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【渡航前②】役立つ留学情報源 7つのリスト

ソウルはどんどん秋めいてきて、もう冬の気配すら感じさせます。まだ10月上旬ですが、先日は夜の気温が10℃くらいでした。夏は日本ほどではありませんが、それでもしっかりと暑く、冬は足先が寒さで粘土のように感覚がなくなるほどです。韓国で長年生活している人は本当に大変だと思い尊敬しています。

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先日の記事は留学のスケジュール感についてでしたが、今回のテーマは情報収集。私はこの情報収集が留学の最初の難関であり、かつ大切なステップだと思っています。やはり、留学は交換留学であっても、結局は各個人が自分で決めた人生選択であり、自力で地道に準備するものなので…。

前半では、最も気軽にアクセスできる情報源から順番にリストアップしました(準備段階の早い順、ということにもなるかもしれません)。あくまでも私の経験なので、もちろん順番はみなさんそれぞれ前後すると思います。

後半は、情報収集にあたっての心構えと注意点をまとめてみました。


想定される情報源7つ

【想定される情報源】
① 友人
②インターネット
③所属大学の説明会や提供資料
④経験者にコンタクト
⑤外部の説明会
⑥留学エージェント
⑦直接問い合わせ

①友人

これは言わずもがなですね。その友人が留学経験者でなくとも、なんとなく留学に興味があることを日頃から伝えておくと「○○さんもイギリスに行きたいみたい」「○○先輩、今留学中だよ」等、誰かを紹介してくれるかもしれません。

②インターネット

■ 留学先の公式HP
もし留学したい大学がすでにいくつかあれば、その大学のHPをまずは覗いてみることをおすすめします。おそらく英語か現地語で書かれており、進んで読む気にはなれないと思いますが…。やはりこれが一次情報なので、最も正確で信用できます

私は例えば、「Seoul National University for international students」といったワードで検索していた記憶があります。ちなみに、韓国の大学(語学堂)のなかには日本人留学生が多いからか、日本語のページもありました。さすが。

また、全くの主観ですが、留学生向けのページが詳細かつ最新であり、デザイン含め力を入れている大学ほど、留学生を積極的に受入れ、かつサポートも手厚いのではないかと、一つの判断素材にしていました。

■ ブログ
情報源としてはもちろん、メンタル面でも最も助けられたと言っても過言ではない、経験者のブログ。留学先で忙しいだろうに、きちんと更新し、有益な情報を発信してくださる方々には本当に頭が上がりません…。

ビザ申請の手順や書類準備といった情報だけでなく、語学勉強、友人づくり等々、留学のリアルがより分かります。

■ 留学関連の組織・団体
これは数としては多くはないかもれませんが、例えば奨学金を提供する団体や、留学をサポートする組織のHPも参考になります。

例えば、トビタテ!留学JAPANのHPには「海外大学院進学お役立ちガイド」や「留学関連イベント検索」等、様々な情報が分かりやすく掲載されています。

(※トビタテ!留学JAPANとは、官民協働で行われている「留学促進キャンペーン」のことで、奨学金をはじめとして様々な角度から留学を促進しています。私も私の姉も大変お世話になりました…。)

ほかにも、イギリス政府によって設立された公的な国際文化交流機関、ブリティッシュカウンシルのHPにも豊富な情報があります。

イギリス留学の種類や教育制度から、留学の手続き、生活情報まで、概略をつかむのにはピッタリではないでしょうか。

https://www.britishcouncil.jp/studyuk

また、留学ジャーナルのような留学エージェントのHPにも、国別・留学形態別で分かりやすくまとめてあります。ただ、非常に個人的な意見で恐縮ですが、なんとなく留学の良い面のみを強調しているようで、私はあまり参考にはしませんでした…。


③所属大学の留学説明会や提供資料

これは既卒の方には該当しないかと思いますが…。特に交換留学であれば、所属大学が説明会やサポートを提供してくれるのではないでしょうか。

私の大学は、新年度がはじまった春~夏に説明会が集中していました。特に入学時に配布された留学制度のパンフレットは、よく参考にしていました。

構内の情報掲示板や、学内メールも要チェックです。


④経験者

私は3歳上の姉がおり、彼女もヨーロッパに留学したのでよく話を聞いていました。姉の場合は、結構日本に帰りたがっていたので「留学って実際こういう感じなのね」と過度に留学を理想化せずにいられたのは良かったです。

姉のほかにも、大学の先輩や教授に留学経験を聞いたりしました。良薬は口に苦しではないですが、留学で苦労したことを質問するのもいいかもしれません。

また、私は大学院留学の際には、学部で在籍していた大学の留学課に問い合わせて、経験者を紹介してもらったこともありました。奨学金についてアドバイスをいただいたのですが、おかげさまでその後受給できることになり、とても感謝しています。

それでも留学経験者が見つからない、という場合はブログ経由でコンタクトをとる方法もあるかと思います。ブログで情報発信している方は、基本的に将来の留学生たちの役に立ちたいという想いがあると思うので、快く教えてくれるのではないでしょうか。


⑥留学エージェント

私は利用しなかったので割愛しますが、国・留学形態選び、出願、ビザサポート等、手厚いサポートが受けられると思います。

⑦問い合わせる

問い合わせ先は、志望する大学、奨学金団体等、様々に考えられますが、解決しない問題は直接メールや電話で聞くのをおすすめします。

大学院留学の際には、提出書類や語学力といった重要で再確認したいところをメールで質問しました。私の質問の意図がきちんと伝わらなかったり、あまり親切な回答ではなかったりもしましたが…。留学後の英文メールのやりとりの練習にもなりました。


情報収集の心構えと注意点

ここまで情報源について、思いつく限りを挙げてきましたが、最後に経験者として心構えと注意点を。

その情報はいつのものか
上記の①~⑦の情報源いずれについても、いつのものかを注意することをおすすめします。特に、コロナ以前・以後で、例えば出願プロセスや方法など、変更されたことも多いのではないでしょうか。

留学先、国のHPの情報が第一
これは前述の点とも関連しますが、ブログは体験談としてはとても参考になりますが、情報の鮮度や正確性は心配なところがあります。ブログを入り口に、留学先、国のHPから一次情報を得ると(ほぼ)確実です。

担当者によって情報が変わる
日本ではあまり考えられませんが、これは留学経験者であれば一度は出くわしたことがあると思います。担当者によって言っていることが二転三転したり、HPと実際のプロセスが異なったりということ。

例えば、ビザ取得か入学のために銀行口座の残高証明書が必要であると書かれており、苦労して手に入れたが実際は不要だったなど…。

はじめは戸惑うかもしれませんが、ある意味ではフレキシブルです。何か書類が揃っていなくてもダメ元で問い合わせると手続きに進ませてくれることも。


こうやって整理してみると、本当に色々な情報源があるのだと改めて気がつきました。反対に、膨大な情報量に混乱することもあるかと思いますが、「今自分が明らかにしたいことは何か、そのためにはどれくらいの信頼度の情報が必要か、どうやって手に入れるか」を念頭に置きつつ、一つ一つ解消すればきっと大丈夫なはずです。

留学準備中の方も、そうでない方も、納得のいく選択ができますように。



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