大人になったら勉強が楽しくなった
最近になって、「趣味や勉強にお金を使うことの気持ちよさ」を覚えた。
大人は楽しいよ、という記事を書いたのだけど、最近は以前にも増して「楽しい〜!」が増えている。
その理由のひとつは、韓国語教室に通い始めたことだ。
noteに散々記事を書いているように、今年のゴールデンウィークに韓国ドラマにハマった。
あまりのハマりっぷりに自分でも怖くなり、「ドラマを観るだけじゃクズになる…」と謎の焦燥感に掻き立てられた私は独学でハングルを学び、多少の文法やドラマでよく使われる短文を気まぐれに調べて覚えたりしていた。
数ヶ月経って、ドラマを観る時間は少しずつ減っていったけど、代わりに韓国語を学びたい気持ちだけが残っていたので遂に踏み切った。
勉強を今までちゃんとやってきたことのない私は、独学である程度ハングルが読めるようになったことや、ちょっとした文法がわかるようになっただけで超いい気になっていたので正直教室に通うかとても迷った。
「新しい事に挑戦するのってちょっと面倒くささあるし、もう少し独学でやるのもアリだよな〜。
何より当たり前だけどお金取られると思うとちゃんと考えなきゃな〜。」
そんな風に迷いながら動けずにいた中、「韓国語教室に通ってみたい、という気持ちがある以上、通ってみないとこの気持ちがずっと残り続けてしまう」という永遠ループが想像できた瞬間にちゃんと考えもせずさっさと教室のカウンセリングを予約して、あっさり契約していた。
通い始めて今1番に思ってることは、
お金払う価値、大いにアリだわ…!
ということ。
お金を払ったことによって、勉強の質が爆上がりした。
教室に通い始めたことによって生まれたメリットを簡単にまとめると、
①独学で知り得なかったことを
いとも簡単に知れる
これは独学をした後だからこそ実感したこと。独学だと自分の知りたいことを調べに行き、調べたことの答えしか知ることが出来なかったが、先生(しかもネイティブ)から教えてもらえる内容は私が思いもしなかったことだったりするからありがたいと思う。
②先生からの指摘があることによって
自分の出来ていないことが明らかになる
これは初授業の時に痛感したのだけど、発音の練習は特に人間相手じゃないと出来ない。自分の発音が合っているのか、惜しいのか、全く出来ていないのか。独学では知り得ないのだ。
ちなみに韓国語には普通の発音以外に濃音と激音というのがあって、これがだいぶ難しい。
例えば普通の発音「タ(タとダの間)」が、濃音だと「ッタ」、激音だと「タ!」みたいな感じなのだが(かなり無理がある説明)、これが出来な過ぎてかなり苦労した。
以下:先生(👦🏼)と私(👩🏻)
👦🏼「これの発音はッタ、です。」
👩🏻「ッタ?」
👦🏼「それは、タです。ッタ、です。」
👩🏻「………ッタ?」
👦🏼「いえ、それはタ!です。ッタ、です。」
👩🏻「ッタ」
👦🏼「違います。ッタ、です。」
👩🏻「……………ッタ???」
結果、宿題になった。
③「先生に教えてもらっている」
「自分のお金を使っている」という
あらゆる責任感からやる気が倍増する。
私は小学生の時英会話教室に通って挫折した経験があるのだが、その時と比べてこれは特に実感する。
自分から通いたいと言った英会話も、教室に行って授業を受けて宿題を出されて…宿題めんどくさいやりたくない〜!という流れで嫌になって辞めてしまったのだけど、
今は「自分のお金で通っているのだから、少しでも自分のスペックに変えなければいけない」とか、
「先生との時間は限られているのだから、なるべく多くのものを吸収しよう」とか。
ある程度のクオリティを求める力が働いてやる気が出る。
あとはマンツーマンなこともあって、「先生も頑張って教えてくれてるんだから期待に応えなきゃ…!」みたいな気持ちも出てきて頑張っちゃったりする。
こんな感じで、独学の時とは比べものにならない程やる気も精度もかなり上がった。
今となっては「お金を払ったのだから当たり前」かもしれないけど、「お金を払うこと」に躊躇していた私には、こんなにちゃんと学ぶ自分は想像出来なかった。
趣味だろうが勉強だろうが、自分のやりたいと思ったことには責任を持って「自分のお金」を払う方が良い。
親のお金で通っていた英会話とは、比べものにならない。
学生時代、勉強に興味はなかった。思えば高校を卒業してから勉強らしい勉強をしたことは無くて、勉強しなくったって何も困らないんじゃん、とか、勉強に何の意味があるんだ?とか思ったこともあった。
だけど社会人になってからは、そう思わなくなった。
海外旅行に行く前にその旅先の土地感や歴史などの知識をある程度入れておくこととか、英語が少しでもわかることとか。
必要かどうかは別として、「知識」というものがいかに自分を豊かにしてくれるかを思い知らされることを何度も経験した。
昔は歴史なんて興味もなかったけど、今ではオリラジのあっちゃんのYouTubeを観ては歴史の面白さに「何で今までちゃんと勉強しなかったんだろう?」と思うし、
東大王を見て、子供の時は「勉強ばっかりして大変だろうなあ」って思っていたのに、「こんなに何でも知ってたら人生楽しいんだろうな〜羨ましい〜」って思ったり、
勿体ないことに義務教育をすっかり終えてから「勉強するのっていいなあ」と思うようになってしまった。
お金を稼げるようになってから、欲しい物を買うことや好きな人とご飯を食べることだけにお金を使っていたけど、
知識を得ることとか、経験のためにお金を払う事って思っていたより物凄く気持ち良い。
一生懸命好きな仕事をすることも、未来に向けて貯金することも大切だとは思うけど、自分だけにお金と時間を使える時期はそう長くは無いだろうから、
学びたいことも、趣味に関しても、
こういうお金の使い方は大切にしていきたいと思うし、迷っている人がいるなら背中を押したいと思う。
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