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読書、映画、おいしいごはんとお酒が好き

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最近の記事

言葉の重さ

両親から連絡があるたびに、心が重くなる。 相手のことを考えず言いたいことを言いたいだけ言う母、無関心な父。対面の会話でも、LINEでもそれは相変わらず。 彼女ら彼らが望んでいるものは、娘の幸せではなく、世間から素晴らしい娘さんねと言われ続ける存在であること。30歳近くなった私に対しても変わらず、この感覚は向けられている。 普通であること 普通ってなんだろう 女性らしくあること 女性らしさってなんだろう 幸せであること 幸せってなんだろう 押し付け合わずに、あなたはそ

    • 本音と建前

      久しぶりにnoteを開いたら、以前書き溜めていたものがあったので供養します。 2月20日(月) 学部時の指導教授を訪問して、博士論文を謹呈してきた。 「製本版がもらえるとは思わなかった、嬉しい」と言ってもらえて私もとっても嬉しい。 数学のたのしさ、奥深さを、垣間見させてくれたのはこちらの指導教授のおかげで、この人に出会ってなかったらここまで数学の研究にのめり込むことはなかったと思う。研究に片足を突っ込んで、5年間。辛いことや後悔することもあったけど、博論としてまとめて本

      • 公聴会が終わったら一息つけるかなと思っていたけど、なんだかんだ忙しい。 奨学金免除申請書の作成とそれに際した書類集めや、勤務先の決定に伴う新居探しとその手続きなどなどなど。後者はわくわくを伴う忙しさ。 4月からについて、期待と同じくらい不安もある。同期との入社前の食事会などを経て思ったことは、年々新しい環境に慣れるのに時間がかかるようになってきたなということ。スッと溶け込める人が羨ましい。 研究だけを考える生活が公聴会を機に終わったわけだけど、なんだか心が軽くなっていて、

        • 腹が減っては戦はできぬ

          表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬/ 若林正恭 私たちは何に競争させられているのだろう。 先日、電車を待っていた時。電車が到着してさあ乗ろうとした際、並んでいた列に一人の女の子が強引に割り入った。その後彼女はしっかり座席を勝ち取り、数3・Cと書かれたテキストを出して勉強をし始めた。 私の勝手なイメージだけど、こういうことをするのはご年配の人っていうイメージが強くて(大変申し訳ない)、なるほどこういうタイプもあるのねという感想を持った。 自分の高校生の頃を思い出す

        言葉の重さ

          乾燥で喉が砂漠

          鍵を開けて、仲良しの大学の方々とやりとりをしたりしたかった。 いいねを送りあって、すこしコミュニケーションがとれるくらいでよかった。 たのしいことも沢山あったけど、関わる人が多くなるにつれ気にかけることが多くなってきて、やりたいことができなくなった。 濃すぎる絡みは得意ではない。 リプはたくさんいらない。 疲れたのでやめた。

          乾燥で喉が砂漠

          大海

          パッと思いついた今年やりたいこと 部屋に地球儀を置きたい 気球に乗りたい 砂漠に行ってみたい なぜ理系に女性が少ないのか / 横山広美 OECD加盟国の中で大学・大学院における理系分野の女性学生の割合が最下位になってしまった日本。この現状を、環境要因や分野のジェンダーイメージ、親のバイアスや社会風土といった様々な観点から『データ』をもとに分析して問題を明確にしていく、という本。 感覚的になんとなく「そういう雰囲気あるよなぁ」という事柄を、はっきり数字やデータとして

          手のひら一杯の幸せ

          実生活が忙しいと読書量も増える不思議。 副査の先生方から真っ赤になって帰ってきた論文の修正をして、なんとか最終版の学位論文を仕上げることができた。来週の公聴会でまた修正が入るかもしれないけれど。 指導教授からの「これで結構です」という言葉の安心感よ。完全に、完璧にミスのないものを作るのは不可能なので、できるだけできるだけ、甘えすぎずできるだけでよいのだと、自分に言い聞かせながら取り組んでいました。これでひと段落かな。あとは来週の公聴会をどうにか乗り切るだけ…乗り切れるのだろう

