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CHAOS;HEAD NOAH ネタバレ無し感想

CHAOS;HEAD NOAH
シュタインズゲート、ロボティクスノーツ等の科学アドベンチャーシリーズの記念すべき第1弾です。

妄想が重要な意味をなす作品で、ジャンルは妄想科学アドベンチャー。妄想を現実にするギガロマニアックスという能力を持つ者達も登場します。

科学アドベンチャーらしく妄想を現実にするという行為をしっかり科学的に説明しています。もちろんシュタゲと同じで現実で同じ事は出来ないですが。

絵柄は萌え系、ギャルゲーチックですがめちゃくちゃグロテスクなゲームです。元々はZ判定の作品ですが移植にあたってD判定に変わりました。プレイしたのはPSP版になります。今回はネタバレ無しでクリア後の感想を書いていきます。個別ルート等のネタバレ要素に関してはまた別で書こうと思います。

ストーリーは引きこもり手前なオタクの主人公西條拓巳(にしじょうたくみ、通称タク)が渋谷で起こった猟奇殺人事件に巻き込まれていくというもの。

序盤から伏線も多く先が気になります。

話はかなり暗めでシュタゲと同じく結構ストーリーが難しい。むしろシュタゲより難しく感じたかも。

科学アドベンチャーは全て99%の科学と1%のファンタジーと釘打ってますがシュタゲロボノと比べてこの作品は1番ファンタジー要素が強い。

特徴的なのは妄想トリガーというシステム。特定のシーンでポジティブ、ネガティブのどちらかの妄想をする、もしくは妄想をしない事で展開が変わる(物語が分岐するわけではなくその時に発生するイベントが変化する)

2週目以降はこの妄想トリガーで個別ルート、バッドエンドに分岐出来るようになり、全てのエンディングをクリアするとトゥルーエンドを見ることが出来るようになります。

ポジティブだと大体はギャルゲー的なシーンに突入したり、タクに都合の良いことを相手が言ってくれる。ネガティブだと突然刺し殺されたり、逆に嫌いなやつを殴り殺しちゃったりする(笑)

まあ妄想なんで実際にそんな事は起こってないんですが(笑)

妄想シーンもですが、普段からタクのオタクの再現度が中々に高い。会話する度にどもったり、ふひひ。って口癖のようにいうタクは好き嫌い別れるかも。現実にふひひと言う人はあまりいない気はするけどね(笑)

まあ科学アドベンチャーはどれもそっちよりのキャラクターや用語が毎回出てくるけど、ダルが陽キャオタクならタクは陰キャオタクという感じで苦手な人も多いかも。

でも最後までやるとタクもかっこいいって思えるのよ。そして個人的にはこのオタクの再現度の高さが好き♫

他のキャラクターも個性的でそれぞれの抱えるトラウマ、思いや葛藤など感情移入できる部分が多かったです。

僕が特に好きなキャラはタク、セナ、こずぴぃ、七海ですね。あと脇役だけど百瀬さんと伴刑事も好き。

科学アドベンチャーはどれもシュタゲと比べられがちだが、後半の伏線の回収も凄いし、特にトゥルーエンドの綺麗さはシュタゲに匹敵するほど良いのでグロが大丈夫なら是非プレイしてみて欲しい一作ですね♫

2週目以降の既読スキップの荒らしが面倒だったり、色々と荒削りな部分はあるけどシナリオ的にはとても面白い作品です(^^)

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