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気づいてあげてほしい。「生きづらさ」を抱えた人たち“HSP“

・1を聞いて、10のことを想像してしまう(無意識に)
・調べ物をはじめると深く掘り下げる癖がある
・物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる
・友達との時間は楽しいものの気疲れしやすく、帰宅すると尋常ではない疲労感に襲われる
・些細な仕草や目線、声音などに敏感で、相手の機嫌や考えていることがわかる
・言葉を話せない幼児や動物の気持ちも察することができる
・冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまう
・強い光や日光のまぶしさなどが苦手
・第六感がはたらき、よく当たる

上記に少しでも当てはまることがあった方はぜひ読み進めてください。

「HSP」について知る必要があります。

みなさんは「HSP」という言葉をご存知でしょうか?

これマジで知ってほしいです。もしかしたら、皆さんの周りにHSPという気質を持った人がいるかもしれません。

なぜここまで真剣にお伝えしたいかというと、もしかするとあなたの周りにも、苦しんでいる人たちがいるかもしれないからです。

人前では気さくに振舞っているようで、何でもスマートにこなし、いたって普通、むしろ優秀に見えるかもしれない。

けど、実はかなり苦しんでいます。

今回この記事を見てあとで、少しでも理解を深めることができたら、周りに対して行動で還元していただけたら嬉しいです。

ではそもそも、HSPって何なのか?

「HSP」とは

Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」のこと。「人一倍、繊細な人」という意味で、その頭文字をとって「HSP(エイチエスピー)」いいます。

これは、決して精神疾患等の病気ではなく、

その人の性質・気質のことをいいます。

 90年代のはじめに、高敏感性(高感受性)に関する研究を始めた、米国のエレイン・アーロン(Elaine Aron)博士によると、全人口の約20%の人は「HSP」だと言われているそうです。

こちらで簡単なセルフチェックができます。

−52点〜140点の振り幅で点数化され、HSPの診断ができます。

ちなみにおれ自身は25点で、HSP【弱】でした。

※他にもHighly Sensitive Person Scale日本版(HSPS-J19)もありますが、こちらはあくまで何個以上当てはまればHSPであるという明確な線引きはありません。ですので、ここでは上記の簡単セルフチェックを用意しました。

※セルフチェックの数値がHSPを示したとしても、あくまで参考程度にとどめておいてください。


HSSとは?

さらに、HSPの中で「HSS(エイチエスエス)」という気質を持ち合わせた人たちがいます。

High Sensation Seeking(ハイリー・センシティブ・スピーキング)」のこと。「活動的で刺激を追い求める性質を持つ人たち」という意味です。

女性
もし11以上の項目にチェックを入れたら、おそらく、あなたは刺激追求型(HSS)です。7以下であればおそらくHSSではありません。8~10の間であれば、両者の中間です。

男性
もし、13以上の項目にチェックを入れたら、おそらく、あなたは刺激追求型(HSS)です。9以下であればおそらくHSSではありません。10~12の間であれば両者の中間です。

ちなみにおれは男性で、15でしたのでHSSの可能性が高いです。

つまり、おれの場合HSS型(刺激追求型)非HSPという訳でした。


HSS型HSPとは?

HSP(繊細さや敏感な気質)と、HSS(High Sensation Seeking)といわれる「活動的で刺激を追い求める気質」の、2つの気質を持ち合わせる方のことをいいます。

世界で6%の人がHSS型HSPと言われています。

この数字が多いのか少ないのか様々な見解があると思いますが、僕は多い方なのではないかと思いました。

宝くじで、1等を引き当てるより、出会う回数は多いのではないかと。

なにせ、僕がこの記事を書こうと思ったきっかけもHSS型HSPの方との出会いがきっかけなんですから。


HSPの方が抱える苦悩とは?

HSS型HSPの人が抱える苦悩は壮絶です。

と言っても、そうじゃない僕が話したところで、その壮絶さが伝わりきらないのと、信憑性に欠けると思います。

ですので、実際にHSS型HSPの方のブログを読んでみてください。

ブログを書いている小俣 緑さんとは直接お会いしたことはないのですが、HSPについていろいろ調べていくにあたって、とても丁寧にリアリティーを伝えてくださっていたので、教科書にさせていただだきました。

                

HSPは病気ではないからこそ、治療法がない

冒頭でもお伝えした通り、決して精神疾患等の病気ではなく、その人の性質・気質のことをいいます。

遺伝子レベルの気質なのです。

なので、治療法がないというよりかは
治療ができないのが現実です。

とは言っても、HSPである自覚が無ければ自分は病気なんじゃないかと自己判断してしまう方も少なくないんじゃないかと思います。

そうなってくると、なんらかの病気と勘違いして、病気ではないのに薬を服用するケースが出てきてしまいます。

これこそ、悪夢の始まりです。

リスクとベネフィット

本来治療すべき病気がないのにもかかわらず、薬を服用するとどうなるか?

薬を服用することとは何を意味するのか?

どんな薬にもSE(Side Effect)、つまり副作用、リスクが存在します。

薬を飲むということは、リスクありきなのです。

現場の薬剤師はそのことを前提として患者さんに薬を提供しています。

本来薬を飲むべきは、リスクとベネフィットを天秤にかけた場合にベネフィットがリスクを上回る時のみなのです。

話が少し脱線しましたが、こういった誤った薬の服用を未然に防ぐためにも、
可能性としてHSPについて多くの方に知って欲しいですし、かつ自己判断しないでください。

必ず、専門医の診断を受けて、正しい行動をとっていただけたらと思います。

治療がないのにどうすれば良いのか?

治療がないのであれば、病院に行く意味ないじゃないか、どうすれば良いんだよ
と反論されるかもしれません。

唯一の解決策は、

自分を徹底的に知ることです。
つまり、HSPについて徹底的に向き合い、
自分と向き合うことが最大の治療であり、特効薬です。

そのために、少しでも自分に当てはまると思った方は専門医にかかり、正しい情報を得てください。

自分を他人と比べてまるで異物に感じてしまう方も少なくないかもしれません。
そして、自分を責めてうつ病にかかるなんてことも少なくありません。
現状、そういったケースを辿るHSPの方が多いのです。

決して、偽善でいっているわけではありません。

この記事を通して多くの人に知ってもらい、
少しでも不必要な薬の服用や、薬による必要のない犠牲が減ることを期待します。

そして、HSPの方が抱える悩みや生きづらさが解消され、HSPの方の苦悩を理解してあげられる、寄り添ってあげられる方が増えたら嬉しいです。

長文失礼しました。

ではまた(^ ^)


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