今はまだ「慣れている」という感覚が恋しい
コロナ療養が終わり、明日から社会復帰。
一昨日くらいからかなり元気になり、昨日と今日に関してはボーナスタイムでしか無い。
強いていうなら咳と鼻水はある。あと下唇のヘルペスも普通に痒い。けれど元気だ。
今の会社に入社したのが11月半ばだったから、1ヶ月経たずに1週間も休んでしまった。
有休消化期間にあんなにたっぷり休んだというのに、またこんなに休んで…
休みというのはもちろん嬉しいけれど、休みに飢えてない時の休みってなんかちょっとモヤモヤした。
「仕事に行きたい」とは違うんだけど、なんかずっとソワソワして、モヤモヤして、
「あーもうなんだろうこの感じ?」って頭の片隅で考えていた。
その答えは恐らく、今の私の1番の願望が「仕事に慣れたい」だからなのだと思う。
休みたい!よりも、仕事に慣れたい!が勝っている。
やっぱり慣れない環境というのは本当にストレスだ。
少なくとも私は何よりもストレスを感じるみたい。
周りの人は優しいし、仕事内容自体も前職の経験のおかげで全く出来ないってわけではない。
だけど、生活リズムも周りの空気も取引先もスケジュール感も、当たり前にまだ慣れない。
去年の実績データの話をされても分かるわけないし、どんなものを求められているのかも勉強中だから分からない。
任せられている仕事が少ないから、時間が経つのがすごく遅く感じる。
休み明けの会議に、どんな顔をして出たら良いのか分からないというか気まずい。
慣れない、分からない、時間が経たない、気まずい。
それが超ストレスなのだ。だからさっさと慣れたい。
だけどこの私の願望が難しいことであることは頭でよーーーく分かっている。
時間が経てば、嫌でも慣れると知っている。
どうせ数ヶ月後には解決する悩みなことも分かってる。
去年の実績データを私が分かるわけないことも、求められているものをすぐに差し出せるなんて思われていないことも、
やってるうちに仕事が増えていくことも、
休み明けの会議に堂々と出れるほど私がこの場に慣れていないことだって、職場の他の人たちが理解しているって、分かってる。
「分かってる、仕方ない」っていう気持ちの上で、「早く慣れたい」という焦りから色々ストレスを溜めてしまっていた。
それで免疫もここまで落ちちゃったんじゃないかと…
戻りたいとは思わないけれど、時々前職が恋しくなる。
その場にいる人のことが誰でも分かって、社内のことを知り尽くしていて、前年や前々年の話が出来て、仕事の流れが何から何まで分かる。
周りの人も皆、私がどんな人間か知っているし、それが当たり前の世界。
手の空く時間はほぼ無いけれど、淡々と作業が進められて、片手間でも仕事が出来てしまうようなあの感覚。
「慣れている」というあの感覚が、すごーーーく今は恋しいのだ。
隣の部屋でリモートで会議に出まくり、言いたいことをバシバシ言っている彼が、とても羨ましく思ってしまうほどに。
新しいことに挑戦したくて転職した。
「こんな日々つまらん!成長してない!」って自分で自分をこの場所に引き上げたのだから、そりゃあ我慢するしかないのは分かるけれど。
とりあえず少しでも早く多くの仕事が欲しい。
タスクをこなすうちに時間もあっという間に過ぎて、忙しさと充実感を感じて、
その場にいることが自然になりたい。
今はただ、そんなどうせ叶うような、願っても仕方ないことを願ってしまっている。
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