見出し画像

梅.3 九州豪雨の一夜、排水口で耐えた命(救出後当日の経過)

仔猫救出後、帰宅したが、まず、先住猫が入る場合は ノミ・ダニ、ウイルスの感染要望のため下記の警戒が必要。

■ 野良猫を室内に入れる際の注意点

1. 隔離 飛び出せない高さの段ボール箱、可能であれば部屋を隔離する
2. お風呂には入れない 保護直後は体力消耗が激しいため回復するまで我慢

■ 仔猫の飼育時の要件

そして、生後1カ月前後で親からはぐれた仔猫の場合、以下の3つを継続せねば生存しない。

1. 保温 28度程に保つ(お湯を入れたペットボトルをタオルで巻く)
2. 給水・食事 まず食事が出来るかを確認
 ・ 食事が出来ない場合は、ミルクを 2,3時間毎に 2cc程度飲ませる
 ・ 水やミルクを飲まない子は食事に白湯スプーン2杯程度を掛ける
3.排泄 自分で排泄出来るかを確認
 ・出来ない場合は、食事の前後、温めた濡れティシュでお尻にポンポン刺激して排泄を促す

この子の場合、水もミルクも飲まなかった(個体差はある)。またミルクは必ず猫用で、人用だと下痢をして脱水症状を起こす危険がある。

カリカリは食べてくれた。

■ 動物病院へ

体重 280g、外傷特にナシ、目ヤニの除去、長く伸びた爪切り、糞の採取(後日の検査結果:蟯虫、回虫等ナシ)。

あれだけ、過酷な排水口の中で長時間過ごしたにしては、ダメージが少ないことに驚き、一安心した。

診察費用は、目薬代を含めて 6,000円ちょっと、首都圏に比べてリーズナブルだと思った。

さて、帰宅後、問題は、これから最低でも 1ヶ月は掛かる一時保護生活。

まず、名前は、この前例のない長期間に渡る梅雨に、耐え生き残った子と言う意味で「梅」とした。

■ 仔猫飼育時の必要品

次にペット用品、隔離用のケージ、トイレ、ペットシーツ、そして仔猫専用の食事の調達。

横浜市在住の 15年程の間に 10匹程、野良猫を保護したが、その際使用したケージ、トイレ等の飼育グッズは、長崎で救助することは無いだろうと、すべて東京のマンションに残してきた。

現在、何も持っていたかった。少々、後悔した。

ちょっと大きいかと思ったが、使用してみた結果、大きさ、高さ、そしてよく研究された構造で仔猫の飼育に申し分ないケージで満足している

トイレに関しては、長期間使用しないので蓋のない小ぶりの皿にした。

ただ、先住猫が使用しているトイレに流せるおから砂は、最初使用した際に遊び口にしたので、誤飲の危険性を感じ、トイレに流せる紙製のものを新たに購入した。

食事に関しては、基本的に前述のとおり、ウェツトタイプの魚フードにドライタイプ(カリカリ)と白湯(スプーン2杯)がメインなのだが、保護した直後は、あまりものを食べていなかったせいか、下痢を起こす場合が多く、今回も2日間ほど状況が悪化し 1日10回程トイレで軟便をする状態があった。

以前、知り合いの動物飼育の資格を持つキャットカフェのオーナさんに助言を求めた際、生のささみと新ビオフェルミンSを少量与えると良いとアドバイスを受け、歴代の保護猫はそれで改善されてきた。今回も翌日には下痢が止まった。

その後は、心配していた目の炎症なども一日4回の目薬投与等で改善され、毎日元気に育っている。

■ 梅の飼育の状況は以下のページで公開しています。

twitterモーメント

◯ ブログ The Cat who....

◯ YouTube 梅チャンネル

■ 今までの経緯

◯ 九州豪雨土砂降りの一夜、国道の排水口で一晩耐えた命 - 梅(前編)

◯ 九州豪雨土砂降りの一夜、国道の排水口で一晩耐えた命 - 梅(後編)

人気ブログランキングに参加しています👍

画像1


保護猫の食費・治療費に使用させていただきます。