『投資』と『ビジネス』どちらもうまくいく究極の思考法とは?
私は15年近く株式投資で生計を立ててきました。
収益のほとんどを株式投資から得てきました。
2020年4月に全保有銘柄を売却したので、今は投資からの収益はゼロです。
そのことについて書いた記事を、たくさんの方にお読みいただくことができました。
こころより感謝いたします。
私には金融機関に就職した経験がありません。
売買注文は自宅のパソコンを使い、ネット回線を通じて行ってきました。
当然ながら、とても孤独な取り組みです。誰からもアドバイスをもらうことのできない環境の中、ほとんど『本』と『2chの書き込み』だけが情報源でした。
そんな私が、個人投資家として10年以上生き延びることができたのは
大切にしてきた、”あるマインドセット” があったからです。
『私の命を救ってくれたマインドセット』と表現して差し支えないと思います。
それは
『大衆の逆をいく』
というものです。
何年も続いた孤独なトレーディングの中で、いつの頃からか
理屈ではなく、フィジカルな感覚として、自然と、染み込むように
身に着けたものでした。
今でも、投資以外のどんなことに対しても
大衆が扇動され、大きな”うねり”が生まれようとしている時は
ほとんど反射的にその”うねり”とは逆の動きとるように、体が反応してしまいます。
~ 大衆の逆をいく
実は、投資の世界には古今東西を問わず、近い意味を持つ格言がいくつもあります。
一例をご紹介すると
Buy when others sell; Sell when others buy.
(人が売るときに買い、人が買うときには売れ)
友なき方へ行くべし
人の行く裏に道あり花の山
どれも群集心理にのまれて行動してしまうことを戒める言葉です。
長い時間をかけて、さんざん言われ続けてきたことなんですね。
だけど私はこれまで、この手の格言に関わる、ある不思議な出来事をたくさん目の当たりにしてきました。
それはこんなことです。
ほとんどの市場参加者は、知識では大衆の逆を行く大切さを知っているのです。
ですが、どういうわけか
いざチャンスが来たとき、ほとんどの人は、大衆と同じ行動を取ってしまうのです。
「マーケットが暴落に見舞われた!」
「パニックが市場を覆い、見境なく、何もかもが売られている」
となったとしても、そこで大衆の逆をいける人は本当に少ないのです。
私はこのことをずっと疑問に思っていたのですが
恐らくこれは、私たちが心の奥底に抱えている
『常識』
が深く関係していると感じています。
人間、いざという時に自分の信じていることにすがり付こうとするため
普段、無意識のうちに信じている常識が
「今、誰もが売っているんだぞ!その状況で買いに走るなんで狂気の沙汰だ」
と強く邪魔をするのです。
多くの人にとって、実際に大衆と逆の行動を取るのは、想像以上に難しいことのようです。
ですが、あなたが大衆の側に属している限り、投資のみならず、副業・企業の分野においても成功は難しくなるようなのです。
*
99%を捨てる勇気
私は幸運なことに
メンターである 松田豊さん と出会い、学ぶ機会を得ることができ、教えを受けさせていただいております。
その教えの中で、とりわけ大切なこととして伝えていただいたことがあります。
「大事なことは、99%を捨てて1%になる事です」
「『真実』と『成功』は大衆の批判の向こう側にあります」
これは、まさに大衆の逆をいくということですよね。
メンターは、インターネットとパソコンを使った独りビジネスの分野で法人として17年以上の経歴を残されたお方です。
その成功の秘密を
自分の脳から一般大衆の思考を捨て去り、1%の非常識な思考と完全に入れ替えることだと仰るのです。
ビジネスの分野でも、大衆の逆をいくことがそれほどまでに重要であることを知り
私は驚きを感じたとともに
「ビジネスにおいて、なぜそんなに非常識であることが大切なのだろう?」
という問いを持つようになりました。
*
常識的であることの罠
私たちが常識を捨てらない原因の一つとして
人間関係の呪縛が挙げられます。
やっぱり人間、なんだかんだ言っても、人からは良いように思われたいものですし
無意識のうちに、世間体の良いことを選択しているものなのだと思います。
ですが、メンターは
「世間からよく思われたい と思っている時点で絶対に稼げません」
と仰います。
「はて?」
私のようなビジネスの素人は、この教えを耳にしても
何を言わんとされているのか、さっぱりわかりませんでした。
ですが、学びを続ける中で徐々にメンターが伝えようとしてくださっているメッセージが理解できるようになりました。
つまり
世間に認められていて、好印象を持たれるような分野のビジネスは、資本力のある大企業が、相応の人員をかけて取り組む分野だからです。
生き馬の目を抜くような変化の激しいネットビジネスの世界を生き抜いてこられた、本物のプロの肌感覚が伝わってくるような視点です。
なるほど
そんな分野に、たった独りで、小資本で起業した人間が飛び込んでしまったとしたら . . .
幸先の良いスタートどころか、多くの時間、労力、お金を失う苦い失敗により、出ばなをくじかれることになりかねません。
こんなシーンを想像してみてください。
正月やお盆に親類が集う場で過ごすことなどがあるかと思います。
そんな時、自分のやっているビジネスについて話して
「すごいですね」
と好印象を持たれ、チヤホヤされているようでは、独りネット起業で一財産を築くことはできないということです。
もし、仕事の内容を伝えた瞬間
室内が気まずい雰囲気に覆われてしまったり
親類から密かに
「怪しいのを呼んでしまったな . . .」
「息子に妙な影響がなければいいけど . . .」
このように思われているとしたら
あなたは本物の成功者としての思考を手に入れつつあると認識され、ご自身を祝福して差し上げてください。
*
『大衆の逆をいく』
このマインドセットは、独りネットビジネスの世界においても、投資の世界においても極めて重要であり
備えておくべき『人生の態度』
とでも言うべきものだと思います。
ですが、実際にはなかなか習得しにくいという特徴があります。
一番効果的な習得方法は
『実績のある本物の成功者にメンターになっていただく』
これが一番良いです。
もしそれが、すぐには実現できないとすれば
大衆向けの洗脳から、ご自身の脳・精神を保護するという意識を持ち、行動してみてください。
・テレビ・新聞・雑誌を見る時間を減らす。もしくは、完全に見ない。
・自分が好きだと感じる成功者の教材を買って学ぶ。
・インフルエンサー、ベストセラー作家等の権威性を判断基準に情報をインプットしない。
このような、日常の中の些細な実践から
『常識を疑う力』は着実に育んでいくことが可能だと感じております。
私も、大衆の逆をいけるよう、学びを継続していきます。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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