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Tシャツへの愛を語る


私が一番好きな洋服は,Tシャツだ。
あのだだっ広くてシンプルなフォルムがかっこよくて大好きである。
私は,Tシャツのまっさらな生地は,着る人のためのキャンパスだと思っている。
大学のサークルや,好きなバンドのアートワーク,愛しのキャラクターが全面的に表されている服を着ている人,イケてる!

私の私服は,Tシャツが非常に多い。
高校生くらいのとき,既にTシャツが大好きだった。にもかかわらず,”これ!”というTシャツに出会えず,お店を色々と巡った。
”これ!”に出会った,そのTシャツはバンドのグッズだった。
貧乏性故,もしホームページでグッズを見ただけだったら買わなかっただろう。ライブに行って突然長蛇の列に並び,そこで初めて目に飛び込んだグッズの中に”これ!”があった。勢いで買った。そこからだ。
バンドのTシャツは安くても3000円ほどする。だから好きなバンドのTシャツであっても,”これ!”じゃないと買いがたい。
だが,”これ!”がたまに来るのだ。そのときは買わずにはいられなくて自分がメラメラ燃え上がる・・・,買いたい,買いたい,・・・
そこで考えを改めた。
「同年代の女子高生,女子大生が通っているファッションショップで買うワンピースやおしゃれなトップスを買うより,私はこのバンドTシャツの方が幸せ!」と。
そこから毎度しっかりグッズのデザインと向き合い,デザインがどんぴしゃであるかどうか確かめる。どんぴしゃなら,買う。そうこうして,数年かけて,私にとってのレギュラーアイテムが数枚揃った。
今は,レギュラーTシャツたちを着ることを楽しむ。



今年もついにTシャツで過ごせる時期がきた!

大学生期間はその日の気分に合ったTシャツを着るのが楽しかった。
仕事するようになって,私服を着られるのは休日だけになった。
本当は毎日Tシャツで出勤したいけど,おしゃれなトップスはちょうどいいスイッチのオンオフになる。
その代わりTシャツで休日を過ごす。Tシャツを着られる喜びを享受できる生活ができている。最高である。

今日は,いつかのフェスのTシャツで過ごしていた。
そのまま図書館に行ったら,通りすがりの人にめちゃめちゃじーっと見られた!恥ずかし!でもこう思った。「同じフェスのこと知ってるの?!」
もし同じ心のふるさとをもつ仲間が,同郷にいたとしたら…幸せである。
多分,私と同じ心のふるさとをもつ仲間は,知らない人間に向かって通りすがりに「私もそれ,好きです!!」なんて,言ってくれないだろう。でも,仲間がいるってだけで良いじゃ無いか。
私はTシャツで,自分の仲間を探しているのかもな。
そうか,服ってそんな役割があるのか!
やっぱりTシャツは至福のファッションであると私には思えた。






いいことありますように!