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ロゴがある3つあるコーヒー屋

24coffeeにはロゴが3つ存在します。
3つある事に深い意味は
これっぽっちもありませんが、
一つずつに自分の考えや思いを
ぶち込んでいます。
どれも大事で思い入れのある
大切なものです。

この記事では初代のロゴについて
記したいと思います。

そもそもロゴを作ろうと
言い出したのは当時、
・焙煎がしたすぎて頭がどうにかなりそうだった
・販売した利益で新しい生豆を仕入れたら
 一生焙煎ができるという事に気付いた
・自分のロゴ(ブランド)って洒落てね?っという中二病的思考に囚われていた

そんな感じやったように思います。
当時はひらめいたような感覚を持ちましたが
今となっては控えめに言って焙煎したい欲で
すでに頭がどうにかなっていたのでしょう。

そもそもロゴってどうやって作る?
という所からスタート。
どうやって?っというのも
自分はPCはおろかスマホも連絡手段
程度にしか使えない野郎なわけで、
手書きでいいものなのか?スタンプ?
由来は?意味は?
デザイナーさんに頼むものなのか?
頼むとしたらどんな感じでするのか?
値段は?相場は?どこに頼む?
どうやって頼む?
何が分からないのか分からない状態。

一つ調べては△、調べては×。
手書きは自分の絵心にどん退きしたので×。
デザイナーさんは相手とのコミュニケーションの必要性があるので即 却下。
もうこの時点で自分が出来そうで
残された選択肢は全て途絶えました。

しっかりお得意の「めんどくせぇ」が
出た頃、
画像の編集が出来る友達にたまたま再会し、
お願いできる事となりました。
編集と言っても
”PowerPointで線が引ける”
当時の自分はこの人天才や、
絶対いいものが出来る。
っと確信。それ程、無知な所からのスタートでした。

まずどんなデザインがいいか。
・シンプル
・一目でわかる
・日本語
・イケてる
気持ちの部分
・焙煎がしたい
・販売の利益で焙煎したい
・ずっと使えるものがいい
こうして並べてみるとなんて
薄い内容でしょう。我が目を疑います。

そして薄い内容がゆえ
全く決まらず完全に頭を抱えておりました。

そこから様々な企業さんの情報を見漁り
デザインだけでなくその背景にある
企業の理念やコンセプト等、
熱い思いや信念等を拝見する中で、、
凄すぎてお腹いっぱいになりしっかり挫折。
めんどくさくなって思考停止。
なんでもよくなり袋に”コーヒー”と
書いて販売。をしていました。

ちょうどその頃、親戚のおっちゃんが
がんで亡くなりました。50後半くらい。
大好きなおっちゃんの自分への最後の言葉は
「西家の名を絶やさんでくれなー」でした。
これは兄姉、親戚の子供は
全員女の子っという事で
本家の長男としてはそこが
心残りだったのでないかと考察。

お葬式も終わり
さてロゴを”作らないといけない”っと
思った時おっちゃんの言葉を思い出しました。
リアクションでありがちな「はっ!!!」。
西の名を残すというのは、
お店にしたらずっと残るんじゃないか。
おっちゃんが言いたかったのとは多分
違うけど、それはそれこれはコレ。
家族や親戚が集まれる場所が
コーヒー屋でいいんじゃないか。
店が出来たら暖簾と表札にはそのロゴを使う。恨まれたら嫌やしなぁ…。
 
その思いを持ってからは衝動的と異常性で
まずシンプルで一目で分かって日本語でイケてる。なおかつずっと使える。を頭の隅に
全体像を書く。

イケてる西とCoffeeのフォントを血眼になり見比べる。
自分の思想をロゴにぶちかます
円とご縁をかけて漢字の周りに〇をする。

最初


自分未熟者やし綺麗な〇よりも
不完全で勢いある方が
面白いよな人生。って事で今の〇。
形やサイズや位置を少しずつ変えては
また戻してみたり何日も何時間もかけ
ようやく完成したのが今のタイトルにあるのもです。

PowerPointで線が引ける天才とこのロゴを
作ることがどれほどの障害があったか。

ただ大人の夢中ってこんなに最高なんかと
知ってしまったと感じました。

こうして初めて出来たロゴが西coffeeでした。
スピリチュアルっぽい文言ですが、
おっちゃんのくれた課題から何を学ぶか。
ただ焙煎したいという私欲から
ロゴが出来上がっていくという過程で、
家族の在り方、関わって下さる方への思い、
色々考えながら作成するロゴは
”作らないといけない”から”作りたい”に変わり、
コーヒーを通して何を伝えたいか、
存在意義のようなものが色濃く深く
明確なものになっていく時に
コーヒーは目的なのか手段なのか。
以下割愛。

少しずつ一歩進んでは
三歩下がるの繰り返しをしながら
少しずつ邁進しております。

よい一日を。                 西coffee

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