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揚げ物で「しみ・しわ・たるみ」

2nd GYMトレーナー五十嵐です。
どんな年末年始を過ごされましたか?
つい食べ過ぎてしまったという方もいらっしゃることと思います。最近は続けて、体脂肪を落とすための食事をテーマに投稿しています。前回投稿はこちら。

そしてダイエットという観点だけでなく、ただ痩せても美しさがなければ本末転倒でしょう。さらに、日常を営む上で仕事の生産性が悪かったり、やりたいことが片付かなければ、自分の人生を生き切るとは言えません。ここから数章はダイエットという一面だけでなく、美容と生産性などの側面からお伝えします。

シミ・シワ・たるみの温床に

揚げ物はお好きですか?
とんかつ、からあげ、てんぷら、カキフライ、ドーナッツ、ポテトチップスにフライドポテト。
字面だけでよだれが出てくる人もいるかもしれません。私もその一人です。

だけど別に油で揚げたからといって栄養価が上がるわけではなく、むしろ小麦粉やパン粉など炭水化物で覆い、そこから油が追加されるためN/Cレート(カロリーに対する栄養価)が爆下がりします。しかもホルモン異常になり食欲は暴走。ダイエッターにとって揚げ物を食べることは自殺行為と言っても過言ではありません。さらに揚げ物摂取によって病気リスク(2型糖尿病、心臓病、肥満)が上がることも研究でわかっています。

それだけではありません。揚げ物を食べた翌日に肌が荒れる方もいらっしゃいますが、それだけでなく、しみやしわ、たるみ、くすみの原因になると聞いたらゾッとしませんか?それらは肌荒れという形で即座に出るわけではなく、細胞にダメージが与えられることで少しずつ表出してくるのです。

揚げ物が及ぼす影響

そのポイントになるのがAGE(エージーイー)です。
AGEは終末糖化産物(Advanced Glycation Endproducts)といい、「タンパク質と糖が結合してできた物質」のことで、強い毒性を持ち、老化を進める原因物質とされています。その反応は加熱により促進され高温であるほどより多く発生します。つまり、高温調理されたものを食べるほど、AGE化(糖化)が進み、体の老化現象が促進され肌の劣化につながるのです。

肌のハリややわらかさを保っているのはコラーゲンなどのタンパク質です。肌のコラーゲンは加齢により、長い歳月をかけてじわじわと体温で加熱されていきます。そうすることでAGE化(糖化)が進み、太陽の紫外線も影響し、コラーゲンが変質すると弾力性を失いシワやたるみが出てきてしまいます。
またAGEは褐色のため、AGE化(糖化)が進むと、シワやたるみだけでなく、シミやくすみも発生してしまうのです。

引用元:AGE測定推進協会

皮をむいたりんごを空気中に晒すと鮮やかな色味が悪くなってきますよね。あれが酸化です。ファミレスやコンビニはとくに、相当使い回した油を使用していると考えられます。そんな質の悪い酸化した油で揚げた物を食べていたら、全身の細胞がサビついてしまうのではないかと、よほど高級または高品質な飲食店の揚げ物でない限り、あるいは特別な機会じゃない限り私は手を出しづらくなってしまいました。

お店側のメリット

これをお店側の観点で考えると納得できます。
調理が簡単で、味も美味しくできるし、コスパが良いのです。
スーパーの惣菜コーナーに並んでいる揚げ物ならば、精肉売り場や鮮魚売り場で売っていたものが消費期限間近になって回したとしても、味がよければ何ら問題はないのです。しかも、その素材が養殖なのか天然なのかもわからなければ産地の表記義務もありません。つまり、店側として圧倒的にコスパが良くて都合がいいのですよね。

店側として揚げ物は好都合

どうしても、どうしても揚げ物が食べたい場合は、千切りキャベツなどの食物繊維を先にしっかり摂り、抗酸化作用のあるレモンをかけて食べるようにするといいでしょう。

次回は糖質過多によるAGE化や生産性低下について書いていきます。

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