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「君たちはどう生きるか」

2024年7月に宮崎駿さんのラストジブリアニメになるかもしれないと聞いて。
この本を読み返さない理由はなかった

きっと私と同じ年代の子達は必ず読書感想文としてこの本を読むという道を辿ってきたのではないか。
いや、私の代だけではない、もっともっと長きにわたって。

しかし小学生の頃の記憶とは疎いものだ。
「君たちはどう生きるか」なんていう題名と登場人物はしっかりと覚えていただ、内容なんてほとんど忘れてしまっていた。
なので、今回あえて読み返すことにした。

漫画版の書籍を手に取って家に着くなりすぐに読み始めた
読む手が止まらない

結局1日半で読み終えた
本嫌いだった私の中では最短記録だ

主人公のコペル君
そしておじさん
そしてコペル君のお母さんに
コペル君の友人たち

彼らの何気ない日常の中で、頭の中でおこる無数の戦争、「思考」が言語されていくこの物語
とにかく中学生でこの極地にたどり着けているコペル君は半端ないと思う
そうでなくとも、社会人になってやっとこの物語の内容が心に刺さるなんて、やっパリもっと小さい頃から読書をしてくればよかったなと思う

コペル君は自分の閃きを言葉にできる力を持っていた
今の子供達はひらめいたことをどれくらい言語化できるだろうか
言葉の貧しさが彼らの閃きにも蓋をしているとしたら本当にもったいない

言語を教える者として
「哲学」に興味を持ち、「哲学対話」をする者として
この「君たちはどう生きるか」という本は、
どうやって思ったことを言語化して、行動に移していけるか
という原点にして、究極の問いを再認識させてくれたように感じる。

最近は生徒会の活動にも関わり、多くの生徒の心のうちを聞いてきた
色々な悩み、思いを聞いてきた
全部うまく引き出せたかは正直わからないし、完璧なんて無理だって思うこともあるけど

授業では少なくとも想いを伝えるツールである英語をもっと自由自在に使える人になってもらえるようにしたいし
学校が終われば、自分の思いをしっかり丁寧に相手に伝えるための忍耐力だったり
いろんなことをしたい

それでもやっぱり時間のせいにしてしまう
もう少しゴールを具体化せねば、、、
とつくづく思うそんなコロナ休暇期間でした、、、、

「君たちはどう生きるか」
宮崎駿さんの作品が楽しみで仕方ありません

それまでは
「君たちはどう生きるか」
この言葉が自分に向けられた問いだと思って、生きていきたいと思う!

(もっと中身の詰まった文章を書こうと思っていたのに、自分の言語の不自由さにもがっかりする、、、今度の記事は英語で書いてみようか、、、)

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