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2か月でどこまで咲けただろう


もう6月も気づいた中旬に差し掛かっている。1学期が始まり2か月が経った。今年もすばらしい子どもたちに囲まれて本当に楽しい日々を過ごしている。同時に学年主任という立場のおもしろさと大変さの両方を感じている。

「名ばかりではいけない」

これは、学年主任という立場をいただいた時に心に誓ったことである。同じ学年のメンバーが最高の1年を過ごせるように自分のもてる力を出すこと。それは、自分の力を過信しているわけでも自負しているわけでもない。ただ、今もてる力を学年団という組織に還元していきたいということだ。

学年主任という仕事は小学校では6人いる。その中で、自分は一番経験が浅い。だからというわけではないが、やはり謙虚に学ぶ姿勢を忘れたことはないと思う。(この時点で謙虚かどうかも甚だ怪しいが。)しかし、それでも学校で一番楽しく最高の学年団を作りたいという思いはある。そこに経験も年齢も関係ないとわかっているからだ。

教師になってつくづく思うのは、この仕事の年功序列は賃金だけである。最初の3年間を終えた時点で、仕事としての年功序列は崩壊している。それは、現場がすべてを物語っているだろう。役職という形骸化されものも一部残されてはいるが。

話は変わるが、初めての教育実習生を担当した。この2週間は自分にとっても刺激的だった。毎日授業を見られるというプレッシャーから改めて自分の授業を見直すきっかけにもなった。どういう言葉かけが実習生にとって最適なのか。いろいろ考えることも多かった。しかし、自分自身、人が好きであり、後輩と話すことも好きな性格である。だからこそ、大変だとかそういうネガティブな思考には至らなかった。むしろポジティブで毎日何を伝えるか、どんな授業を見てもらおうか、ということだった。

家に「置かれた場所で咲きなさい」という本がある。まだ読んではいないが、タイトル通り、自分の今いる環境、役職で最高の成果をということだろう。今自分はどれだけ咲けているのかはわからない。自分では満開だと思っていても、他人からみたら5分咲きかもしれない。けれども、毎日自分と関わってくれている人が自分に水と与えてくれ、役割をくれた人が照らしてくれるおかげでまだまだ花を咲かすことができそうだなあと思う。

とりあえず、あと1か月。夏休みまで、思いっきり走りきる。


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