起きるようになるのです。

そうなってしまうと、午後に集中してさっさと仕事を終わらせようと意志を固く持っていても、不本意ながら体がいうことを聞かなくなってしまうのです。


AGE化(糖化)による老化と生産性を下げてしまうことへの対策は、血糖値のコントロールに他なりません。具体的には以下の2つを覚えておきましょう。

①食事の摂り方
食べる順番を糖質が後半になるようにする。
【スープ→サラダ→副菜(サブ)→副菜(メイン)&炭水化物】など。
●丼ものを控え、定食にする。
●炭水化物(糖質)のボリュームを減らす。食物繊維を増やす。
●コップ1杯の水を飲んでから食事を摂る。
●ゆっくり、よく噛んで食べる。
血糖値が急激に上昇しないような食事を心がけましょう。

②食後の運動
食後にウォーキングなどの軽い運動をすることで血糖値が下がることが確認されています。おすすめは食後10分~15分のウォーキング。ですが、医学誌に掲載された最近の論文ではたった2分~5分のウォーキングでも血糖値が大幅に安定するという報告もあり、立つだけでも血糖値は下がるとしているため、ほんの少しでも軽く動くことをおすすめします。

食べ方・食後の血糖コントロール

個人的に私も昼食後はかなり眠くなりやすいです。(朝食で糖質を摂らないことで血糖値が上がりやすくなっているのだと考えられますが)昼食後は眠くなりやすいですが、食後のウォーキングによって眠さが軽減することを感じています。食後の眠気は「高血糖のサイン」だと肝に銘じるようになりました。

高血糖による体の老化、肥満体型化から体を守りましょう。
次回は加工食品摂取による病気リスクについて投稿していきます。

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