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解像度を上げる~人生がもう少し豊かで美しくなるんじゃないかって話~


雑談

満開に咲いた桜の花はいつのまにか散ってしまいました。桜って多分日本人だったら誰が見ても「きれいだな」って感情を抱くんじゃないかなと思うのです。それって一年中その辺に咲いている雑草や花には思わない感情で、それって何でだろうって考えてみました。きっと人が何かに対して感情を揺さぶられる時ってその事象が刹那的あるいは一過性であるということなんだろうなと思うのです。限られた期間しか見たり感じたりすることができないから人はきっと感動する。それは1年間しか担任できない子どもたちとの担任生活でも同じなんだろうなあと思ったり。明日からいよいよスタートです。

「解像度」が僕の日常生活へ


僕は通勤途中にVoicyを聞いています。また、春休みなどのある程度時間のある時には本をどさっと買って、読書に耽っています。その中で「解像度」という言葉をよく聞くようになりました。

皆さんはこの「解像度」という言葉を聞いたことがありますか?

「解像度」とは


もともと「解像度」とはパソコンの画面や写真などの明瞭さを表す度合いとして使われています。ガラケー時代の写真って画質が悪いですよね。あれって解像度が低くて、ぼやっと見えてしまうんですね。今では写真の解像度は爆上がりしていますし、パソコンやスマホの画面なんて、どれだけ大きくしてもくっきり文字が映し出されますよね。解像度の高い証拠です。

「解像度をあげる」がアマゾンにおすすめされる


さて、そんな「解像度」がなぜか僕のアマゾンブックのおすすめ欄に出てきたんですよね。現代のアルゴリズムってすげえって思いました。意識的に調べているつもりはありませんでしたが、きっといろいろなアプリやSNSから僕が「解像度」という言葉に引っかかっていることが分かったんでしょうね。

おすすめされた本は

「解像度を上げる」(出版:英治出版、著:馬田隆明)

でした。

今読んでいる最中です

当然、即購入しました。今まさに読んでいる最中なのですが、仕事や日常生活の中で「解像度を上げる」ことの重要性がわかりやすく書かれています。(といっても読み進めるのは結構読ハードモードです。)ただ、半分ほど読んでわかったことは、解像度を上げることで、日常生活がより豊かになり、仕事の質が大幅に向上するということです。

「解像度」を上げることで豊かになる


今まで、「景色」として流れていた一つ一つのものの解像度を上げるとそれらが具体をもって入り込んできます。例えば、雑談でも書いた、桜。花の色やすぐに散ってしまうなど、生きていればある程度知識として身に付くものがあります。これらは日本人がもつ桜に対する一般的な「解像度」だとします。そこに「この桜の木は●●年からここにある」、「毎年〇〇さんが桜の手入れをしてくれている。」、「桜は〇度を超えると開花し始め、△日間で散ると言われている」などのように、桜を「深さ」、「広さ」、「時間」の視点から捉えると、より豊かに桜を味わえます。これまでと比べると、はるかに高い「解像度」で捉えることができます。

難しい話ではなく、簡単に


詳しく知りたい方はぜひ、本を買ってもらって読んでいただければと思います。(僕もまだ読んでいる途中なのでこれからさらに読み深めていきます。)ただ、この「解像度」って間違いなくこれからの社会で生きていく中で重要なキーワードになると思います。別に読んだ教育書の中にもこの話がでてきた時にはびっくりしましたが、教育界隈にも既に浸透しつつあります。知らないよりかは知っておいたほうがいいし、知っておくよりかは、実際に解像度を高めた方がよさそうです。

さて、明日からいよいよ新学期が始まります。
新しいクラスで、新たな仲間たちと一緒に素晴らしい1年間を過ごしていきたいと思います。

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