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留学情報系

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【体験談】留学奨学金:合格のミソ4つ

お金をどう工面するか ―。留学にあたり、多くの人が向き合う問題だと思います。私も海外大学院への進学を検討しはじめた当初「こんな高額な学費(欧米圏)は払えない…」と頭を悩ませていました。 最終的には、パンデミックもあり欧米圏ではなく韓国の大学院に進学することに決めたのですが、やはり様々な奨学金に応募しました。 もちろん不合格だったものもありますが、複数の団体から十分な額をいただくことができました(詳細は以下の記事に譲ります)。 奨学金へ繰り返し応募し、自分なりにこれがミソな

【英語学習】ChatGPTでスピーキング&ライティング練習

帰国後、英語を日常的に使わなくなり、英語学習の方法やモチベーションをちょっと見失っています。 そんななか、とある機会に英語で面接を受けることになりました。英語学習の目標ができてうれしい一方で、やはり不安が募り想定質問と回答を準備。 その過程で発見したのが、チャットGPTが英語学習にとても役立つ、もっと言えば私を含め、中級から上級を目指す学習者に最適なツールでは?ということでした。 ChatGPTでの学習の流れはじめに、大まかな学習の流れをまとめてみました。各項目ごとの詳

【渡航前③】自分に合った留学形態は…短期?交換?正規?

今朝のソウルは久しぶりにPM2.5がひどく、空気が白ピンクに霞んでいます。目覚ましアラームより1時間早く目覚め、良い一日になりそうだと思ったのですが、少し悲しい…。 ✥ ✥ ✥ ✥  私は意識していたわけではありませんが、短期→交換留学→正規留学と順に経験しました。ハードルが低いものからトライした結果なので、当然と言えば当然なのですが…。 もちろん人によっては、いきなり正規留学に行くこともあります。ただ、私は自分が本当に海外生活に向いているのか、英語がどれくらい通用する

【渡航前②】役立つ留学情報源 7つのリスト

ソウルはどんどん秋めいてきて、もう冬の気配すら感じさせます。まだ10月上旬ですが、先日は夜の気温が10℃くらいでした。夏は日本ほどではありませんが、それでもしっかりと暑く、冬は足先が寒さで粘土のように感覚がなくなるほどです。韓国で長年生活している人は本当に大変だと思い尊敬しています。 ✥ ✥ ✥ ✥  先日の記事は留学のスケジュール感についてでしたが、今回のテーマは情報収集。私はこの情報収集が留学の最初の難関であり、かつ大切なステップだと思っています。やはり、留学は交換留

【渡航前①】交換留学と正規留学それぞれのスケジュール感

留学準備は長期戦かつ大がかり。留学に行くかどうか迷っている人でも、とりあえずは漠然とでもスケジュールを頭に入れておくことが大切です。 交換留学か正規留学かによって、スケジュールは大きく変わりますが、準備には最低でも1年間は必要だと思います。 欲を言えば1年半前が理想でしょうか。国・学校選び、受入先が要求する成績や語学スコアの取得、奨学金応募、ビザ申請などやるべきことが山ほどあるので(もう二度としたくないと毎回思いました)…。 交換留学のスケジュール感交換留学は在籍大学の

【体験談】留学奨学金を合計500万円いただいた話

留学するにあたり、もっとも心配な要素の一つが資金ではないかなと思います。私も大学院留学の際には、金銭面で両親に頼らないことを条件として自分で決めていました。学部卒業後、就職する友人たちがほとんどであるなか、大学院まで行くのはかなりエクストラなもので、親に頼るのは申し訳ないなと思っていたので…。 しらみつぶしに様々な奨学金や団体を調べ、応募し、不合格だったものも多々ありましたが、結果として、合計500万円近くの奨学金をいただけました。2021年ごろの情報・体験談なので最新では

正規留学までの道のり、メンタル編。

私はもうすぐ大学院を修了し、とりあえず学生生活が終わる。昨晩、シャワーを浴びながら、ぼんやりと学部生時代から振り返ってみて、そういえばいつも「留学」が目標にあったなぁと思った。 ある日、小学校3年か6年かのときのクラス文集をぱらぱらとめくり「ケンブリッジ大学に留学する!」と書いた自分の字を目にし、ケンブリッジではなかったけれど、結局日本以外の大学院で勉強した私は、それが昔からの夢だったんだと気がついた。 今回は、ほかの人にも当てはまるかは分からないけれど、私が振り返ってみ

【ソウル大修士4学期目】修論と授業と就活

あっという間に最終学期になり、それも終わってしまいました…。今学期は(も?)やりたいこと、やらないといけないことが沢山あり、ちょっとバタバタしていたかなーと思います。 私が在籍している、ソウル大学の国際大学院(GSIS)は最短で4セメスター(2年)で修了できますが、プラス1セメスター延長している人も結構いるようです。私も特に修論が佳境になるにつれて、延長すれば良かったかなぁと思ったりもしましたが、早く学生生活に区切りをつけたかったのと、母からの「できるかできないかじゃない、

ソウルを離れて済州へ、居心地の良さを取り戻す。

2週間のサマープログラムの一部として、済州に2泊3日滞在したのですが、私のとてもお気に入りの場所になりました。一言で言い表すなら、自分が居心地がよいと感じる瞬間は、自然(nature)と繋がっている思えたときだ!と気がついた感覚です。 私は地方出身なこともあって、ソウルの大都会が好きになれないまま1年が経とうとしています。望遠というエリアに住んでいたのですが、おしゃれなカフェは沢山ある一方で、部屋の窓から見えるのは背の高いビルと電柱ばかりで、居心地が悪くなり、引っ越しました

〈大学院情報〉英語で学べる韓国の国際大学院とは?

今日は私が在籍している、国際大学院について紹介したいと思います。日本語の情報がとても少なく、昨年の今ごろは入試準備をしながら四苦八苦していました…。 ※ 情報は私が在籍している、ソウル国立大学の国際大学院にもとづいています。各大学のHPに載っている情報が、最新かつ正確です。 まず、国際大学院(국제대학원)とは韓国のいくつかの大学に設置されている専門大学院です。GSIS (Graduate School of International Studies)という略称でよく見かけ

【ソウル大修士2学期目】今セメスターの授業をふりかえって

先日テストとレポートを提出し、夏休みに突入しました。先学期と違って、時間が過ぎるのがとても早かったです…でもどの授業も充実していて、楽しかった! 【授業紹介】 ■ Issues in the Contemporary Japanese Society 先生のご専門が文化人類学なので、その視点から現代日本の問題について考える授業でした。おもに教育問題が取り上げられました。日本の義務教育のシステム、いわゆるメインストリームの学校から始まり、フリースクールや不登校支援について

無料でソウル→済州→釜山のサマープログラム【修士夏休み1】

7月4日から15日まで、韓国の外務省とKDI(政府系シンクタンク)が主催する 2022 Junior Scholar Fellowshipというプログラムに参加しました。 アメリカ・中国・日本いずれかの国籍をもち、韓国で学んでいる大学院生が参加できるもので、前半一週間はソウルで、韓国社会や経済などのレクチャー&企業・施設訪問をし、後半は済州と釜山に2泊3日ずつ滞在するかたちでした。ちなみに使用言語は主に英語です。 プログラム前半 in ソウル 前半は、高麗大学近くのKDI