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これぞ「極」の味 道の駅で味わう鹿野

山口県周南市鹿野地域を応援する「まちづくり応援団えーる」団長のふみぞうです。
今回は、鹿野地域で生産される周南市のトップブランド「鹿野高原とん」と、国道2号線沿いにある道の駅ソレーネ周南に新規オープンした、鹿野高原豚を堪能できる食事ブース「鹿野BISTROビストロ丼」についてご紹介します。

「しゅうなんブランド”極”」の豚肉

鹿野地域の奥地、奥深い山の中で、飼育から生産までを行う有限会社鹿野ファーム。昭和58年に養豚事業を始め、豚肉そのままだけでなく、ハムやソーセージなどの加工品の製造・販売も行っている企業です。

鹿野ファームが生産する鹿野高原豚は、周南市の資源・特性を生かした「周南市ならでは」「周南市らしさ」「周南市の良さ」といった個性・魅力を持った産品として市が認定する「しゅうなんブランド」のひとつに選ばれています。

しかも、2018年度に行われたしゅうなんブランドの中から、“いちおしの逸品”を決定する総選挙で選ばれ、「しゅうなんブランド"きわみ"」の称号を手に入れた鹿野ファームの豚肉。

この豚肉は、スーパーマーケットや、国道2号線沿いの道の駅ソレーネ周南にあるお店で購入することができます。

スライスしたものだけでなく、加工品も販売されています

今回の取材でイチオシされた加工品は、鹿野高原豚の豚肉を100%使用したハンバーグ! お勧めの食べ方として紹介いただいた、煮込みハンバーグにして食べましたが、とてもおいしかったですよ。

お勧めされた豚肉100%のハンバーグ。よく火を通してどうぞ

スタッフ一丸になって作り上げた食事ブース

道の駅ソレーネ周南に、鹿野高原豚を食べられるブースが新たに設置されるという話を聞き、ビストロ鹿野農場の店長である益井さんに取材させていただきました。

鹿野BISTRO丼のブースと益井さん

益井さんは、2019年に鹿野ファームに入社され、工場勤務を経てビストロ鹿野農場に店長として配属されました。

道の駅ソレーネ周南の店舗内にあるビストロ鹿野農場のブース内で、調理前の肉の他、カツ丼や牛丼なども提供されていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響から施設内で弁当を提供する店舗が増え、競合先が増えていったのだとか。

そんなとき、外の軽食ブースに、テナントの空きができたことを知った益井さんは出店の申請を行われました。申請の認可が下り、次にどんな料理を提供しようかと考え始め、最終的に丼ものの提供を行うことが決まったそうです。

そこから1ヶ月、益井さんとビストロ鹿野農場のスタッフの研究が始まりました。

ブースで提供するメニューを益井さんが考案し、スタッフが味だけではなく、コストや作業工程数など、さまざまな視点から提供可能か否かを考え、最終的に16種類のメニューが選定されました。

「選ばれた16種類のメニューは、スタッフみんなで選んだ自信作です」という益井さんに、イチオシのメニューをおうかがいしてみると、それは「焼肉丼」なのだとか。

焼肉、というといかにもこってりして、どちらかといえば若者向けのイメージが強い料理のように感じられます。

しかし、鹿野BISTRO丼の焼肉丼は、和風だしを使うことで、若者だけでなく高齢者にも楽しんでもらおうというコンセプトで作られています。

また、カツ丼など揚げ物を用いる料理に比べ、料理の待ち時間も少なく済むため、出来立ての味を短時間で提供することができるのも、お勧めの理由なのだとか。

最初の取材日はオープン前のため、まだ料理を口にすることはできませんでした。
そのため、オープン後に再度お客として訪れてみようと思い、いったんその日の取材を終えることにしました。

実食

鹿野BISTRO丼のオープン後、改めて食事に行ってみることにしました。
取材で料理のことをうかがったためか、実際に食べてみたい! という気持ちが高まったことと、せっかくなら自分の舌でどんな料理なのか体験してみたい、という気持ちがあったからです。

自分は益井さんお勧めの焼肉丼、一緒に行った妻はロースかつ丼を注文。

当面の間、ブースは益井さんが取り仕切っていらっしゃいます
お勧めの焼肉丼
看板のトップを飾るロースかつ丼も逸品です

まず感じたのは、豚肉のうまさでした。
特に、脂身は甘さを感じるほどで、ロースかつ丼ほどの厚みのある肉でも、簡単にかみきれるほど柔らかく、もうこれだけで他の肉とは一線を画していることを感じました。

自分の注文した焼肉丼は、一言でいえば「やさしい」味付け。焼肉と言いながら、想像されるような脂っこさやこってりさもなく、取材でうかがったとおり、高齢者でも十分に味わえると感じました。

逆に、どっしりと肉や米を堪能できたのが、ロースかつ丼でした。
鹿野BISTRO丼は、肉だけではなく、米も鹿野地域で収穫されたものを使用しています。高原で育った鹿野の米もまた、文句なしにおいしい炊きあがりで、どっしりしたカツとともに食べると、箸を止めたくなくなるおいしさです。

スタッフ一丸になって考案されたメニューを、しっかりと堪能させていただきました。

道の駅ソレーネ周南に立ち寄ってみませんか

鹿野BISTRO丼は、当面、水曜日以外の10時~15時の間、営業します。

使い捨て容器に入れて料理が提供されるため、ブースそばのテーブルで食べるだけでなく、ソレーネ周南の背後に流れる夜市やじ川を眺めながら食べたり、お気に入りのスポットまでドライブしてお弁当にしたり、いろいろ楽しめそうですね。

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