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よみ人しらずの詩
2022年11月18日 21:45
誰もが意見を発信できる現代社会には、低俗な批評家がのさばっている。何よりも問題視すべき点は、多数派の意見が専門家の意見よりも正当性を持つという風潮であると考える。客の意見が膨れ上がった社会では、数に従属しなければならない。心身の成長期にそんな社会に生きた我々は、見えない客に目をつけられないように、同じような意見を発信し、同じような服を着て、同じような建築作品を量産することが社会を生きる処世