見出し画像

【ソウル大修士4学期目】修論と授業と就活

あっという間に最終学期になり、それも終わってしまいました…。今学期は(も?)やりたいこと、やらないといけないことが沢山あり、ちょっとバタバタしていたかなーと思います。

私が在籍している、ソウル大学の国際大学院(GSIS)は最短で4セメスター(2年)で修了できますが、プラス1セメスター延長している人も結構いるようです。私も特に修論が佳境になるにつれて、延長すれば良かったかなぁと思ったりもしましたが、早く学生生活に区切りをつけたかったのと、母からの「できるかできないかじゃない、やるかやらないか」という決め顔付きの𠮟咤激励があり、延長せず2年で修了できそうです。

結果的に、今学期は修論執筆と授業1つ、就活を行ったことになります。

授業:韓流について

以前、とある先生から最終セメスターは修論の気晴らしになるので1つくらい授業を履修していいと思いますよ、と言われたことを思い出し、韓流に関する授業をとってみました。国際大学院で初めて受ける韓国人ではない教授の授業。アメリカの大学で教えていたようで、授業構成や内容も欧米の大学により近いように感じました。

全15回ほどのレクチャーで、大きなテーマは「韓流はなぜ世界的に成功したのか」ということでした。そもそも韓流とは何か、韓流1.0と2.0で何が違うのかといったことからはじまり、韓国文学も韓流の一部か否か、韓流と欧米のカルチャーの関係性、韓流の将来性…なども扱いました。

特に印象的だったのは、ある研究者の「KPOPの源流の一つは、ブラックアメリカンの音楽」という主張。朝鮮戦争の際に、朝鮮半島に来たアメリカ兵が持ち込んだブラックミュージックがルーツになった、ということでした。この主張の妥当性は、授業内でも議論になりましたが、文化史・学に政治が絡み、より興味をひかれました。

相変わらずこの授業も予習の量が多く(1週間で100ページほどのリーディング)、プレゼン大小2回、ブックレビュー、ファイナルペーパーと事前のproposal(計画書?アウトライン?)と、課題はタフでしたが、内容は面白かったので満足です。


電車内が何かのプロモーションで青唐辛子になっていました…

修論:楽なようで、そうでもない

修論研究は正直、この大学院では重視されていない気もします。日本の大学院では入学とともに修論研究がはじまっているようなものらしいですが、GSISで本格的に研究する&書き始めるのは最終セメスター前の長期休暇なので…。日本の大学院に行った姉も「へーそんな感じでいいんだー」と驚いていました。
ページ数は研究対象や分野によって変わりますし、多く書けばいいものでもないですが、目安までに…私はappendixを含めても80ページほどで、学部の卒論よりも少ないくらいでした、、、

それでも私の指導教官は手厚くサポートしてくれました。2週間に1回ほど1対1のミーティングをしてくださって、そこで進捗の報告とアドバイスをもらっていました。2週間で1章分書き上げるペースでしたが、ちょうどその時日本から家族や友人が遊びに来てくれたりイベントが続き、間に合うかなとハラハラしながらでしたが、かえって集中して効率的にできた気がします。

クオリティにはあまり満足していませんが、2年で修了すること、就活と両立させることは達成できたので(正確にはまだ最終版の修論は提出していないので卒業できるかは不明ですが…)、良しとしようと思います。

就活:意外とオンライン面接は少なかった…

これはまた別の機会に、詳しく書こうと思いますが、修論を書く最終セメスターに就活を行うのはあまりお勧めしません…!私の場合は、選考スケジュールが遅めの出版社を中心に受けていたので、修論が一番大変なときと被らなかっただけ まし でしたが…。

これは業界によりますが、私は会場での筆記試験や対面の面接が多かったので、結構な高頻度で一時帰国しています。GSISの数少ない日本人の一人は、オンライン面接をお願いしてそれでもできなかった企業はお断りしたと言っていました。

授業・修論・就活と盛りだくさんの最終セメスターでしたが、睡眠時間はちゃんと確保し、友人と遊んだりスケボーしたりする時間もあったので、うまく回すことができたかなと大満足です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?