          手のひら一杯の幸せ

          初夢は回転寿司

          昨年末年始の食べたい放題について すき焼き大会 ×2回 蟹鍋パーティー 餃子大会(二人で51個) トマトソースパーティー (ペンネ・アマトリチャーナ/イタリアンたまごやき) 手巻き寿司大会 日本酒日本酒赤ワイン日本酒日本酒… 年末年始のやりたい放題で体重が+1kgとなっていました。誤差範囲誤差範囲…。 正直、もっと肥えていると思っていた。自分は太りやすいと信じ込んでいたけどそうでもないのかしら。そういえば最近は肌の調子も安定している気がする。でも油断するところんころんにな

          初夢は回転寿司

          いつか笑い話になればいい、とよく思っている。 誰かに頼んだわけでもないのに気づいたらこの世に生まれていて、悪いこともせずただじっと息をしているだけなのにお金がかかる。一人で生きることはほぼ不可能で、別の人と関りを持たないといけない時が必ずある。普通の人なら安心だけど、平気で悪態をついたり尊厳を踏みにじってきたりする人に当たることもあるので、そんな時は最悪だ。 何かを望んでもうまくいくことの方が少なく、望んだとおりにならず悲しんだり諦めたり悔しがったりして涙を流すことがほと

          冬は椿

          年末年始にあったこといくつか。 歯医者さんのクリスマスプレゼント 今年の頑張ったことの一つである歯医者さん通い。 恥ずかしながら、子どもの頃から歯医者さんが苦手で苦手で、高1くらいからずっと行くのをサボっていました。 その結果、いくつかの虫歯とその中でも悪化してしまった歯の根の治療のため、週に一回一年近く通うことに。サボった代償は大きい。 歯医者さんのあの、キーン、キューンっていう音を聞くだけでおしりがむずむずしてくるこの感じ。あの音って消せないのかしら。 治療は、適

          冬は椿

          長い足の蟹を眺める夢

          たべたいものリスト お酒を2升 餃子 まいどさんのもつ煮 すき焼き なめろう ちょっとお蕎麦 蟹 お雑煮 だし巻き卵 太田胃散を片手に飲みたい放題をしたい年末年始。 就職活動をして、海外出張をして、(ありがたいことに)講演の機会がたくさんあって、とても活動的だった今年。 宿や新幹線の予約、かっちりしたメールを短時間でたくさん書けるようになりました。 自分は今後、どうやって/何を大事にして生きていきたいかな、ということを考える時間が多かった気がします。 自分のやりたい生

          長い足の蟹を眺める夢

          2022年に読んだ本

          ジヴェルニーの食卓/原田マハ あなたは、誰かの大切な人/原田マハ しない/群ようこ そして生活はつづく/星野源 働く男/星野源 よみがえる変態/星野源 ごはんぐるり/西加奈子 まにまに/西加奈子 ポトスライムの舟/津村記久子 つんつんブラザーズ/森博嗣 喜嶋先生の静かな世界/森博嗣 そういうふうにできている/さくらももこ 鳥類学者 無謀にも恐竜を語る/川上和人 一汁一菜でよいという提案/土井善晴 エッセイ多めの今年。 西さんの文章がだいすきです。日常をちょうどよく切り取って

          2022年に読んだ本

          海外出張準備 後半戦 +おまけ

          初ヨーロッパ、行ってみよう、と決めてから翌月。 いろいろと不慣れな状態で、指導教授にいろいろ教わりつつゆっくり準備を進めていきました。 また、使える研究費の額と相談して、せっかくヨーロッパ行くなら可能な限り長く滞在してもいいんじゃない?と思い始め、ウィーン1週間に加え、教授と強いつながりのある、アウグスブルクにもちゃっかり1週間滞在する計画となりました。 渡航前準備 渡航前、よく確認したページは次の通りです。 厚生労働省 水際対策 厚生労働省 【水際対策】出国前検査

          海外出張準備 後半戦 +おまけ

          海外出張準備 前半戦

          2022年9/5(月) ~ 9/18(日) の2週間、 ウィーン(オーストリア)とアウグスブルク(ドイツ)にそれぞれ1週間ずつ出張に行ってきました。 コロナ禍で、尚且つ私自身初めての海外出張だったということで、あれこれ記録しておこうと思い書き始めている次第です。 私の情報は次の通り。 学年: D3 (博士後期課程3年) 専攻: 数学、特に微分幾何 備考: 国内旅行でさえそんなに行かない、どちらかというと家にこもっていたい。英語を話せる親戚がいるだとか、幼少期に海外滞在してい

          海外出張準備 前半戦