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動物と暮らす。 Vol.1

こんにちはperromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。
こういったコラムの執筆は初めてで、実はとても緊張しています。
それでも、機会を頂けたことを楽しみ、読んでくださる皆さんと色々な意見を交換できる場になるとといいなと思っています。

このコラムでは、
普段は動物と暮らす家族の1人として。
仕事では動物の生活をより快適にするためのフードやアイテムの開発者として。
またある時は現役の臨床獣医師として。

様々な立場から動物と人との関わりを見ていく中で日々、起こった出来事やふと感じた疑問などから
「動物と人間にとって本当に良い関係性」
とは一体どういうものなのだろう?ということを考えていきたいなと思います。

私は文字通り、生まれてから今までの人生すべてを動物と一緒に過ごしてきました。

まだ記憶もはっきりしていない頃からすぐ横には犬がいましたし(私の兄の様な存在でした)、自分の一生の仕事として動物たちと向き合い続ける”獣医師”という仕事を選択しました。

動物たちが私の人生を本当に素晴らしいものにしてくれている存在だと確信していますし、これからも私は死ぬまでずっと動物と関わり続けるのだと胸を張って言えます。

ただ、動物たちと過ごすことは決して楽しいことばかりではありませんでした。
彼らはどれだけ様子がおかしくても、どこが悪いのか言葉を話して伝えてくれることはなかったですし、難しい決断を迫られた時も彼らがどうしたいかは決して教えてくれませんでした。そしてどんなに手を尽くしても多くの動物たちが私よりも先に虹の橋を渡って行ってしまいました。ですが、これらは悲しいですが、動物と暮らしていく上ではすべて、避けようのない事実でもあります。

そんな中で、「動物たちとどう関わり、どう生きていくことが両者にとって一番幸せな形なんだろう」と考えるようになりました。

人によってこの問いに対しての答えは違うと思いますし、どんな答えも間違っているということは決して言えないと思っています。
ちなみに私はまだまだ答えを導き出せてはいません。毎日、あーでもないこーでもないと悩んでばかりです。

このコラムで取り上げていく内容をきっかけに皆さんとそんなことを一緒に考えて、それぞれの答えを導くことができると嬉しいなと思っています。

今回のトップ画像は私の兄であり、初めての相棒でもあったシベリアンハスキーの「チャーチ」との一枚です。
私が小学生の時に亡くなってしまった彼は、私を獣医師として生きる道に導いてくれた大切な存在です。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた来週。


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