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私のスペシャリテ

最近Netflixでアニメを見始めました。
鬼滅の刃を見てから、いろんなアニメに興味を持ち始めて、いまでは一日に3時間くらいはみています。笑
面白いのはもちろん、それ以上に理由があります。

私の中でアニメを見る一番の理由は、そのアニメ一つ一つが何を伝えたいのかを考えるのがとても楽しいからです。

最近見た「食戟のソーマ」というアニメは私にとってすごく影響を与えたアニメです。
2012年から2019年の少年ジャンプで連載された漫画。
内容としては、名門料理学校「遠月学園」を舞台に、下町の定食屋の息子である料理人の少年・幸平創真の活躍と成長を描く料理・グルメ漫画。
見るごとに料理欲、美食に触れたい気持ちをグンと上げてくるような漫画です。

私がこの漫画の中で特に印象に残ったシーンが、主人公の幸平創真がとある料理勝負(食戟)の決戦の際に、かけられた言葉です。

勝負の決め手になったのは、料理人の顔が見える料理かどうか
本当のオリジナリティに溢れた皿は、味わっただけで、その料理人の顔が心に浮かんでくるものです。
言い換えるなら、その人にしか作れない、真に独創性のある一皿、そんな料理のことを我々は作ったものへの敬意を込めて『スペシャリテ』とよぶ
頂点に立つべきは、おのれの料理を最も深く追求した料理人。己の料理とは何か、という問いに真に向き合った者だ。

少し長いですが、私はこの部分がとっても好きです。
どんな料理でも、その人の顔が見える料理こそがその人の個性、すなわち「スペシャリテ」になる。

これは料理だけでなく、どんな事柄においても同じことがいえると思います。
私が付きたい職業である教師も、目指しているそのほかの夢の数々も、それぞれの分野においてのスペシャリテが存在している。
その中でも輝いていくためには、自分自身と真に向き合い、追求したものを、一皿に集約して提供できるようになることが大切だと感じました。

世の中の事柄全てが戦いというわけではないけれども、どんな人でも、自分らしさを追い求めたくなる時がくるのではないでしょうか。
そういう時は、料理という身近なに目を向けて、自分を見つめなおすということも一つの手かもしれません。

自分が今まで習ってきた料理法や、好きな味。
それらを知った経緯や、なぜそれを作り続けているのか。
そしてそれが自分の味といえる理由はなぜか。

料理の一皿だけでも、いろんなストーリーがあるはずだし、それが自分を知ることにも繋がる。
逆に、自分を知り、追求したときに、やっと自分の味を表現できるようになる。

自分のスペシャリテが何か困っているのであれば、自分が何気なく作っている一皿に目を向けてみてほしいです。

私はお菓子を作ることが好きだけど、ほとんどすべてのレシピが自分の尊敬するシェフの方々が作ったレシピで、
そのレシピを真似して作ってきたお菓子は確かに最高に美味だった。
けど、これからはそれらを自分のスペシャリテにできるように、自分らしさを皿に出せるようにしていきたいなと思うようになりました。
そうすればきっと今より、自分が自分に納得できる一皿を作れるようになると思います。

アニメ一つをとっても、こんなに学びが深く、考えさせられる。
アニメがこんなにに面白いと感じたのは正直初めてでした。

日本の固有の文化だから、とか、知らないと恥ずかしいから、といってアニメを無理やり見ようとしていた私でしたが、、、
大事なのは自分が興味を持っているものからチャレンジしてみること。
チャレンジしてみた結果、何を得たか考え、文字にして、次につなげること。
一つの見方でしか物事を見られないことは、自分の視野を格段に狭めてしまうし、成長する機会を失う。

アニメ中にもう一つとても心に残るセリフがあったので、

「正解」を一つしか知らない奴は、「もっとすごいもの」にはたどり着けない気がする

その通り。その通りすぎる。
もう、大学三年生の春休みはアニメ漬けになりそう。いや、もう春休みが始まる前からなってるけど。笑

自分のスペシャリテは何か。いろんな分野で考えてみよう。そして真剣に向き合えばきっと自分の豪の皿であるスペシャリテを見つけられるはず。

「人生の目的」という形として。

とってもいいアニメだった…
是非皆さん見てみてください。

では、
御粗末!

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